お初作家ローラ・リー・ガークの新刊。この作品は「Guilty Series」の一作目に当たるそうです〜(^^)
トレモア公爵アントニーの下で発掘された遺跡の修復師として働くダフネは、アントニーに思いを寄せて
いたが、ある日アントニーが自分の事を酷評しているのを立ち聞きしてしまった。ショックを受けたダフネは
仕事を辞める決意をするが、慌てて引き止めにかかったアントニーは、ダフネの魅力に気が付き始めて・・・。
いや〜、良かったですね〜(^^)しっかりとしたキャラの立ち方、よどまないストーリー展開、そして機知に
富んだ楽しいやり取り。作品のどこを取ってもよく出来ていて、一気に読ませる面白さでした。満足です(^^)
ヒロインのダフネは発掘された遺跡の修復師。雇い主で公爵のアントニーに恋をしていましたが、アントニー
が自分の事を酷く言うのを耳にしてしまい、仕事を辞めようとします。父親の死後、職を得ようとする踏ん
張りと勤勉さ、そしてアントニーの酷い言葉に傷つきながらも、ただ凹むだけで終わらずに、自分の事を顧み
て前に進もうとするポジティヴな姿勢は好感度大だし、相手に目線を合わせて考えや意見を言うダフネの
姿には、明確さや芯の強さが感じられると同時に応援したくなるようなひたむきさがありましたね(^^)その
くせ愛情や居場所を求める胸の内やアントニーの言葉や気持ちを信じきれない部分に寂しさや痛みが
垣間見れるようで切なくさせたりもしたかな〜。自分自身を表に出す事によって、ダフネが生き生きとして
いく様が、感情面から細やかに描き出されていく中、賢くてしっかりとしながらも、茶目っ気や純粋さが良い
感じに光りを見せて、ダフネのキャラを素晴らしく立たせていたと思います。あと祖父に関する事も、周囲の
意見に耳を傾けつつ、賢明で現実的な判断が下せて○。実はナイスバディというのにニンマリしたりも(笑)
ヒーローのアントニーは公爵で、開館予定の博物館に展示する出土品の発掘に勤しんでいますが、ダフネ
から突然の辞職を宣言されます。このアントニーですが、公爵らしく尊大&傲慢な言動をしたりするものの、
自分の責務をきちんと果たしつつ、義務や責任を重く受け止めている印象があり、とても真面目な感じだ
ったかな〜。爵位はあってもありふれた放蕩者だったり、もしくは無個性だったりするヒーローも決して少なく
ないので、アントニーに仕事熱心なスタンスやはっきりとした目的意識が見られたのはポイントが高いし、
責任や義務が最優先で、感情面が疎くなリがちだけれど、誠実さがちゃんと伝わってくるのも○。ダフネを
引き止めるべくあれこれと奮闘し始めますが、そういったやり取りを通してアントニーの表情が明るく楽しげ
に映るだけで無く、ダフネを知り、惹かれていく心模様が味わい深く読み取れるあたりは巧妙な筆致故な
んだろうなあ〜と。ストーリーの進行と共にキャラに魅力や妙味が増していくと言えるかな。素敵でした(^^)
そして脇役の面々ですが、アントニーの友人のディランは、一癖ありそうな個性的なキャラが気になる所か
な。シリーズの二作目ではヒーローになるそうですね(^^)アントニーの妹のヴァイオラも顔を見せていました
が、別居中の夫はアントニーの怒りを買ったりで何だかなあ〜と(^^;)この二人の復縁物が三作目との
事です。あと他は基本的に良い人達ばかりでしたね。ダフネにもとても好意的なので、安心しました(^^)
引き止めようとするアントニーに対してダフネは条件を出し、期間限定で仕事を続ける事を承諾しますが、
惹かれ合っていた二人はある晩関係を持ちますが、責任を感じたアントニーのプロポーズをダフネは断り
ます。まずダフネの生い立ちや職業、領地内での遺跡の発掘といった背景に興を覚えたし、活かし方も
申し分無し。更にウィットやユーモアが冴えたダフネとアントニーのやり取りが抜群で、雨やダンスの練習、
ピクニック、そして花言葉といったエピソードの数々や小道具の使い方に優れたセンスを感じつつ、二人の
心の触れ合いをセンシティヴに読ませる内容でしたね。アントニーが心を開くラストも印象深くて良かった。
キャラ形成、ストーリーの展開他作品全体が充実していたと思います。満足度の高い良質の一冊です。
さてシリーズの続きですが、ディランがヒーローになる二作目は「His Every Kiss」。そして三作目が
「The Marriage Bed」で、四作目が「She's No Princess」。おそらく順々に翻訳してくれるのでは
・・・と勝手に思ったりしています(笑)とりわけヒーローに興味津々な二作目は読んでみたいかな〜。
- 2008/03/30(日) 23:54:00|
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ジェイン・アン・クレンツのHA。この作品はクレンツ名義で刊行されたとの事で、1987年物です(笑)
ケイティは、少女時代に憧れていたギャレットにプロポーズされて結婚に至ったが、式の当日にケイティの
家柄や財産目当ての結婚だという噂話を耳にしてしまった。疑念を胸に抱いたまま初夜を迎えた翌朝、
ギャレットが自分を愛していない事を知らされたケイティは離婚を申し出るが、ギャレットは反発して・・・。
今まで読んだクレンツのHAの中で、私的には一番面白かったですね〜(^^)自分の気持ちをはっきりと
言う一方で相手の事を考える事が出来るケイティは、クレンツのヒロインらしいファニーな温度感が愛らしい
し、どう見てもケイティにぞっこんなのに、全く自分の気持ちに気が付いていないギャレットの鈍感振りや馬
へのぼやき(笑)がツボ直撃(^^)へんに感情的にならずに、相手のスタンスを見ながら、自分の気持ちを
ぶつけ合う二人のやり取りが軽妙に描かれている中、クレンツならではと言える二人の恋模様のズレが何
とも痛快だったりも(^^)ストーリーもまとまりが良くて、面白みが詰まっていましたね。楽しい作品でした♪
やっぱり私的にはステファニー・ジェイムズ名義よりもクレンツ名義の方が合うみたいだな〜と実感です(笑)
- 2008/03/30(日) 23:53:08|
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お気に入りシリーズ「キス・キス・キス」の第四弾。この調子で今年も何冊か読める事を期待ですね(^^)
「四日間の恋人」 ジャネール・デニソン
NFL入り直前に怪我でキャリアを断念し、現在はスポーツ・エージェントをしているゲイブとゲイブの友人の
妹クロエのお話。ジャネール・デニソンはTで好きな作品が幾つかありますが、この短編も良かったです(^^)
過去の復讐しようと考えるクロエのキャラがきつくなったりせず相応に納まっていたし、セクシーかつ真面目
で、相手の気持ちをちゃんと理解しているゲイブのスタンスや貧しい生い立ちの中、NFLの選手になるべく
頑張っていたという事が背景に盛り込まれていた事も私的には好感触だったかな。さほど掘り下げられて
いるわけでは無いけれど、ゲイブのキャラの厚みが増した風に思えましたね。二人のやり取りの熱気や勢い
が巧みに伝わってきたし、感情面の描写も含めて、全体的に過不足の無い内容で○。面白かったです(^^)
「誰も知らない夜」 ジル・シャルヴィス
保険調査員のエラとエラの夫で刑事のジェームズのお話。エラの危険な仕事が原因で別居中の二人が、
コテージで出くわしますが、このエラが微妙な感じはしたかな〜(^^;)あまりに無鉄砲な上に無駄に意地を
