Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

Smooth Talking Stranger

来年の春に刊行予定のリサ・クレイパスの新作。コンテンポラリーの三作目ですが、「夢を見ること」や
「Blue-Eyed Devil」のスピンかな?順々に翻訳される事を願いつつ、とりあえずハーディに会いたいな(笑)

Smooth Talking StrangerSmooth Talking Stranger
Lisa Kleypas

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  1. 2008/09/30(火) 23:33:35|
  2. リサ・クレイパス|
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更新遅滞のお知らせ

いつも遊びに来て下さり、ありがとうございます〜(^^)最近はすっかりとレビューが遅れ気味になっており、
恐縮の限りですが、諸事情により10月半ばあたりまでは更新が更に遅滞します(^^;)空いた時間の中
で読書はしていますし、レビュー待ちの本も数冊あるので、完全にストップする事はありませんが、ペースは
今よりも落ちると思います。気にして下さる方がいられるかは正直謎ですが(笑)、一応お知らせまで〜(^^)

  1. 2008/09/30(火) 23:32:37|
  2. お知らせ&ご挨拶|
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恋人たちのゲレンデ

ケイ・フーパーの新刊。昨年出た「ラプンツェルの秘密」に続いて、「Bantam Loveswept」の作品ですね。

学術研究員のCJは恋愛に全く興味を持てず、仕事に打ち込む日々を送っていた。そんなある時仲良しグル
ープのメンバーの一人が結婚する事になり、結婚式が行われるスキー場へやってきたが、CJにも相手を
見つけようとする友人達をかわそうとしたCJは、偶然出会ったフェイトを恋人に仕立て上げてしまい・・・。

「ラプンツェルの秘密」よりも今作の方が好きですね〜。息抜きにもってこいな軽さも良いけれど、キャラが
好印象だし、難しい事は一切無しで、ただただシンプルにロマンスを楽しませてくれる作品でした(^^)

ヒロインのCJは図書館に勤務する学術研究員。友人の結婚式に参列すべく、仲良しグループのメンバーと
一緒にスキー場を訪れますが、ひょんな事からそこで知り合ったフェイトを恋人に仕立て上げてしまいます。
学問一筋で洒落っ気もほとんど無い上に(でも本当はかなりの美人)、異性に興味も無いという設定のCJ
ですが、自分のスタンスをちゃんと持っていて、しっかりとした性格でもきつかったり尖ったりはしていないし、
マイペースなタイプのせいか、友人達がついお世話を焼いたり、その夫達が保護欲満々になってしまうのも
何だかわかるような感じがしたと言うか(^^)そんな中フェイトとの出会いによってCJ自身が変化していく様
や恋する事で戸惑ったり、考えたりするCJの気持ちの動きを手堅く読ませるあたりや短いページ数の中で
も、CJのキャラ描写がきちんと行き届いているのが良かったと思います。中々良い感じのヒロインでしたね。

ヒーローのフェイトはロッジに滞在している弁護士ですが、自分の事を恋人だと偽ったCJに惹かれ、お芝居
に付き合う事にします。このフェイトですが、一目惚れのメロメロなヒーローそのものといった感じでしたね。
馬鹿げた作り話やニンマリとさせられつつ、状況を利用して楽しむ姿からは大らかさや温かみが感じられて
良いし、CJの事をちゃんと見て理解している事や凄く率直だけれど、自分の気持ちを押し付けない姿勢も○。
知性やユーモアのセンスがきらっと光る、雰囲気の良いヒーロと言えるかな〜。素敵だったと思います(^^)

友人達にフェイトを恋人と偽ってしまったCJは、そのまま芝居を続ける事になりますが、フェイトと一緒に過ご
す内に段々と惹かれていきます。ストーリー自体はあって無いようなものと言うか(笑)、とにかくややこしか
ったり、細かい事は抜きで、気張らずに甘くて可愛いロマンスを堪能出来る内容でしたね。でも良い意味で
軽いストーリーの中にキャラがしっかりと立っているし、脇役達の存在も良い具合に盛り立てていたかな(^^)
文庫と文庫の合間に一息つく感じで読んでいたHQからすっかりと脱落している身には、この軽量感や穏や
かな愛らしさが息抜きになると同時にほっこりと和ませてもらいました。こういう本も必要だな〜と実感です。

ケイ・フーパーと言うと、やっぱり「The Bishop/Special Crimes Unit Series」が気になる所だと思いま
すが、ちなみに12月にはシリーズの新作「Blood Sins」が発表予定との事です。翻訳の方はどうなって
いるんでしょうね〜(扶桑社さんじゃ無いけれど・笑)前作がいつ出たのかが思い出せないくらいだわ(^^;)

恋人たちのゲレンデ (扶桑社ロマンス フ 34-2) (扶桑社ロマンス フ 34-2)恋人たちのゲレンデ (扶桑社ロマンス フ 34-2) (扶桑社ロマンス フ 34-2)
ケイ・フーパー

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  1. 2008/09/26(金) 01:16:58|
  2. 扶桑社|
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77777HITS御礼&キリ番申告締め切りのお知らせ

サイトのカウンターが知らぬ前にキリ番に到達していた模様です(ちなみに管理人はお友達からのメールで
知ったという有様でして・・・(笑)感謝感謝です(^^))。いつもご愛顧頂き、ありがとうございます。今後も
マイペースに緩々としつつ(笑)、楽しくやっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて。キリ番ですが、77777と前後賞の77776、77778を踏まれた方は、「Kiri Plan」のページ内に
設置してあるメールフォームからお知らせ下さいませ。申告締め切りは9月27日(土)です。日付が変わる
まで受け付けておりますので〜。お心当たりのある方は是非ご一報下さい。よろしくお願い致します(^^)


