J・クレスウェルはMIRAから出ている二作品を読んだだけですが、どちらも面白かった
ので、この作品も発売早々に買ったのに、お楽しみは後に〜で、お取り置きしておきました。
15歳の時に母親殺害の冤罪を着せられたマギーは、7年前に刑務所から脱獄して以来、
各地を転々としながら逃亡生活を送っていたが、ウェイトレスとして働いている
フロリダのバーで、母親殺害の事件の捜査に加わっていた刑事のショーンと
出くわし、反射的に逃げ出す決心をしたが・・・・。
この本のカバーに書かれているあらすじでは「カリフォルニア州のバーで働く」と
なっていますが、正確にはフロリダです。どうなってんだかなあ・・・( ̄д ̄)
え〜(笑)肝心のストーリーですが、冤罪ものは辛いなあ〜やっぱり。事件当時
新米警官として捜査に加わっていたヒーローが、その時の捜査事情をヒロインに話して
聞かせるのですが、当時有罪確実のレイプ犯が無罪になったばかりで、その事に対する
担当刑事の怒りの矛先がヒロインの事件に向けられたような状況で、入念な捜査も
ろくに行われないまま、目撃者の証言すらその刑事の判断で抹消されてしまい、
結果ヒロインの有罪が確定してしまったという事実のあまりの理不尽さに憤りを
覚えました。ヒーローは当時若くて力の無かった自分の無力さを悔やんでいて、
ヒロインの犯人探しに力を貸す事になりますが、このヒーローも相棒の死と離婚を
経験したばかりの燃え尽き症候群的な状態で、ヒロインを助ける事によって贖罪を
しながら生気を取り戻していく・・みたいな感じなのかな〜となんて思いつつも、
そのあたりは浅い描かれ方だったせいか、ヒーローの個人的な問題はいつの間にか立ち消え
になっていました。キャラ的にも至ってノーマルだし(笑)、何だか呆気ない感じだったなあ。
ヒロインはとても逞しい反面、人生の大半を人に傷つけられてきたので、ヒーローに
対してなかなか心を開けないのですが、失ってしまったものを思って思い切り泣いた後に、
自分の人生を取り戻すべく闘う決心をする一方で、ヒーローを巻き込みたくないと
気遣う優しさ見せたりと、そのあたりはとても良い感じで描かれていました^−^
惜しいのがヒロインを雇うバーの女性オーナーの存在かな〜。存在感があって、どうにでも
活かせそうなキャラだなあ〜と思ったのに、サスペンスが決着に向かうにつれて、犯人の
心理葛藤がメインになってしまったので、全く活躍無しだったのが思惑外れでした。
説得力に欠ける面が少なからず見られるので、サスペンスのプロットそのものは
詰めの甘さを感じちゃいますが、犯人の心理はきちんと描かれているし、全体的には
そこそこ楽しめる内容だと思います。私的には、前半のバーのシーンあたりを削ってでも、
エピローグにもう少しページを割いて欲しかったなあ〜と。ヒロインが冤罪という酷い目
に合っただけに、その後の幸せぶりをしっかりと読みたい気持ちがあって、そのあたり
にも少し物足りなさを残した感じですが、大きく外さなかったのでヨシとしておこう(笑)
- 2006/05/31(水) 20:47:33|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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コメント:2
こんばんは〜。
冒頭こそヒロインにアイタタタ・・・(^^;)と思いましたが、お話は面白かったです。ヒーローは刑事としてどうよ(^^;)?と思うとこもあるけど熱さでカバー?(笑)
誕生日プレゼントに泣きました。
真犯人も意外といえば意外ですが、でも妙に納得!でウマイなぁって感じです。
- 2006/05/31(水) 22:02:25 |
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- まあこ #6/34PU6. |
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まあこさん
こんにちは〜、再び^−^
ヒロインの境遇はイタイなあ〜(><)ヒーローは優しかったですね^−^
刑事としては・・・どうなんだろ?(苦笑)と思いつつも、
熱くて(笑)優しくて真摯な感じが良かったですね^−^
>誕生日プレゼントに泣きました。
泣けましたよね〜。必死でラッピングしているヒーロー
の姿が微笑ましかったです(笑)
>真犯人
あの流れは凄く巧みでしたね〜!驚かされつつも、納得の結末でした^^
- 2006/06/01(木) 12:19:49 |
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- 凛 #- |
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