張っているだけとでも言うか(笑)背景が無いに等しいので、仕事に対するエラの想いに理解が及ばずだし、
あとは相手に向き合った心情のやり取りをもっと盛り込んで欲しかったですね。ホットではあるけれど、光る
要素や胸に残るようなものは無く、キャラ、ストーリー揃って平凡。可も無く不可も無しといった感じかな。
今作はちと残念でしたが、ジル・シャルヴィスはTで結構良い作品を書いていたので、次回に期待です(笑)
「素直になれなくて」 ローリ・フォスター
SWAT隊員であると同時に女性ばかりが住むアパートのオーナーのルシャスとアパートの住人で、「アニマル
・サイキック」のマーシーの双子の姉べサニーのお話ですが、ローリはやっぱり上手いな〜(^^)ルシャスが
持つセクシーさ、優しさ、明快さはまさにローリのヒーローらしく魅力たっぷりだし、面倒見の良さや懐の深さ
も申し分無くて、アパートの女性陣への配慮やわんこのヒーローに対する思いやりが凄く良いし、こういった
エピソードからルシャスの本質面が窺えるのもまた◎。自分にもべサニーにも率直な所も気持ちが良かった
ですね(^^)対するべサニーは賢いしっかり者といった感じですが、ふわふわと不思議な(笑)マーシーとの
キャラの違いが顕著な一方できっぱりとした言動の裏にある傷つきやすさが上手く出ていたなあ〜と。そして
流れの良いストーリーには、歯切れの良い面白みがギュッと詰まっていて、相変わらずツボを押さえた内容
と言えますね〜。明るくて微笑ましくてキュート。ローリならではの持ち味が効いた、楽しい作品でした(^^)
スピンですが、やっぱりローリはあるんですよね〜。マーシーのお話「Do You Hear What I Hear?」が、
アンソロジー集の「A Very Merry Christmas」に収録されています。マーシーのお相手はルシャスの
同僚との事です(^^)いつか「キス×3」で翻訳されると良いなあ〜。次回の刊行も楽しみにしています♪
- 2008/03/27(木) 23:40:18|
- キス・キス・キス|
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今年の12月(!)に出るマクノートの新作。詳細は不明ですが、コンテンポラリーかな〜?マクノートと
言えば、MIRAから出ている「君に鼓動をかさねて」は未読でして。というのも、マクノートは勿論好きだけ
れど、割とお話の流れが似たりよったりという事や1月に出たヒストリカルを読んでからそんなに間が開い
ていない事もあって、まだ寝かせています。でもマットに会いたい気持ちがひしひしと募っていたりも〜(笑)
- 2008/03/27(木) 23:39:57|
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クリスティーナ・ドットの「Lost Texas Hearts Series」の二作目。次女のペッパーと昔の恋人ダン
のお話ですが、登場人物欄にしっかりとザックの名前を見つけた際には思わずニンマリとしたりも(笑)
殺人事件を目撃したペッパーは、身を隠すべく里親の家を訪れたが、そこでかつての恋人ダンと再会し、
里親が自分に牧場を遺して亡くなった事を知らされた。事情を隠したままペッパーは牧場で暮らし始める
が、軍の特殊部隊員のダンは、ペッパーの帰郷を疑いつつ、自分を囮に使った任務を実行していて・・・。
素直なホープとボケリストなザックがおいしかった(笑)前作に比べると、キャラ、ストーリー共に見劣りする
感は否めずですが、最後までさくさくと読ませる内容ではあったかな〜。さてレビュー開始しますね(^^)
ヒロインのペッパーは里親の元を転々とした後に造園家として生計を立てていますが、ある日陸軍将軍の
著作のサイン会の後、将軍が部下を殺害する所を目撃してしまい、身を隠すべくかつての里親の家へ向
かいます。素直で真面目なホープに対してペッパーは意地っ張りで反抗的といった印象ですが、両親亡き
後の境遇がペッパーの性格をより頑なにしてしまった事は大きいな〜と。過去を振り返らずに一匹狼的に
生きている姿を通して、ペッパーの強さと弱さが見て取れますが、自分の殻に閉じこもって強がる様は痛々
しく映ると同時にダンに対して心を開く事の難しさを感じさせたりしつつ、キャラとしては個性を表に出しな
がら描かれていましたね。ただ私的に感情移入する程までは無かったと言うか。特に何が悪いというわけ
では無いものの、何となくそんな感じだったかな(笑)あえて言えば、ダンの気持ちを汲み取ってあげて欲し
かったのは否めずで、ペッパーの精神的成長が見られただけに、そのあたりは残念でした。でもペッパー
が遺された土地を大事に思い、徐々に「家」というものを意識していく流れは優しくて良かったですね〜。
ヒーローのダンは特殊部隊員。故郷に戻り、自分を囮に仕立てた任務を遂行中にペッパーと再会します。
このダンですが、責任感が強くて落ち着きがあり、そこに茶目っ気や尊大さが加わってもいたかな〜。突然
現れたペッパーに疑いを抱きつつ、ペッパーの事を九年間ずっと想っていたという一途さが良い感じに映った
りも。ペッパーへの想いも真っ直ぐな分、不器用さを感じさせながら読ませるものがありましたね。もう少し
パンチのある存在感が欲しい気もしますが(笑)、ペッパーに言うセリフの甘さや誠実さは印象に残るもの
があったりと中々素敵でした。とりわけカウボーイハットのネタは好きだな〜。お気に入りのエピソードです。
脇役陣については、まず愛しの(笑)ザックとホープ、そしてガブリエルの再登場は期待通りでしたね(^^)
ホープはペッパーの捜索と出産を控えた状態でカリカリとしていましたが(笑)、対するザックの愛妻家振
りにホクホクとしたりも♪ガブリエルの穏やかでお茶目なキャラも素敵だったし、あちこちに飛んでは調査を
続けているグリズワルドにはお疲れ様と言ってあげたかったり(笑)あとダンのお父さんは何とも憎めない
タイプだったなあ〜。ちゃっかりと(笑)元サヤに納まっていた事にもニンマリ。前作に比べると、展開の違い
もあって、キャラの数が少ないし、絡み方も薄めですが、前作のキャラ達が拝めたのでヨシかな〜と(^^)
二人がペッパーの里親の家で一緒に暮らし始める中、あれこれと探りを入れてくるダンに対してペッパー
は中々本当の事を打ち明けられず、またダンも自分の任務について口を閉ざしますが、一方ボストンでは、
殺人事件の容疑者として報道されているペッパーの行方を追うホープやザックが、ペッパーを助けようと
ネイピア将軍にコンタクトを取ろうとします。ストーリーは、高校時代のエピソードを挟みつつ、二人の間の
空気には、十代の頃の名残と成長して大人になった現在を入り込ませながら、ロマンスをメインに展開し
ていきますが、家族の再会とかエピソードが光るものの、吸引力を欠いたのは事実かな〜。サスペンスは
添え物程度に理解するとして(笑)、決して悪くは無いし、良い面もあったりで難なく読めてしまいますが、
キャラ立ちや話運び等全体的に物足りなさを感じてしまいましたね。そんな中ペッパーが自分で「家」に
戻る最後のシーンは○。やっぱりカウボーイハットに尽きたと言えるかも(笑)まずまずといった感想です。
シリーズの完結編は「Close to You」。このペースだと、そんなに待たされずに読めそうな感じかな?(笑)
- 2008/03/24(月) 23:59:17|
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お初作家スーザン・ドノヴァンの新刊。今後の翻訳が楽しみな作家さんがまた一人増えて嬉しいな〜(^^)