  1. 2008/09/24(水) 00:31:35|
  2. お知らせ&ご挨拶|
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真夜中を過ぎても

シャノン・マッケナの新刊。「McCloud Brothers Series」の四作目にして、ショーンのお話ですね〜(^^)

15年振りに故郷に戻ったリヴはオープンしたばかりの書店を何者かによって放火されてしまった。そんな
リヴの元にかつての恋人ショーンが現れ、ショーンの双子の弟ケヴィンが絡んだ、15年前の一方的な別れ
の真相を知らされる中、リヴを付け狙うストーカーから逃れるべく、二人は行動を共にする事になって・・・。

シリーズの新たな方向性を感じつつ、巧みに練られたストーリーは、マッケナらしいカラーや質感が色濃く
出た内容で読ませましたね〜。そして私的にはショーンの物語として印象に残る部分が大きい作品でした。
一応お知らせを。以下ネタばれアリですので、未読の方はスルーかバックされる事をお薦め致します。

ヒロインのリヴは地元の名家の一人娘。故郷に戻って書店を開いた所、何者かによって放火されてしまい、
かつての恋人のショーンと再会します。このリヴですが、いかにもお嬢様的な良い子ちゃんというわけでも
無く、性格的にしっかりとしていて逞しいヒロインと言えるかな〜。異常なまでに支配的な家族と対等にあろ
うと踏ん張るし、緊迫した状況下において、肝っ玉の据わった動きを見せる事が出来るのもまさにあっぱれ。
でもその一方で、ただ強いばかりでは無く、危険の迫る現状やショーンとの再会で揺れ動くリヴの心模様が、
感情が表に出た言動や胸中での葛藤を絡めつつ確かに描かれていて、とりわけ過去ショーンとの別れで、
リヴがいかに深く傷ついたかという部分にはやるせないものを感じましたね。またショーンに対して向き合っ
ていく中、ショーンを信じて理解しようとする気持ちが、リヴの真っ直ぐさと共に着実に窺えたのも良かったか
な〜とも。私的にはマーゴットが一番好きなのですが(笑)、内面の強さがよく出たヒロインだったと思います。

ヒーローのショーンはキックボクシングのインストラクターで、15年前に別れた恋人のリヴの事をずっと密か
に見守っていましたが、リヴの帰郷と事件の件を聞き付け、会いに行きます。いや〜、私的に今作はショーン
中心に読み込んだ感じと言うか。過去作品においても、節操の無い女好きで(笑)、お手軽なイメージが強か
ったショーンがどういう表情を見せてくれるのか興味深々だったんですよね〜。口が軽くて後先考えずに行動
を起こしては面倒に巻き込まれるトラブルメーカーで感情が表に出やすい性質だけに、ある意味わかりやす
いと言えるかな。そんな中、リヴとの別れやケヴィンの死によって、ショーンが自分自身や人生に価値を見い
だせずにいる虚しさや心の闇の部分が、切なさや痛みを滲ませながら深く描き出されていると同時に軽くて
調子の良いうわべの態度との鮮明な対比にはグッとくるものがありましたね。またケヴィンという片割れを失
った事による喪失感やその一方でどこかケヴィンの死を完全に受け入れきれないショーンの複雑な心模様が
とりわけ印象的で、リヴの事がずっと好きで、近況を追い続けていた事や見え見えのパスワードのエピソード
とかもショーンの一途さが見て取れて良かったのですが、私的にはリヴとのロマンスや関係性よりも兄弟の
中での位置やショーンの生き方に起因しているもの、そして普段表には出ない閉ざされた部分に強く惹き込
まれた感じでした。それでも私はデイビー兄さんスキーなんだけれど(笑)、ストレートなようでいて、様々な
感情を内包しているショーンの姿に強さと弱さを交錯させつつ、人間味溢れる様を力強く読ませましたね〜。

そして脇役の面々ですが、マクラウド兄弟を筆頭にお馴染みのメンバーが勢揃いでしたね。まずサイドスト
ーリーで描かれていたマイルズとシンディですが、男らしいや逞しさの中にもどこか少年っぽさが残っている
マイルズの魅力が光るのに対してはた迷惑で浅はかなシンディには正直ウンザリしたと言うか(呆)コナー
がブチ切れるのも大いに納得でしたわ。マイルズの想いが成就したのは何よりだけれど、シンディの魅力は
最後まで解せないままでしたね(^^;)マイルズが良いだけに、もうちょっと何とかならなかったのかな〜と。

続いてセスとコナーも相変わらずだし、マーゴットやレイン、エリンの登場もナイスでしたが、私的にはデイビ
ー兄さんの露出が多めで嬉しかったな〜(^^)マーゴットの妊娠にうろたえる兄さんとショーンのやり取りも
良かったし、自分とは真逆なショーンの無軌道な生き方に厳しい態度を見せつつも、兄として心配する不器
用な愛情が窺えるんですよね。兄さんはいつまでたっても兄さんだなあ〜と改めて実感したりも(^^)あと忘
れてはならないのがタマラ姐さんでしょう(笑)要塞でせっせとお手製ジュエリーに武器を仕込んでいられま
したが、毒舌振りも健在。更に兄さんが姐さんに朝食を食べさそうとするシーンや最後にはしっかりとブライ
ズメイド志願しているのにはニンマリでした(^^)悪役に関してもマッケナならではと言える、不気味なねちっ
こさがよく出たキャラ形成が見られて、キャラそれぞれが様々な個性をくっきりと立たせた絡み方も○でした。