三人の子供を抱えて美容師として働くシングルマザーのサマンサは、ある日友人のカーラから、プレイボーイ
で有名な政治家ジャックが上院議員選に出馬するので、イメージアップの為に婚約者を演じて欲しいと頼
まれた。財政難に苦しむサマンサは承諾してジャックの家で暮らし始めるが、二人は惹かれ合っていき・・・。
まさに「この一冊との出会いは格別」と言えますね〜(^^)軽妙な筆致で描かれる魅力一杯のキャラ達と
笑いや涙が詰まったストーリーにすっかりと惚れ込んでしまいました。とっても素敵な満点作品です(^^)
ヒロインのサマンサ(サム)は美容師として生計を立てながら、三人の子供を育てているシングルマザー。
プレイボーイとして名を馳せる政治家ジャックの婚約者を、選挙戦の間だけ演じるという話を引き受け
ますが、サムのキャラが凄く良いんだなあ〜(^^)愛情深くて頑張り屋さんな母親であるのは勿論の事、
実直で飾らないスタイルは、親しみと同時に安心感にも似た居心地の良さを覚えると言えたりも。性格
的にきつかったり、意固地な面も事も無く、優しさや思いやりが生来に備わっている感じなんですよね。
喜びや苦労と共に描かれている、母親としての姿もとても等身大だし、臆したかと思えば大胆に振舞っ
たりと一人の女性としてのサムの様々な表情が豊かに描出されていて、またその自然体な温度感が◎。
ジャックへの想いだけで無く、何事に対しても姿勢が真っ直ぐなのも好感度大だったり(^^)あとモンテの
ような素敵な親友がいる事もまたサムの人柄故なんだろうなあ〜とも。パソコンとipodのエピソードを始
めとして、二人の固い絆が感じられたのも良かった。温かみ溢れる、チャーミングなヒロインでした(^^)
ヒーローのジャックは元NFLプレイヤーで、プレイボーイとして有名な政治家。上院議員選挙に向けての
イメージ回復の為にサムを婚約者として雇う事になりますが、まずサムとの出会いのシーンで尻もちをつ
いた時点でがっちりと掴んだな〜と(笑)コルツの元QBというのにもニンマリでした(^^)このジャックですが、
いい年こいてガキっぽさ丸出しと言うか、サムにひたすらメロメロで、とにかく可愛いんですよね。魅力たっ
ぷりな物腰や心憎いマメさを発揮したりのプレイボーイらしい印象に、フットボール選手としてのキャリアを
断たれて以降は、精神的に満たされないまま生きてきたという側面が相乗しながら、ジャックというキャラ
を心情面から着実に読ませていくし、とりわけ感情表現の素直さが印象深くて、ジャックの言葉や行動
には笑いを誘われたり、微笑ましさを感じたりしつつ、子供みたいに泣く姿には愛おしさのあまりほろっと
貰い泣きしたりも(笑)内に少年の影を残していて、なおかつ泣きが入るヒーローはツボ直撃なんです(^^)
自分の非をきちんと認めて謝る正直さも○。人間味がある、ありのままの個性で魅せてくれましたね〜。
サムとジャックのロマンスは、二人の背景や状況を考えると、すんなりといきそうに無い感じもしていたの
ですが、これが思いがけず直球勝負な内容でした(^^)きちんと会話をさせながら、感情のやり取りが
率直にしっかりと交わされる中、ジャックがサムに胸中を打ち明けると同時に自分の内面と向き合って
いく様や二人の間に通う理解や思いやりが極々自然で良い感じだったな〜。サムの明るいセクシーさ
が光るのもナイスだし、サムと一緒にいる事によって満たされて、ジャックというキャラがより良くなっていく
と言うか・・・充実していくのが明瞭に伝わってきて、雰囲気が良さとかトータルで出色ものでした(^^)
そして脇役の面々ですが、これまた何とも味のある方々ばかりでしたね〜(^^)まずサムの親友のモンテ
の頼れる姉さんキャラは存在感抜群で、賢い息子のサイモンと揃ってのサム一家との絡みはほっこりと
させてくれました♪サムの三人の子供達も個性様々でしたが、ジャックの家に引っ越した初日に三人が
サムのベッドに入ってくるシーンは凄く好きだなあ〜。そして舌ったらずなお喋りとトイレトレーニングで大
いに笑わせてくれたダコタの愛くるしい事!中でもジャックとのトレーニングの下りも最高だったし(笑)
あとクリスティとブランドンのコンビの使い方も上手かった。クリスティなんて鼻持ちならない嫌な女なのに、
どこか憎めないものがあるんですよね(^^)特に親知らずネタは最高(爆笑)更にM・D・Tもジャックとの
ぎこちない親子関係では冷淡そうなうわべからは計れない顔を見せてくれたりと、丁寧に練られた様々
なエピソードを通して各々のカラフルな個性を楽しく絡ませつつ、盛り上げ方も申し分無しだなあ〜と。
一緒に過ごす内に本当に惹かれ合っていったサムとジャックは、二人の関係をお互いの間だけで留めて
おくように決めますが、一方ジャックの婚約話を疑うキャスターのクリスティがサムの元夫のミッチを使って
真相を探り出そうとし、サムから真相を聞き出したミッチは、録音したテープをネタにサムを脅迫します。
ペースとしては軽快で、弾むような楽しさに満ちている感じかな〜。日常感のある空気も私的には好ま
しいし、鮮やかに個性が出たキャラ達やユーモラスで生き生きとした会話、粋で素敵なエピソードの数々
も印象的。コミカルでありながらもホロリとさせつつ、様々な要素を織り交ぜた優しく温かなカラーで描か
れているストーリーは存分に楽しませてくれるだけで無く、快い幸福感で一杯になります(^^)この作品に
は私がロマンス本に求めるもののほとんどが入っていて、ご機嫌そのものでしたね。上質の一冊です(^^)
後書きでは今後の翻訳について触れられていませんでしたが、是非とも他の作品も出して頂きたいな〜。
シングルタイトルは現在五冊、他短編が幾つかあるみたいですね。どうか翻訳されますように・・・(^∧^)
- 2008/03/22(土) 23:07:50|
- 二見書房|
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チェリー・アデア目当てでピックした今年のVD本。最後に収録されているエマ・ダーシーですが、どうも私は
ミランダ・リーとかこの手の作家のロマンスに疎いと言うか、良さがよくわからないんです(笑)今回も一応
読んではみたものの、レビューを書く程の手ごたえは得られずだったので、スルーさせて頂きますね(^^;)
「悪魔とダンスを」 チェリー・アデア
元諜報員で現在は銀行員のミアとミアの元恋人で諜報員のジャックのロマンスですが、この作品が本命
だったのに、ページ数が一番短くてちょっとがっかりしたりも(笑)内容の方はいかにもアデアらしく、短編で
もしっかりとアクションが盛り込まれていて、アップテンポかつセクシーな作風で上手くまとまっていましたね。
ミアは動きも良くて、洒落っ気を感じさせる性格だったかな〜。一方のジャックは不器用だけど、ミアの事
をちゃんと想っているのが見て取れるし、気張らないかっこよさが○。過不足無く楽しめて何よりでした(^^)
「奇跡のバレンタイン」 アン・スチュアート
検事のヘレンと60年以上前のVDにシカゴのギャング間の抗争で死亡し、以後毎年VDの前日と当日
だけ生き返るというラファティのお話。奇抜な設定を独特のトーンで興味深く読ませていきますが、皮肉屋
で一癖あるラファティは、いかにもアン・スチュアートらしいヒーローでしたね〜。何だかんだ言いつつもヘレン
にメロメロなのも可愛かったし(笑)力強くて面白みも十分な内容だったと思います。この作品の原書を調
べて見た所、HARから出ているそうで。例年のVD本に比べて随分と分厚いわけだわ・・・と納得しました(笑)
- 2008/03/22(土) 23:06:45|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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以前にも触れましたが、ドクター・リンリーとデレクの娘Lydiaのお話、「Against the Odds」が収録
されているアンソロジー集。ジュリア・クインはさておき(笑)、Kinley MacGregorがシェリリン・ケニヨン
の別名義となれば、是非とも読みたい一冊ですね〜。翻訳して頂ける事を願うばかりだわ・・・(-人-)
- 2008/03/19(水) 23:59:31|
- リサ・クレイパス|
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お初作家エイミー・ガーヴェイの新刊。フローラブックスの三作目ですが、今後もこんな感じとか?(苦笑)
NYで先祖代々受け継がれてきた「カレンダー・ホテル」を経営するオリビアは、ある日道路でタクシーに轢
かれそうになった所を、人気シェフのリースに助けられた。オリビアに惹かれたリースは「カレンダー・ホテル」
に滞在する事になり、じきに二人は関係を持つが、ホテルを狙うオリビアの叔父が嫌がらせを目論んで・・・。
先日読んだ「二人だけの〜」よりはまともな内容ですが、何ともまあ・・・トホホな一冊でございました(^^;)
ヒロインのオリビアは先祖代々に受け継がれてきた「カレンダー・ホテル」の経営者ですが、これがもうちょっと
何とかならなかったのか・・・と(苦笑)ホテルを愛していると言うだけで、実際は空想やら懐古モードに耽り、
老朽化しているホテルはメンテナンスをろくにせずに放置状態という有様もかなり解せないものがありました
が、レストランのシャンデリアが落下した際の、怪我人が出たかどうかの心配やお客に詫びの一言も無い
という態度に加えて、この状況下で落下したのがお気に入りのシャンデリアだったという事を気にするって
・・・(呆)あまりに非常識と言うか、一体どういう神経をしているんだろう・・・と怒りを通り越して呆れ果て
ましたね(^^;)その後ホテルに活気を取り戻すべく一念発起して働き始めますが、やっぱりシャンデリア
の一件が私的には致命的。P25あたりで、ある意味この作品の終わりを悟った次第です(早っ・爆)
ヒーローのリースは料理コンテストの決勝戦を控えた英国人シェフ。オリビアの後を追いかけて「カレンダー
・ハウス」に滞在する事にしますが、母親や昔の恋人のせいで女性に対してシニカルに構えてはいるものの、
よく尽くすメロメロ君で、気配りの数々もナイス。自分の気持ちに戸惑いながらも、自然に向き合っていく
し、舞踏会でのゴリラの着ぐるみには笑いを誘われたりと、中々良いキャラでしたね(^^)ただロマンス面
は、如何せんオリビアの魅力がわからないので、リースの気持ちに距離を感じたのは否めずだな〜(^^;)
ホテルを復興させようと決心したオリビアはハロウィーンの仮装パーティーを開く事を決め、従業員達と共に
修理や模様替えに取り掛かりますが、ホテルの土地に目をつけている叔父が人を雇い、嫌がらせを始め
ます。まず時代から取り残された古いホテルやそこに住む風変わりな住人達という背景は興味深いし、
リースの尽くしっぷりは○ですが、ストーリー自体は面白みに欠けて、ピントが合っていない感じがしたかな。
オリビアのキャラをクリア出来ればまた違ったかも知れないけれど(苦笑)どうにも冴えない作品でした(^^;)
何だか(いつも以上に)大して意味の無いレビューになってしまいましたが、来月のシェリル・ホルトの作品
は果たしてどうなんだろう〜と微妙な感じがしていますね(^^;)新刊買いパスの可能性も大だったり(笑)
- 2008/03/18(火) 23:23:44|
- フローラブックス|
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マリーン・ラブレースの三部作「熱く危険な任務」の完結編。フィナーレにぴったりの出来映えでした(^^)
最新鋭機「ペガサス」の極秘テストに参加している沿岸警備隊大尉のキャリーは、海兵隊員のマックと事
あるごとに意見を衝突させていたが、ペガサスの最終テストを終えたある日、早速実戦の命令が下った。
米国人宣教師夫妻を救出すべく、キャリーとマックは共に「ペガサス」に乗り込んでカリブへ入国するが・・・。
前二作で火花バチバチだったキャリーとマックがいよいよ登場という事で期待が高まりましたが、フィナーレ
に相応な充実振りでしたね〜(^^)マックとキャリーのロマンスは、キャリアと家庭の両立といった要素が盛
り込まれていましたが、各々のスタンスや在り方を大事にしつつ、現状を受け入れて無理無く向き合って
いく様は、お約束の甘いハッピーエンドとは一線を画するようでもあり、興味深いと同時に印象的。更に
「ペガサス」の実戦を描いたサスペンスも勢いのある面白さで読ませていくし、キャリーとマックを囲む脇役達
の動きも○。ロマンス、サスペンスのどちらを取ってもしっかりと内容があり、キャラ立ちも十分で、全体的に
過不足無く仕上がっているなあ〜と。この手際の良さ、上手さ、そしてかっこよさはラブレースならではの魅
力であると同時に痛快そのもの。三作品を通して安定した筆致で楽しませてくれましたね。満足です(^^)
- 2008/03/18(火) 23:22:06|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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リサ・ヴァルデスの新刊。積み残し状態の他のヒストリカル作品そっちのけで早速着手しました〜(^^)
牧師の娘で未亡人のパッションは万博水晶宮で、危ない所をマークという男性に助けられた。一目で
惹かれ合った二人は、そのまま間仕切りの後ろで関係を持ち、何度か同じ場所で落ち合った後、お互い
の家でこっそりと逢瀬を重ねるようになるが、マークは家族の秘密を守る為に結婚を強いられていて・・・。
かなりホットだという前評判を踏まえつつ取っ掛かりましたが、いや〜、凄く良かったですね〜(^^)ホット
かつエモーショナルに色濃く彩られたストーリーに惹き込まれての一気読み。心を揺さぶる一冊でした。
ヒロインのパッションは牧師の娘で未亡人。伯母や又従妹のシャーロットと過ごす為にロンドンに滞在して
います。印象としては穏やかで落ち着きがあり、慎ましいとも言えて、そういった雰囲気と普段は抑制され
ている情熱的な一面が混和しながら、不思議な空気感を醸し出しているような感じがしたかな〜。また
控えめで我慢強い一方で自分の人生を静かに諦観している姿勢は何とも寂しく思えたし、自分自身は
多くを望まないけれど、マークに対して見せる真っ直ぐな想いや大きな包容力が優しいと同時に切なく映
ったりもしましたね。あとペイシェンスとプリムとの姉妹愛や二人に見せる表情の良さ、マークとの出会い
によって心持ちが明るくなっていく様もよく伝わってきたなあ〜と(^^)気持ちの優しさや愛情深さ、強さや
脆さといったパッションの本質面が、感情面と共に微細に深く描出されていて、心に訴えつつ読ませていく