ストーカーに捕らわれたリヴは危ない所をショーンに助け出され、15年前にケヴィンが関わっていた「ミッド
ナイト・プロジェクト」という実験を巡る陰謀が事件の背景にある事が明らかになり、二人はその真相を追う
と同時にケヴィンが遺した暗号を解こうとします。まずリヴとショーンのロマンスは展開が早く、のっけから
かっ飛ばしていたな〜(笑)ホット度マックスなシーンの数々に激しさと切なさ、そしてショーンらしい温度感
が混在した内容でしたね。ただ二人の感情面のやり取りとなると、前作や前々作の方がより深みがあった
ように思えたりも。それでも手ごたえはありましたが(笑)私的にはリヴよりもショーンの心情の方に傾倒し
た感じかな(^^)またショーンとケヴィンの対話(?)やデイビー兄さん&コナー、ショーンの三兄弟のやり取
りを通して、マクラウド家の辛く哀しい過去や兄弟達が背負っているものが改めて見える事、ショーンとケヴ
ィンの間にある特別な愛情と強い結びつきの切なさや深さは印象強かったです。あと事件面は脳科学者が
行う人体実験をメインに薄気味悪さを顕著に出しながら、ケヴィンの死の真相を絡めた筋立ても上手かった
と思います。シリーズの続きを楽しみにしつつ、マイベストはやっぱり三作目で動かずですが(ロマンス面
とヒロインに対する吸引力の差、サイドストーリーの微妙さによる所でしょうか)、内容的にはボリューム感
に対して最後まで勢いが衰える事無く、パワフルかつ細やかな筆致で描かれている充実の一冊でした(^^)

次回作は「Extream Danger」。コナーの元同僚のニックのお話になりますね。単発作品の「Return to
Me」と揃って翻訳が決定しているそうで何より(^^)更にこの秋に刊行される新作の「Ultimate Weapon」
では、遂にタマラ姐さんがヒロインになるみたいです。そしていつかケヴィンが登場する事を期待だな〜(^^)

真夜中を過ぎても (二見ザ・ミステリコレクション マ 14-5) (二見文庫 マ 14-5 ザ・ミステリ・コレクション)真夜中を過ぎても (二見ザ・ミステリコレクション マ 14-5) (二見文庫 マ 14-5 ザ・ミステリ・コレクション)
松井 里弥

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  1. 2008/09/21(日) 23:59:29|
  2. シャノン・マッケナ|
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キリ番のお知らせ

ちょっと早めですが、サイトのキリ番について告知させて頂きますね〜(^^)

今度のキリ番は77777となっておりますが、77777をもちまして、キリ番企画の方を暫くの間お休みさせて
頂く事にしました。なので(?)、今回は77777に前後賞もプラスしたいと思います。サイトにお越しの方で、
カウンターの77776、77777、77778を踏まれた方は、サイトのコンテンツの「Kiri Plan」のページに
飛んで頂き、メールフォームからご一報頂ければ幸いです。管理人が折り返してご連絡致しますね(^^)

カウンターがキリ番に近づいてきましたら、またお知らせしたいと思っておりますが、何せぼさーっとして
いる、万年後手後手人間ですので(^^;)カウンターチェックの方、どうぞよろしくお願い致します(^^)

  1. 2008/09/18(木) 23:58:32|
  2. お知らせ&ご挨拶|
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子爵が結婚する条件

お初作家キャロライン・リンデンの新刊。本命本に取っ掛かって放置してしまう前に着手してみました(^^)

父親に勘当されて貧窮しているスチュアートは、裕福な女性と結婚すべくスーザンという令嬢に目をつけ、
指輪を渡して求婚を済ませた。だがスーザンの叔母で後見人を務めるシャーロットが現れ、大反対の姿勢
を見せた事から諦めたスチュアートは、ある晩指輪を取り戻すべくシャーロットの家に忍び込んだが・・・。

ライムさんの本は私的に当たり作が多いのですが、今作はパッとせずだなあ〜(^^;)ストーリーも割とあり
がちだし、それは別にしても他に売りポイントが見当たらない内容と言うか。一読のみといった所ですね。
以下ネタばれアリで書いていますので、未読の方はスルーもしくはバックされる事をお薦め致します〜。

ヒロインのシャーロットは伯爵夫人。イタリア人の夫を亡くし、英国に戻って姪のスーザンと一緒に暮らして
いますが、スーザンに財産目当ての男が求婚している事を知ります。このシャーロットですが、どうにも苦手
なタイプでしたね(^^;)恋愛経験豊富で世慣れしている面はさておき、スチュアートを追い払おうと噂を脚色
して広めるように謀ったり(いくらスチュアートがどうしようもないとは言え)、銃を持ち出してのヒステリックな
行動や家の警備を怠り、泥棒の好き放題にさせていた危機感の無さには、呆れるばかりと言いますか(苦笑)
感情が先走って冷静に判断が出来ないし、物事に対する見方が狭くて一面的なので、正直賢さは感じられ
ずでした(^^;)また父親に家を追い出された事や妻が別の男とベッドに入っているのを覗き見する事が好き
な夫との生活といったイタイ過去も上滑りしている感じで(いくら感謝しているとは言え、そんな事をさせる夫
との生活を最高の三年間だったと言う気持ちも私的に解せない)、キャラが浅いまま心に響いてこないん
ですよね。スチュアートとの関係も特別印象に残らず。魅力や美点がわからずじまいのヒロインでした(^^;)

ヒーローのスチュアートは子爵の孫ですが、不仲の父親から金銭的手当を断たれてしまった為、借金を返済
すべく、裕福な花嫁を探しています。シャーロットに続いて、このスチュアートも何だかなあ〜といった感じで
したね(^^;)自分の土地を持つ事を夢見ていたとは言っても、父親からの手当を当てにして農場を購入した
というスタンスには甘っちょろいものが見えるし、挙句の果てには財産持ちの花嫁を見つけて借金をチャラ
にしようと考えるのも、ある意味他力本願と言えるのでは(苦笑)自力で財を成したり、家の財産に頼らず、
抜け目なく自分の資産を増やすヒーローが少なからずいる事を思うと、楽なやり方を好んでいる安直な印象
は否めずだし、更にこそ泥をする下りのお粗末さとかも何とも・・・(^^;)父親との不和や出生に関する事実も
キャラに深みを持たせるという程でも無かったしな〜。それでも性格的には優しいんだろうし、シャーロットに
対しても自分の気持ちを隠さずにぶつかる率直さが見られましたが、ヒーローとしては何とも微妙でしたね。

脇役に関してもまた魅力が乏しいキャラばかりでして(苦笑)、中でもスーザンの愚かさや頭の悪さにはいさ
さかウンザリとしたりも(^^;)そんな中唯一ウェア公爵は割と良さそうな感じでしたが、今の所スピンは出て
いないみたいですね。あとシャーロットの友人のオペラ歌手やスチュアートの両親も各々個性が光る感じでも
無いし、主役の二人を囲んでのやり取りで盛り上がるわけでも無く、何か物足りない感じだったと思います。

家出したスーザンの行方を追うシャーロットにスチュアートは協力する事になりますが、シャーロットの家に
入った泥棒がスーザンを連れ去った可能性が見えてくる中、シャーロットの元にスーザンと一緒にいる男か
ら手紙が届き、男がスーザンと引き換えに、シャーロットの持つ何かを欲しがっている事を知らされます。
まずシャーロットとスチュアートのロマンスですが、性的緊張感を絡ませながらホットに描かれていましたが、
二人が交わす会話にウィットやユーモアのセンスといった特筆ポイントが無く、背景が人物造形に生かし
切れていない感じに思えたかな。ホットではあるけれど、それ以上では無かったです。そしてシャーロット
の夫の遺産が絡んだ事件面も特に興が乗ってこないし、展開的にもズルズルとまではいかないにしても、
キュッと締まったものが終始欠けていて、キャラ、ストーリー揃って魅力の薄い、力不足な作品でした(^^;)

次回作は「What A Gentleman Wants」。この作品にはスピンもあるみたいですね〜。今回がイマイチだっ
たので、新刊買いするか否かは、巷の評判や他の作品の刊行状況を見ながら・・・といった所でしょうか(笑)

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  1. 2008/09/15(月) 23:21:31|
  2. ライムブックス|
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誇り高き血

リンダ・ラエル・ミラーの「マッケトリック家シリーズ」二作目。備忘録程度にまとめておきますね〜(^^)

新天地で書店を開くべく、インディアン・ロックに引っ越してきたエコーは、着いて早々町の名家の一員である
ランス・マッケトリックとその二人の娘と知り合った。妻を亡くし、娘たちを義母に預けて仕事ばかりしている
ランスの印象は最初こそ悪かったものの、二人は段々と惹かれ合い、やがて関係を持つ事になるが・・・。

何を言いたいのかよくわからなかった一作目(暴言)を読了した時点で、既に新刊入手してしまった事もあり、
正直後悔もしていた二作目ですが(笑)、これが思いのほかまともと言うか、外しませんでしたね。エコーと
ランスのどちらもキャラがしっかりとしていて、エコーは性格的にきつい所も無く、ピンク好きというのも何か
可愛かったりも(^^)対するランスは、エコーへの想いだけで無く、結婚生活が破綻しかけていた亡妻への
罪悪感や娘たちへの愛情を絡めつつ、人間味を出しながら描かれていたと思います。ランスの二人の娘や
縁結びを目論む義理の母親も良い感じだし、エコーと迷い犬のエピソードも○。一作目のヒーローは相変わ
らずふらついていましたが(苦笑)。深みがあるという程では無いけれど、ストーリーもさくさくと読みやくて、
個々のエピソードでちゃんと繋ぎながら、心温まる内容に仕上がっていました。なかなか良かったです(^^)

三作目の「遥かなる心」が発売になっていますが、積読本が増える一方なので、新刊買いはパスします(笑)

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  1. 2008/09/15(月) 23:20:52|
  2. MIRA|
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Kill for Me

来年発表予定のカレン・ローズの新作。二作続けて翻訳された時には続きを期待したのですが、その後
音沙汰が全く無いのは一体・・・(^^;)いつか朗報が届くように願かけも兼ねてピックしてみました(笑)

Kill for MeKill for Me
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  1. 2008/09/14(日) 23:59:01|
  2. 原書新刊|
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願いごとをひとつだけ

ローリ・フォスターの新刊。「The Law Books」の一冊目ですね。「ヴィジテーション・シリーズ」は一体?(笑)