んですよね。パッションみたいなタイプにはこれまでに遭遇した事がないかな〜。たおやかでありながら凛
としていて、自我を前面に出すわけでは無いけれど、しっかりと芯が通った、素敵なヒロインだと思います。
ヒーローのマークは伯爵で、弟の出生の真相を知る母親の昔の知人から、その家の娘との結婚を強い
られていますが、ある日パッションと出会い、惹かれていきます。クールで皮肉屋な面もあり、人生におい
て、そこそこ満足しているという部分はパッションと共通しているかな〜。愛を否定するというよりは、愛を
知らないヒーローという感じで、弟思いで嘘を嫌い、何事にも正直であろうとする所やありがちな貴族の
型に嵌らずに、自分のスタンスを守っているあたりは好印象。パッション同様に、マークもまたパッションと
の出会いによって精神的に満たされていく様や不安や独占欲をさらす姿もよく描かれていたと思います。
そしてパッションを求める一途な激しさには、性的なもの以上にマークが抱える孤独や痛みといった内面
の無防備な部分が映し出されていて、渇望するような一身な愛し方やパッションを手放した後の痛切な
までの空虚さといったマークの心模様を、感情を濃密に込めながら読ませていく流れは秀逸であり、また
強く胸を打たれましたね。幼少期のエピソードなんかも辛くて落涙もの。心に訴えてくるヒーローでした。
二人を囲む脇役キャラ達もまたしっかりとしたキャラで描かれていましたが、マシューはマークに比べると
まだまだ若いなあ〜と。次回作ではどんなヒーローになるのか興味が募ります。母親の言いなりだった
シャーロットは最後できっちりと筋を通す強さを見せたし、パッションを支えるペイシェンスとプリムの存在
も愛情に満ちていて良かった(^^)そしてマークとシャーロットの母親たちの身勝手さや強欲さにはリアルな
ものがあったりと、キャラそれぞれの個性の際立ち方、絡み方揃って○。確かな上手さを感じましたね(^^)
パッションとマークが人目を忍んで関係を続ける中、ある日従妹のシャーロットの婚約披露パーティーに
行ったパッションは、シャーロットの婚約者がマークである事を知らされ、更にマークから弟の出生の真相
が書かれた手紙をネタに脅迫されている事を聞かされますが、シャーロットの為に身を引く決心をします。
まず性描写の多さや露骨な表現に関しては、キャラの心情の動きが言葉やエピソードを用いて着実に
織り交ぜられていたので、私的には問題無く受け止められました(笑)あれだけのセクシャルなやり取り
が生きるのもまた巧妙な心理描写があってこそだなあ〜と実感。ストーリーは序盤から勢いがあり、力
強い筆致で激しさと同じだけの切なさを出しながら展開していきますが、とりわけ二人の別れが迫る中
盤以降は、押し寄せる感情のうねりに圧倒されると同時にグッと惹き込んで読ませる事しかりでしたね
〜。キャラ立ち、ストーリー展開揃って申し分の無い手ごたえがあり、描写も抜群。愛する人を守ろうと
する二人の優しさや高潔さには何ともやるせない思いで一杯になり、そしてエピローグでマークが見せた
涙にもらい泣きしつつ、読後は感動に満たされて、深い余韻に浸ったりも。情感溢れる秀作です(^^)
この作品は、「The Passion Quartet」の一作目に当たりますが、マシューとペイシェンスが主人公に
なる二作目「Patience」は発表が遅れているみたいですね〜。作者のHPのお知らせによると、現時点
では(08年2月)刊行は未定との事。三作目は「Primrose」で、四作目でシャーロットがヒロインに
なるのかな?作品は仕上がっているような感じなので、遅れの理由が気になる所ですが、「パッション」
が良かっただけに、無事刊行される事を願うばかりです。気長に待っていますので、何卒〜(^∧^)
- 2008/03/15(土) 02:49:57|
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シンディ・ジェラードの「The Bodyguards Series」二作目。イヴと私立探偵のマックのお話です。
シークレット・サービス時代に警護を担当して親しくなった資産家令嬢のティファニー連絡が取れなくなった
為、ボディーガードのイヴは行方を探し始めた。そんな中ティファニーが通っていたクラブで、初恋の相手で
私立探偵のマックと再会し、イヴはティファニーを探す父親に雇われたマックと行動を共にする事になり・・・。
う〜ん・・・。前作はまあまあという採点でしたが、今作はがっくりとテンションが下がりましたね〜(苦笑)
長男スキーとしては三作目がちと心配になったりも(^^;)さて、とりあえずレビューしていきたいと思います。
ヒロインのイヴは元シークレット・サービスで、現在は兄弟達と一緒に父親が興した警備会社でボディー
ガードをしています。前作時はイヴの男前なキャラが中々良い感じだったのですが、いざヒロインになって
見ると、思ったほど個性が発揮されていないなあ〜と。タフでガッツがあり、フットワークの良さなんかも見ら
れるし、M&M中毒なんていう微笑ましい一面もあるものの、特筆すべき要素や目立って光るものが無く
て、極々平凡レベルに落ち着いちゃっているんですよね〜。あと私的にはマックが好かなかったせいか、イヴ
の心情面と温度差を感じてしまったのは否めずかな。マックに惹かれていく心模様も、理解という面では
同調出来ないし、葛藤という程の深みも見られず。心配する兄弟達(主にイーサン・笑)とのやり取りとか
は良い感じだけれど、イヴ個人となるとさほど印象に残らずで、期待していただけに何とも残念でした(^^;)
ヒーローのマックは元警官の私立探偵。富豪令嬢のティファニーの捜索を依頼され、調査をしている最中
にイヴと再会します。ストーリーの序盤で、このマックが完全にアウトを決めました(爆)いくら過去の事とは
言え、「明日電話する」などと、する気も無い事を言う調子の良さや約束を平然と破る確信犯振りがどう
にも頂けずで、若気の至りでは済まされないだろう〜と。膝の怪我や破綻した結婚生活、娘への愛情と
いったマックの背負っているものを通して、うわべの人当たりの良さからは汲み取れない厚みや深みをキャラ
に与えるという方向に持っていこうとしているのかも知れないけれど、過去の一件はさておき、愛情深い父
親という一面を除いて、他マックの何を取っても見ても中途半端にしか映らないんですよね。離婚の一件に
関しても、被害者意識が抜け切らないし、内で抱えている悩みや苦しみから重みが伝わってこない。なの
で、そのあたりも空振りに終わっていると言えるかな(^^;)私的には魅力がよくわからなかったですね(苦笑)
そして脇役陣ですが、長兄イーサンの静かな魅力は今回も健在でしたね〜。次回作が楽しみですが、
期待はほどほどにしておこう(笑)あとはティファニーの友人のカットとスヴェンのカップルやビリーとその家族
にバド伯父さんといった面々が相応な立ち位置で、各々の役割をしっかりと果たしていて良かったです。
ティファニーの後を追いかけながらも、タッチの差で捕まえられない中、イヴとマックはラスベガスのホテルに
辿り着きますが、ティファニーの姿は無く、ティファニーを連れ回していたバンドのメンバーの内の二人が
死体となって発見され、更に借りたレンタカーに爆弾が仕掛けられたイヴとマックは危機一髪の所で難
を逃れます。ストーリーはイヴとマックのティファニー探しをメインに展開していきますが、流れが平坦と言
うか、緊迫感が薄くて漫然としているので、途中からかなり弛んだ感がありました。ロマンス面についても、