元格闘家でハリウッド俳優のジュードはある事件に巻き込まれて以降、田舎町で隠遁生活を送っていた。
そんな中画廊のオーナーのメイに惹かれているジュードは日々アプローチを続けていたが、ある時メイの弟
が、ギャンブルで作った借金を返す代わりにジュードを殺害するように命じられた事をメイに知らされて・・・。

う〜ん・・・。イマイチのれずです(^^;)勿論良い面もあるし、ロマンスのカラーにもローリらしさが感じられる
ものの、私的に設定が苦手だったりや微妙な要素があり、それが要因となってツボを外してしまいました。

ヒロインのメイは小さな田舎町の画廊のオーナー。顧客であるジュードに惹かれていますが、相手の誘いを
本気と取らずに断り続けています。このメイですが、責任感の強いしっかり者タイプでしたね〜。優しい性格
で、時に頑固に構えつつも相手を思いやっての事だし、ジュードの本質面や内面に秘めた傷にちゃんと目を
向けるあたりは好感を覚えました。また迷ったり考えたりしながらも、相手に真っ直ぐ向き合うスタンスも○。
ローリのヒロインらしく温かみがあって、キャラ的に申し分無いと思うのですが、弟のティムに関する態度が
何とも微妙だったなあ〜と。メイがティムのダメさ加減に怒ったり、うんざりしているのはわかるし、何だかん
だ言っても弟なんだから放っておけないというのも当然なんだろうけど、ティムの言動に対して言い訳をする
のが頂けないと言うか。何か読んでいて、ちょっと疲れたな〜。あとこのお話に限った事では無いのですが、
「ろくでもない家族に振り回される良い子のヒロイン」という構図が私的にどうも苦手でして(^^;)そういった
部分から引き気味になってしまい(特に前半部分は)、メイの魅力に惹き込まれて・・とまではいかずでした。

ヒーローのジュードは元格闘家のハリウッド俳優ですが、とある事件に巻き込まれ、裁判沙汰にまで発展
した過去があり、以後田舎町で隠遁生活を送っています。ジュードのキャラもまたローリらしいヒーローでは
あったかな〜。洗練されているようでいて、荒っぽさやセクシーさが言葉や行動からしっかりと主張されて
いるし、時折窺える愛情豊かな家庭で育った男の子らしい表情やメイに洋服やランジェリーをあれこれと買う
のを楽しむ姿とかもナイス。またジュードが胸中に抱え込んだ怒りや痛みがメイへの想いと絡めながら手堅く
描出されていて、過不足無く読ませましたね。ただローリ作品ヒーローのマイ双璧(笑)でもある「秘めやか
な約束」のノアと「さざ波に寄せた願い」のジョーに比べちゃうと、存在感が薄めに思えたりも。メイとのロマ
ンスが「秘めやかな〜」を思い出させるせいもあるかもだし、私的にはクィントンやデニーの方により惹かれて
しまったのが正直な所です(笑)キャラとして魅力的ではあるのですが、印象的という程では無かったな〜。

続いて脇役メンバーですが、自立心旺盛で溌剌としたアシュリーとクィントンのカップルには大いに興味を
そそられましたね〜(^^)メインのロマンスよりも印象的だったり(笑)この二人のロマンスが気になります。
あとデニーのキャラも○。ローリはおっさんを描いても上手いんだなあ〜。アシュリーとのやり取りにもニン
マリだし、味のある個性と立ち位置で光っていました。そしてこのお気に入りキャラ三人に対してメイの家族
ですが、これがまた何だかなあ〜と(苦笑)デニーに鍛えられたティムは最後には改心した感じでしたが、
自分勝手極まりない言動をさんざん繰り返しまくった最悪の印象を覆すまではいかず。更に救いようのない
メイの両親については、これが事件の犯人といった悪人なら最後には片がつきますが、そうじゃないから、
どうにも嫌な感じのまますっきりとせずでした。この家族がネックになったのは間違い無しと言えます(苦笑)

ティムが襲われた事件の裏に、過去の事件絡みで自分に恨みを抱くパスカルの存在を確信したジュードは
メイを自宅に置いて守る事に決め、程無くして二人が関係を持ちますが、ジュードが自らパスカルと対峙す
べく動く中、ティムはパスカルと取引しようと隠れて連絡を取ります。ストーリーは、特に前半部分は何となく
締まらないと言うか、テンポが良くない感じで、メイとジュードの会話も歯切れがイマイチ。ロマンスとして悪く
無いけれど、手ごたえはまずまずだったかな。そしてメイの家族がやっぱりマイナス要素なんですよね〜。
ティムは立ち直ったみたいですが、あの両親の救い難さやネガティヴさはローリの作品の中では馴染まず、
浮いているような気がしました。人それぞれだと思いますが、私的にローリ作品における友人や家族達には
明朗で温かな温度感を求めている事もあって、違和感や居心地の悪さを払拭し切れずでしたね。そんな中
アシュリーとクィントン、デニーの存在は文句無く○。メインより脇役達に魅力を感じてしまった次第です(笑)
まあ、でも中盤からは展開も動きが出てきて徐々に上向きましたが、ローリの作品にしてはいま一つかな〜。

後書きでは触れられていませんでしたが、スピンは「Murphy's Law」。アシュリーとクィントンのお話ですね。
こちらは是非出して頂きたいな〜(^^)そしてジュードが格闘家時代に所属していた「SBC」の格闘家や友人
をヒーローにした作品が三作刊行されていまして、来年の二月には四作目に当たる「My Man, Michael」
が発表予定との事です。この先翻訳されていくのかな?私的にはヴィジテーションをお願いしたいわ(笑)

願いごとをひとつだけ (ヴィレッジブックス F フ 6-7)願いごとをひとつだけ (ヴィレッジブックス F フ 6-7)
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  1. 2008/09/11(木) 18:31:30|
  2. villagebooks|
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ホテル・インフェルノ

リンダ・ハワードのHTP。作家凶作競作(笑)による、「光と闇の覇者」シリーズの一作目ですね〜。

数字を先読み出来る特殊能力を持つローナは、その能力を使ってカジノを渡り歩きながら日々の生活費
を稼いでいた。そんなある時、カジノ「インフェルノ」のオーナーで、超能力を持つレイントリー一族の長でも
あるダンテに呼ばれたローナは、いかさまの嫌疑を掛けられるが、突然「インフェルノ」が火事になって・・・。

↓の作品もそうですが、近年のリンダ作品はいま一つではあっても、普通に読めてはいたんですよね〜。
でも今作は最初から最後までよくわからなかったと言うか、リンダらしさが全く感じられない内容だったかな。
まずローナ、ダンテ揃って魅力が感じられない上にキャラの描写やロマンス面のやり取りも希薄だし、レイン
トリー一族とアンサラ一族との敵対関係及びパラノーマルとしての背景や土台、更にローナが母親に虐待さ
れて育った事は描かれていたものの、特殊能力に関する諸々が曖昧なままなのが気になったりも。ストーリ
ー自体も漫然としていて、面白みに欠いた感は否めず。しかもあの終わり方に至っては何だかなあ〜と(笑)
いくら作家競作で続きがあるとは言え、ちょっと呆気に取られてしまいました(^^;)一読のみの作品でした。

このシリーズの続きが8月、9月と連続刊行されていて、あらすじをチェックして見たのですが、特に興味を
惹かれないな〜(苦笑)そういえばHQ社もカテゴリーがまた変更になるそうですね。ついていけないわ(^^;)

ホテル・インフェルノ (ハーレクイン・スポットライト・プラス 26 光と闇の覇者 1)ホテル・インフェルノ (ハーレクイン・スポットライト・プラス 26 光と闇の覇者 1)
氏家 真智子

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  1. 2008/09/10(水) 23:32:36|
  2. HQ&SIL系他読書雑記|
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A Hunger Like No Other

数多い10月の新刊の中の私的大本命その1。「The Immortals After Dark Series」の一冊目ですね。
この秋に出ると知ってからずっと楽しみにしていました。シリーズの続きも出して頂けるといいなあ〜(^^)

A Hunger Like No OtherA Hunger Like No Other
Kresley Cole

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  1. 2008/09/08(月) 22:58:11|
  2. ソフトバンク文庫|
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氷に閉ざされて

リンダ・ハワードの新刊。400ページ足らず(!)の薄さだったので、あっという間に読めてしまいました〜。

資産家の夫を亡くした未亡人のベイリーは、遺言に従って二人の継子達の遺産管理をしていたが、当人達
からは辛く当られていた。そんなある時休暇に出かけようとしたベイリーが乗った小型飛行機が墜落する
事故が起こり、パイロットのキャムと共に一命を取り留めたものの、雪山の中に閉ざされる事になって・・・。

最近はイマイチな作品が続いている(笑)リンダですが、とりあえず読むのに難儀したというわけでは無い
ものの、過去作品で見られた力強さとか吸引力が感じられず、全体的に物足りなさは否めずでしたね〜。

ヒロインのベイリーは資産家だった亡夫の継子二人の為に遺産管理をしている未亡人ですが、ある日休暇
に出かける為に乗った小型飛行機が墜落し、危うい所で一命を取りとめます。このベイリーですが、キャラと
して悪くは無いものの、抜けてはいかないかな。理性的で感情を表に出さないタイプで、難局を乗り切るべく、
賢く逞しく立ち回れる様は文句無くあっぱれだし、結婚離婚を繰り返した親の影響で、他人と親密になれず
どこか寂しさが漂う感じも出ているのですが、何とも薄味と言うか。状況的に大活躍とも言える動きを見せて
いて、リンダのヒロインらしい芯の通った強さも感じられましたが、思ったほど惹き込まれないんですよね〜。
キャムとのやり取りを絡めつつの、ベイリーがキャムへの愛情に目覚める下りとかもそこそこな手ごたえで
納まってしまい、感情描写も過去作品なんかに比べると淡白な感じがしました。タフで優しいし、それなりに
魅力はあると思うんだけれどな〜。リンダのヒロインにしては、存在感がいま一つ薄めではありましたね。

ヒーローのキャムは元空軍の軍人で、現在はチャーター機運行業の経営者兼パイロット。病気になった相棒
の代わりにベイリーをデンバーまで乗せていく事になりますが、クールなベイリーに好感を持てずにいます。
さらっとしているようで男気があり、ユーモラスで茶目っ気が窺えるキャムのキャラは中々良かったですね。
ベイリーの本質をちゃんと見抜くし、ベイリーに惚れたと自覚して以降の揺ぎの無さや穏やかさの中にも
どっしりとした自信や落ち着きが見られるあたりも○。過去作品のヒーローズのように濃かったり、強いインパ
クトがあるタイプでは無くて、ベイリー同様に深く掴む程のものは無い感じですが、魅力は光っていたかな。