前作は感情面のやり取りにそこそこ手ごたえがあったのですが、今作はそういった部分もパッとせず。まあ、
脇役達と皆が集まるエピローグは良かったかな(笑)でもそれ以外は読ませ所の無い単調な作品でした。
次回作はイーサンがヒーローになる「情熱の密林」。長男スキーには外せない一冊なので、期待通りだ
と良いなあ〜(笑)そしてこのシリーズの続きを新刊買いするか否かはイーサン次第だったりします(^^)
- 2008/03/13(木) 23:24:02|
- ソフトバンク文庫|
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管理人がボサーっとしている間にサイトのカウンターが60000に到達していました(^^;)お知らせが
遅れてしまい、失礼致しました。踏まれた方が気が付いていて下さるといいのですが〜。お心当たり
のある方は、サイトの「Kiri Plan」からご連絡下さいませ。なお、申告期限は3月16日の23時まで
とさせて頂きますね〜。どうぞ宜しくお願い致します(^^)次回のキリ番は66666を予定しております。
- 2008/03/12(水) 18:54:17|
- お知らせ&ご挨拶|
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スーザン・アンダーセンの「Marine Series」の二作目。前作でも顔を覗かせたジェイクのお話です(^^)
シェフのリリーは友人のグリニスの家を借りていたが、ある日グリニスの兄のザックが現れた。散々妹が人
に騙されてきた為、ザックはリリーの言い分も聞かずに金目当ての人間だと決め付けるが、そんな中妹が
婚約者の実家に向かった事を知り、後を追いかけようとするザックとリリーは行動を共にする事になり・・・。
すっかりとお気に入りとなった前作に続いて、キャラの立ち方、話の運び方のどちらも確かで切れがあり、
笑いつつもちょっぴり切なくなったりと存分に楽しませてくれましたね。期待通りのご機嫌な一冊でした(^^)
ヒロインのリリーはシェフで、次の仕事が始まるまでの間借りた友人グリニスの家でグリニスの兄のザックと
遭遇し、お金目当てで妹に近づいている人間だと思われてしまいます。ブロンドで小柄。砂時計のように
セクシーな体型をしたリリーですが、有能でガッツのあるしっかり者なキャラが、おしゃれが大好きな女性
らしい魅力と共に良い感じに光っていましたね〜(^^)フレンドリーで頼れる雰囲気や溌剌とした可愛さ
を発散させる一方で35歳という年齢なりの落ち着きや肝っ玉の据わり方とかも気持ちが良くて、同性
に好かれるタイプと言えるかな。ザックに対して心が揺れつつ、でも素直に向き合っていくあたりもキュンと
させながら読ませるし、終盤にミゲルを見事なまでに撃沈させた(笑)勇ましさに至っては痛快そのものだ
ったな〜(^^)料理やおしゃれに愛情を注ぐのも○。賢くて優しくてキュートに魅せてくれるヒロインでした♪
ヒーローのザックは海兵隊員。任務を終えて帰宅した所、妹のグリニスから家を借りているというリリーと
鉢合わせます。疑り深くて短気だし、問答無用でリリーをカネカネ女と決め付ける一方で悶々とする(爆)
ザックですが、人生の岐路に差し掛かっているが故の悩みや少年時代の心の傷といった側面がキャラに
妙味を与えていて良かったなあ〜と(^^)口が悪くて態度も横柄だけれど、言動からは根の正直さが伝わ
ってきましたね。妹と上手く関係が築けていなかったり、自分の感情に目を向ける事が苦手で、リリーへの
愛情にどう対処していいのかわからずに、ついドジを踏んでしまう不器用さが微笑ましいと同時に人道主
義の両親に顧みられなかったと言う生い立ちに根ざしているのが見て取れる中、他人を当てにしないと
誓ったザックの内に残る少年のままの部分が、ザックの心情の動きと相まりながら巧みに描き出されていて
◎。チューリップを渡さずに投げる(笑)最後のシーンはいかにもザックらしいけれど、不安や怯えをさらす姿
には切なさを覚えつつ、ザックにはリリーみたいなタイプがぴったりなんだよね〜とつくづく実感したりも(^^)
そして脇役陣ですが、まず私的にはクープとロニーの再登場は嬉しかったです(^^)ザックやジョンにからか
われても、さらっとのろけたり、ロニーに甘い視線を向けるクープが良いんだなあ〜。相変わらず素敵でニン
マリとしちゃいました。ロケットことジョンは次回作を期待させる存在感があって何よりだし、ザックとジョンと
クープの、いかにも男らしいおバカなやり取りも楽しかった(^^)更にジェシカを始めとしたボーモント家の人
々もきちんと個性を出しながらの配置が○。リリー&ザックとの絡みも過不足無く描かれていたと思います。
グリニスと婚約者のデイヴィッドの後を追ったリリーとザックは、デイヴィッドの家に辿り着くと同時に二人が
誘拐された事を知らされ、ザックは友人達に連絡を取って協力を求めますが、身代金の受け渡しに失敗
した後に、誘拐事件の事を知らされていなかったグリニスとデイヴィッドが姿を現します。ストーリーはテンポ
が良く、導入もスムーズ。リリーとザックが相手を知り、惹かれていく様がユーモアたっぷりの掛け合いや感
情をにじませたやり取りを交えながら明るく軽妙に描かれていたし、背景がキャラ形成にきちんと活かされ
ていて、また読ませ所も着実に押さえていましたね。リリーとザック、二人を囲む脇役達、誘拐騒ぎにザック
に恨みを抱き、リリーを狙う若者といった要素を、的確かつコンパクトに束ねた話運びも上手かった。カラッ
と明るくセクシーで歯切れが良く、それでいて切ないエッセンスが散った色合いが絶妙な快作でした(^^)
さて三作目は「Hot and Bothered」で、ロケットがヒーローですね〜。無事翻訳される事を願います(^^)
シリーズは四作目の「Coming Undone」まで発表済みですが、その後も続いていくのか気になる所です♪
- 2008/03/10(月) 22:27:24|
- スーザン・アンダーセン|
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マリーン・ラブレースの三部作「熱く危険な任務」の二作目。ケイトとパイロットのデイブのお話です(^^)
気象学者のケイトは、各機関の代表者達と共に極秘プロジェクトに参加していた。ある日プロジェクトの
メンバーの一人が病に倒れ、その代わりとして空軍のパイロットのデイブがチームに加わる事になった。
プレイボーイの評判を持つデイブは早速ケイトに誘いをかけるが、ケイトは仕事優先の姿勢を見せて・・・。
三部作の中でこの作品だけ原書はDから出ていますが、「ペガサス」のテストと言う極秘プロジェクトを
順調に進めつつ、ケイトとデイブのロマンスもしっかりと盛り込んであって・・・とこれだけのボリュームをDの
中に納めて、かつ見事にバランス感の取れた内容に仕上がっているのはさすがだなあ〜と感服ですね(^^)
遅刻の理由はオイオイ(^^;)って感じだけれど(笑)、大らかで自由気ままなデイブのキャラは憎めない
ものがあるし、明るくてチャーミングなケイトも、離婚の経験で異性に対して妙に頑なになったりせずにある
がままに構えているあたりが良かったかな〜。自然と二人の息が合っていく感じで、ほのぼとしたものを感じ
させるカップルと言えたりも(^^)太陽フレアの一件も終盤に挿入されたにも関わらず、無理無くスマートに
まとまっていて、全体を通してラブレースらしい手堅さと同時に上手さが光る作品でした。面白かったです♪