続いて脇役陣ですが、これがまた微妙でして(^^;)ベイリー継子のバカ兄妹に関しては、妹はともかく兄の
セスが性根を入れ替えて、会社の下働きから始めたのが唐突的で、何ともすっきりとしない曖昧さが感じ
られたと言うか。これなら最後までろくでなし路線を突っ走って貰った方が良かったかな(笑)そして真犯人
についても犯行背景や動機に取ってつけたような感じがあり、もっと明確なものが欲しかったと思います。

ベイリーの介抱によって怪我を負ったキャムの意識が戻り、雪山の中で生き延びるべく協力し合う中、二人
は相手に惹かれていきますが、墜落現場に行ったキャムは燃料タンクに細工が仕掛けられていた事を発見
します。ストーリーは、雪山でのサバイバルシーンにページの大半が割かれていて、手厚い描写で細々と
読ませつつ、ベイリーが様々な物を持ち込んでいるあたりは「炎のコスタリカ」のジェーンをちょっと思い出さ
せたし(笑)、手元にある物を創意工夫しながら活用していく様は興味深く思えたりも。話のペースは割と一
定していて、ベイリーとキャムのロマンスは、決して悪くは無いけれど、キャラの感情描写等リンダにしては
薄味な感じでした。そして事件面はプロットの緩さが顕著で、脇役の配置もイマイチ。サバイバルシーンは、
しっかりと描写が行き届いていましたが、作品全体を見るとパンチに欠ける内容だったな〜と。残念でした。

次回の翻訳は「Death Angel」。悪女ヒロインとの事でして、興味深々です。私にとってリンダは、このジャ
ンルに誘ってくれた作家さんだし、やっぱり特別ではあるですよね。近年の作品は外したりもしていますが、
何だかんだ言いつつ、今後も新刊買いして読むんだよな〜と思います(笑)とりあえず次回作に期待です(^^)

氷に閉ざされて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ハ 7-18) (二見文庫 ハ 7-18 ザ・ミステリ・コレクション)氷に閉ざされて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション ハ 7-18) (二見文庫 ハ 7-18 ザ・ミステリ・コレクション)
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  1. 2008/09/05(金) 23:30:21|
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氷のハートが燃えるまで

お気に入り作家スーザン・アンダーセンの「Two Showgirls Series」の二作目。今作も外しませんね〜。

ショーガールのカーリーは、新しい隣人のウルフガングとカーリーが飼っているペットの件で日々やり合って
いた。だがある日ウルフガングが甥っ子のニクラウスを預かる事になり、ニクラウスを通じて急接近した二人
は関係を持ち、制約の無い付き合いを始めるが、カーリーの元に送り主不明の花束や手紙が届いて・・・。

前作に続いて良かったですね〜。すっかりとお気に入りになりました。魅力溢れるキャラ達と可愛いペット、
そして明るく歯切れの良いやり取りの数々。私がロマンス本に求める要素のほとんどが詰まった作品です♪

ヒロインのカーリーはラスベガスのショーガール。自宅で飼っているペットを巡って隣人のウルフガングと言い
合いをしていますが、どこか惹かれるものを感じています。このカーリーがですが、さばさばとした物言いや
颯爽とした雰囲気が気さくさと言うか、親しみやすさを感じさせましたね〜。自立心旺盛で実直なだけで無く
優しい心の持ち主で、他者やわんこにかける思いやりがとっても良い感じだし、他人の感情を汲み取れる
敏感さがあり、どんな時でも飾ったりしない、自然体な姿が素敵だなあ〜と。つんつんなショートヘアっていう
のも珍しくて、割と大雑把な所も好きだったり。そんな中深く付き合うつもりは無かったウルフガングとの関係
においてカーリーが見せる表情や心情の変化の一つ一つが、しっかりと描かれていると同時にその等身大
の温度感が良いし、また印象強かったかな(^^)あとはっきりとした性格のカーリーが、こと恋愛に関すると
不器用になってしまうあたりも可愛くて、情に厚い姉御肌なキャラにちゃんと奥行きがありましたね〜(^^)

ヒーローのウルフガングはカジノの保安部の副部長で、きっちりとした人生計画を立てていますが、ある時
両親に頼まれ、甥っ子のニクラウスと一緒に暮らす事になります。このウルフガングのキャラがまたナイス
だったな〜。頭が固くて偉そうで横柄そのもの。目標達成に向けて、自分を厳しく律した生活をしながらも、
内にはワイルドな一面があり、それがカーリーとの関係で弾けるのにニンマリとしつつ、ニクラウスの事を
考えたり、思いやったりしながら努力する姿からはウルフガングの持つ真面目さや愛情深さが窺えるのが
良かったですね。またカーリーに対して向ける真摯な目線や自分の間違いを認めて謝れる率直さとかも○。
そしてカーリーやニクラウスとの関係を通して、ウルフガングの人生観が徐々に変化していく流れも、気持ち
の揺れや内観を織り交ぜて読ませたし、生い立ちの影響が色濃く出た、堅苦しくて面白みの無い現在の
生き方から、ウルフガングが不器用なりに一皮むけていく様には芯と言うか、確かなものが感じられたかな。

脇役陣についてですが、まずニクラウスは抜群でしたね〜。年齢の割にしっかりとしていて大人びてはいる
ものの、十代の少年らしい表情が要所要所で光るのが印象的。ナタリーとのフレッシュなロマンス(笑)も
微笑ましかったです。続いて前作のカップル、トリーナとジャックスの露出も多めで、カーリーとの腹を割った
やり取りが楽しかったし、この二人のマイペースな在り方も好きだな〜。あとエレン&マックの熟年組も相変
わらずチャーミング。個性が豊かに発揮されつつ、各々がストーリーに欠かせない存在と言えますね(^^)

カーリーとウルフガングが付き合うようになり、新しい学校に慣れて友人も出来たニクラウスとウルフガングの
生活が平穏に過ぎていく中、変な手紙を受け取ったカーリーはウルフガングに相談し、ストーカーの正体を突
き止めようとします。まずカーリーとウルフガングのロマンスは、それぞれが相手を知る事で真剣に恋に落ち
ていく過程にホットなやり取りや深い理解、そして大人らしくさばけている二人の不器用振りを絡めながら、
テンポ良く読ませましたね〜。またカーリーとウルフガングを囲む、トリーナを始めとしたコンドミニアムに住む
仲間達との楽しく愛情に満ちた関係性がストーリーの核となっている感じで、老若関係無しに愛情や信頼で
結びついている疑似家族的な構図には笑いを誘われたり、またほっこりと心が温まったりととっても素敵でし
た(^^)バーベキューやニクラウスのサッカーの試合観戦といった個々のエピソードの充実振りも特筆に値
するし、全体を通してスーザン・アンダーセンならではの軽妙さが冴えつつ、キャラ、ストーリー揃ってぶれな
い安定感がありましたね。生き生きとしていてセクシー。それでいて優しさや温かみに包まれる快作です(^^)

本国では新作の「Cutting Loose」が刊行された所でして、来年には「Bending the Rules」が発表予定
との事。どうやらこの二作は新しいシリーズ物みたいですね。いつか翻訳されるように願うばかりだわ〜。

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  1. 2008/09/04(木) 23:59:28|
  2. スーザン・アンダーセン|
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恋の予感がかけぬけて

エリン・マッカーシーの新刊。オンラインがテーマのアンソロジー集ですが、こういう短編は大歓迎だわ(^^)

三作品揃って良かったですね〜。「オンライン」というテーマを使ったお話はHQなどでもよく見かけますが、
どうも使い方がいま一つな感じで、ストーリーとのバランスが取れずにバラバラとした感じのものが多いよ
うに思っていました。でも今作はそういった事も無く、終始しっかりと面白みが締まっていて、小難しい事は
一切無しの軽さや素直さ、そして明快さが光る内容でしたね〜。短編らしい魅力が溢れる一冊です(^^)

「ホット・メール」

現実の恋愛は上手くいかない為、サイバーセックスをしているキンドラと以前からキンドラに惹かれていて、
ヴァーチャルよりも現実の方が良いと証明しようとする同僚マックのお話。「チョコレートが溶けるほど」では
結婚間近だったこのカップルですが、キンドラのキャラは素直だし、セクシーで率直さが光るマックもキンドラ
にメロメロでナイスだったな〜(^^)ストーリーの流れもスムーズで、アシュリーを筆頭とした女友達ならでは
のトークの気の置けなさや笑い、そして微笑ましさが散りばめられつつ、ホットなだけで無く歯切れ良く快活
に読ませるものがありましたね。そんな中私的には、ピンクのリボン付きプードルを背負って(笑)登場した
マックの可愛さにノックアウトされましたわ(^^)ホットかつほっこりと温まれる、とってもキュートな作品です。

「素直になって」

広告のプランを練る為に相互理解を深めるべきという上司の命令で、一緒にオンライン・カウンセリングを
受ける事になったキャンディと同僚のジャレッドのお話。内容的にはこのお話が一番良く出来ていたかな(^^)
スマートで色っぽいキャンディがはつらつとした魅力を放つ様とひたすら悶々と耐えまくるジャレッドの余裕の
無さ(爆)の按配が絶妙だし、性的な緊張と二人の心情面の動きを細やかに絡めながらのストーリー展開が
◎。またキャンディとジャレッドが恋愛面で似たり寄ったりの経験をしてきた事を背景に、二人の間で理解や
信頼が通い合っていく流れも上手く描かれていたと思います(^^)キャラの際立ち方、感情描写、話運びの
どこを取っても過不足の無い内容で楽しませてくれましたね。可愛くてキュンとさせるご機嫌な作品でした♪

「チャンスをもう一度」

お店のHPがハッカーの被害に合ったハリーとHPの作成者でハリーの親友でもあるエヴァンのお話。以前か
ら惹かれ合っているものの、親友という関係を壊したくない為に気持ちを隠していた二人ですが、親友という
位置から恋人へと変化していく過程において、一歩を踏み出すか否かの微妙さやそれぞれの心模様が手堅
くまとまっていたし、割と強気なハリーと優しくてチャーミングなエヴァンの個性の立ち方も中々。しっかりと
ホットだけれど、親友同士のロマンスらしくほんのりとした甘酸っぱさが漂う感じの作品と言えるかな〜(^^)

「ホット・メール」のスピンの残り二つですが、ヴァイオレットとトリッシュがヒロインになる「Lady of the Lake」
と「It's About Time」。それぞれBravaのアンソロジー集に収録されているので、いつか陽の目を見る事を
願うばかりですね。あと私的に気になっているのが、「Las Vegas Vampires Series」かな〜、やっぱり(^^)

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  1. 2008/09/01(月) 00:00:17|
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