「愛と使命と」も既読ですので、その内レビューしたいと思っています。締めに相応しい内容でした(^^)
- 2008/03/10(月) 22:26:13|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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1987年の作品。2009年あたりに改訂して再出版されるとの話ですが・・・。ファンとしては楽しみが増えて
喜ぶべきなのですが、例の作品で痛い目に合っているせいか、一抹の不安を抱いているのは否めず(笑)
AAR等海外の評価を見ると、良さげなんだけれどな〜。いつか日本に上陸する日が来るのでしょうか(^^)
- 2008/03/10(月) 22:25:12|
- スーザン・E・フィリップス|
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順番通りに刊行されないとは言え、ついにきたか〜という感じですね(笑)とりあえず来月はこの一冊に
尽きる、大大本命本。年内に読めれば良いな〜くらいに思っていたので、とーーっても嬉しいです(^^)
- 2008/03/07(金) 23:10:24|
- リサ・クレイパス|
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キャサリン・コールターの「FBIシリーズ」。以前から翻訳の状況と言うか、穴が気になっていたので、何の
気無しにピックしてみたり(笑)ついでに長々とリンクも貼って見ました。6月に新作が出る模様です(^^)
「The Cove」 1996年 *二見書房より刊行予定
「The Maze」 1997年
「迷路」「The Target」 1998年
「The Edge」 1999年
「Riptide」 2000年
「Hemlock Bay」 2001年
「袋小路」「Eleventh Hour」 2002年
「土壇場」「Blindside」 2003年
「死角」「Blowout」 2004年
「Point Blank」 2005年
「Double Take」 2007年
「Tailspin」 2008年
気になるのは「迷路」の後の三作かな、断然。正直な所、コールターのヒストリカル作品への興味は薄れて
きているので(笑)、このシリーズの翻訳強化をお願いしたいですね。「The Cove」の後は何が来るのか・・・。
- 2008/03/06(木) 23:11:47|
- 二見書房|
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勿体無いとお取り置きしていましたが、やっとこさ「8」に着手。「ステファニー・プラム・シリーズ」です(^^)
実家の隣家の老人から、行方不明の孫のイーヴリンとその娘を探して欲しいと頼まれたステファニーは、
早速調査を開始した。だがイーヴリンの元夫や地元でいろいろと噂のあるアブルッツィに目をつけられて
しまい、嫌がらせを受けるが、そんな中イーヴリンの旧友が行方を知っているとステファニーは踏んで・・・。
さてさて。お久し振りのステフですが、アホ丸出しのDV夫捕り物作戦を始めとして、相変わらずのハチャ
メチャな行状でしたね〜(笑)今回はとにかくうさぎに狙われまくりで(笑)、中でも一番笑えたのが公園で
雁の群れに襲われた事かな(爆)ロマンス面はモレリと離れている状態で、接近中だったレンジャーと遂に
・・・といった感じでしたが、以前から書いているように、やっぱりモレリと一緒にいるステフの方がよりらしさ
が出ると言うか、しっくりと馴染むなあ〜と改めて感じました。二人の間にある長い歴史や同じ環境で育
った故も大きいんだろうなあ〜と(^^)何だかんだ言いながらも、必ずステフの様子を見に来るモレリの言葉
や仕草から愛情が感じられるのがこれまた良いんですよね。元サヤに納まって何よりだし、おドジで臆病
なくせに大胆無謀だったりと混沌としつつ、やっぱりステフには憎めない愛らしさがあるなあ〜と思ったりも。
しっかし・・・ヴァレリーとクラウンを引き合わせるとは。その後の諸々を思うと、笑いが止まらずだわ(爆)
続いてお馴染みの脇役キャラ達ですが、今回は全体的におとなしめ(?)な感じがしたかな〜。それでも
十分ヤバイんだけれど(笑)出戻ったヴァレリー親子のせいで人口密集度がグッと高くなったプラム家では、
バスルームの争奪戦やTVのチャンネル争いが盛んで、とりわけTVのチャンネル権を牛耳っているヴァレリー
にスタンガンを使おうかと言うメイザばあちゃんのブラックな発言は笑えました。でも更に爆笑したのは、
うさぎの○○を「触ってやる」の下りでしょう(爆)ルーラと並んで、シリーズには欠かせない存在ですね(^^)
そんなルーラは星占いに従ったら競馬が大当たりで、今回は笑いよりも和ませてくれたと言えるかな(笑)
そしてステフのパートナー(?)となったクラウンの完全にずれちゃっている間抜け振りは大爆笑と言うより、
断続的に小さな笑いを誘う感じでしたが、乾燥機に入って出られなくなった上に洗濯物状態で回されて
しまったシーンは最高(^^)トイレット・ペーパーを食べて出した(爆)ボブも相当笑えたけれど、クラウンの
乾燥機ネタが今作ではベストでしたね〜。髪の毛がふわふわだとか遊園地みたいだとか・・・アホだ(爆笑)
イーヴリンの行方を追うステファニーは、イーヴリンの旧友のドッティに目をつけ、やがて二人が連絡を取り
合っている事を突き止めますが、そんな中イーヴリンの元夫が殺害され、ステファニー自身もイーヴリンが
持っているある物を取り返そうとしているアブルッツィの手下に付け回された挙句、誘拐されてしまいます。
とにかくこのシリーズはドタバタの連続に抱腹絶倒する事しかりなのですが、↑で書いたように、脇役だけで
無く、ストーリー自体も勿論笑いはあるものの、私的にシリーズの中では普通のレベルといった感じかな〜。
事件面に関しても、ドタバタしつつも真相に迫っていくステフの動きよりも、レンジャーやヴァレリー、そして
母さん(笑)の活躍の方が印象に残っているし、終始ノリが良くて、楽しく読めたけれど、インパクトとなると、
とんでもなく面白い「4」や「5」には及ばなかった風に思えました。話の流れも軽快で、バーグならではの
庶民派の空気感や独特の調子もよく出ていましたが、個々のエピソードにもう少しパンチが欲しかった
ような。あとモレリと離れている影響もあるのかな〜とも(笑)でも今回もしっかりとCR−Vに厄災が落とさ
れたし(爆)、8作目ともなると、作品毎に微妙に差はありますが、シリーズ特有のハイテンションな面白みは
不動ですね。やっぱり私はこのしょーもない、それでいて愛すべき馬鹿馬鹿しさが大好きなんだよな〜(笑)
待機している「9」と「10」も追々着手したいと思っていますが、とりあえずは「あたしはメトロガール」を読む
のが先かな。そして6月には14作目の「Fearless Fourteen」が発表になるとの事。嬉しいですね〜(^^)
- 2008/03/06(木) 19:10:56|
- ジャネット・イヴァノヴィッチ|
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ジャッキー・ダレサンドロの新刊。ヒストリカル以外ではTからも作品が刊行されている模様です(^^)
グレンフィールド侯爵のスティーブンは、ある日森の中で何者かに命を襲われたが、倒れている所を
通りかかったヘイリーに助けられた。傷の手当を受けたスティーブンは、養生を兼ねて暗殺者を欺く為
に素性を家庭教師と偽り、ヘイリーの家に滞在する事にしたが、段々とヘイリーに惹かれていき・・・。
ストーリーは割りと王道的な感じですが、温かな笑いやユーモアで明朗な彩りを加えつつ、ほっこりと
楽しませてくれましたね〜。個性様々な上に魅力が輝くキャラ達も◎。とっても素敵な一冊でした(^^)
ヒロインのヘイリーは両親の亡き後、一家の大黒柱として妹二人と弟二人を養っていますが、家族には
内緒で、船長だった父親の思い出話を男性誌に連載して収入を得ています。情に厚くて心が優しい
ヘイリーのキャラが抜群でしたね〜(^^)自分の幸せよりも家族優先の人生を送り、苦労をしながらも
愛情や優しさに満ち溢れている様が極々自然に感じられたし、責任感が強くて長女らしい気質の持ち
主でありながらも、堅苦しい面が無くて、物事に対してゆったりと大らかに構えつつ、でも言うべき事は
しっかりと言えるあたりも◎。頑張っているのに窮屈だったり無理をしている所が無くて、おのずと周囲を
和ませる雰囲気があるんですよね。スティーブンに惹かれていく過程からは、真っ直ぐな目線や自分の
気持ちに素直なスタンスが感じられると同時に決して世間知らずでは無いけれど、初々しさが見て取れ
るのも良かったかな。また美人で性格が良くて学識があるものの、ピカピカに光っているという風でも無く、
穏やかさや柔らかさの中に飾りの無い、地に足が着いた感じがしっくりと納まっていて、とってもチャーミング
で好感度高しなヒロインでした(^^)スティーブンの家族が魅了されてしまったのも当然と言えるのでは(笑)
ヒーローのスティーブンは侯爵で、狩猟小屋に向かう途中で何者かに狙撃され、傷を負って倒れている
所をヘイリーに助けられますが、以前にロンドンでも襲われた事から、素性を隠してヘイリーの家に滞在
し、犯人の動きを探る事にします。このスティーブンのおバカ振りの何とも愛すべき事!(爆笑)シニカル
な面があり、いかにも貴族らしい傲慢さも持ち合わせていて、財産には恵まれてはいるものの無自覚な
まま寂しい生き方をしていますが、賑々しくて愛情豊かなオルブライト家で過ごす内に、その混沌さに
驚きながらも、遠慮の無い、ありのままの触れあいを通して笑ったり喜んだりしつつ、新たな発見や解放
感に浸るスティーブンの表情が心情の動きと共に鮮やかに描かれていて、とっても微笑ましく、また印象
的だったな〜(^^)暗殺者に関する諸々のセッティングは親友のジャスティンにほぼ丸投げ状態で(笑)、
ヘイリーを忘れようとひたすらアルコールに走るトホホな有様なんかも憎めなかったし(爆)、何事にも率直
なヘイリーに対してスティーブンの不器用なヘタレ振りが際立つ感じも○。そしてパプルモア君に対する
勝手に命名癖には大いに笑わせて貰いましたね〜(爆)私的にはパプルボンボンがツボ直撃だったり(^^)
脇役陣もまた個性的な面々が集まっていましたが、可愛さではやっぱりお茶会大好きのキャリーに尽き
ましたね(^^)お茶会やジョセフィーヌ嬢の手当て(笑)、そして手紙等スティーブンとのやり取りで見せる
子供らしい屈託の無さには目を細める思いでした。姉思いのパミラやシェイクスピア引用癖のある(笑)
アンドルーとネイサンも良かった。そしてウィンストン、グリムスリー、ピエールの三人衆も味があってナイス
だったな〜。のっけの口喧嘩を始めとして終始ニンマリとさせられたし、ピエールの英語訳には笑いが止
まらず(爆)ウィンストンがつく悪態をキャリーが何の気無しに口にするのにもおかしかったです(^^)キャラ
達の個性の立ち方が伸び伸びとしていて、二人を囲みながら、支えて応援しつつ、心を通い合わせた
温かなやり取りも申し分無し。ストーリーを明るく盛り立ててくれる、なくてはならない存在でしたね〜(^^)
傷が癒えたスティーブンはロンドンに戻る決心をしますが、ヘイリーにその事を伝えられないまま、ある晩
二人は関係を持ち、翌朝スティーブンは置き手紙を残して去ります。その後スティーブンの妹の計らいで
再会するものの、何も知らされていなかったスティーブンはとっさに自分の素性を知ったヘイリーが財産目
当てに接近してきたと勘違いをしてしまいますが、そんな中暗殺者がスティーブンに迫ります。ストーリー
は、流れとしてはゆったりとしている感じかな〜。ヘイリーとスティーブンのロマンスは機微を丁寧に映し出
しながら読ませていく内容で、個々の快活なエピソードもよく出来ていましたね(^^)展開こそオーソドックス
ですが、個性の立つキャラ達や温もりあるやり取りがストーリー上で自然に調和していたし、ヘイリーの趣
味でもある名前の語源や花言葉がエッセンス的なニュアンスを出しているのも○。上手さだけで無く、安定
感のある筆致で終始雰囲気良く展開しつつ、途中で弛む事も無く、全体的にまとまりも良かったです。
幸せが充満したエピローグも愉快で、やっぱりお茶会にはニンマリ(笑)心和やかな優良作品でした(^^)
今後の翻訳については不明ですが、是非出して頂きたいですね〜(^^)これまでのラズベリーさんはもう
一つといった感がありましたが、ツボをつく作品が段々と増えてきているので何より。期待しています(笑)
- 2008/03/03(月) 23:39:30|
- ラズベリーブックス|
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シリーズの四作目。三作目が今月発売になるとの事で、新作待ちの状態にならないのが何よりです。
「おせっかいなゴッドマザー」の発売は上旬との事ですが、となると今週の内に出るのでしょうか・・・(^^)
- 2008/03/02(日) 21:56:38|
- シャンナ・スウェンドソン|
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マリーン・ラブレースの三部作「熱く危険な任務」の一作目。原書はIMから出ている模様です(^^)
陸軍軍人のジルは、極秘プロジェクトのメンバーとして、任務に当たっていた。他の軍や様々な機関
から集まったメンバーの中でも医師のコーディーに惹かれるものを感じるが、一方でジルはコーディー
の経歴から疑念を抱いてもいた。そんなある時秘密基地を同時に離れた二人の仲が急接近して・・・。
ラブレースお得意の軍物ですが、相変わらず手際良くツボを押さえた内容で楽しませてくれましたね〜。
基本的にアニキ系だけれど、グーフィー人形に話しかけたりやセクシーな下着を着けたりと女性らしさを
覗かせるジルとさらっとした男らしさが良い感じのコーディが揃って○。最新型の戦闘車の極秘テストと
いう設定や各機関から集められたメンバー達の顔ぶれにも面白みがあり、ロマンスと事件面のバランス
も上手く取れていて、どちらの要素からもしっかりと読ませるなあ〜とホクホクでした(^^)ラブレースは軍
物を扱っても、スタイリッシュかつ読みやすく砕いてくれるんですよね。妙な暑苦しさも無いし、明確性が
感じられるのもナイス。マックとキャリーのぶつかり合いにニンマリしつつ、とりあえず次回はケイトだわ♪
- 2008/03/02(日) 21:52:56|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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