ジュリー・ガーウッドの新刊。こちらも楽しみにしていました。「太陽に魅せられた花嫁」の関連作です。
イングランド貴族の娘ブレンナは、親が決めた結婚の為に花婿の元へ向かう途中で、待ち伏せして
いたハイランドの領主のコナーに捕まり、自分と結婚するように命じられた。コナーはブレンナの花婿
に復讐する目的だったが、護衛達の命を救う為にブレンナは了承し、二人は領地へ向かうが・・・。
私的には前作の方が好きですが、今作もガーウッドらしい持ち味が生かされていて、当確ものとして
期待通りの水準に達した内容で何より。気張らずに楽しめる安心感がありますね。良かったです(^^)
ヒロインのブレンナは英国貴族の娘で、親に決められた結婚相手の元へ向かう途中で、ハイランダー
のコナーに捕まり、その日の内に結婚する事になります。美人で優しくて、ちょっと天然が入ったブレンナ
のキャラは、とてもガーウッドらしい可愛いヒロインでしたね(^^)落とし物の常習犯なだけ無く、他人の
物も無意識に持ち出して放置したりや独り言の多さといった癖やハイランダー達が驚く程の旺盛な食欲
に愛らしさや微笑ましさを感じつつ笑いを誘われたし、ああいった状況下に置かれても逃げ出したり
せず、現状に向き合ってどうにか良くしていこうとするブレンナのひたむきな頑張りやコナーを筆頭とした
周囲を振り回しながら魅了していく様が、ユーモラスかつ朗らかに描かれていて、確かな面白さがあった
な〜と。またブレンナの感情表現が開けっぴろげとでも言うか、とても端的なので、素直に読ませるもの
があるんですよね。似たようなタイプでも、私的にはジェイミーの方がより鮮明な印象で魅力的に思える
のですが、ブレンナの不安や恐れに負けない前向きなスタンスや明快な性格はやっぱり素敵でした(^^)
ヒーローのコナーはハイランドの領主。幼い頃に父親を殺害され、以後アレックの庇護のもとに成長し、
死の間際に父親と約束した復讐を果たそうとしています。キャラとしては自制心があり、荒っぽくて
ぶっきらぼうなタイプかな〜。「夫の言う事に従え」というスタンスを見せるコナーが、自己主張をしながら
マイペースに事を運ぶブレンナに魅了されて徐々に心を解れていく過程や自分の想いに気が付かなか
ったりという部分が相応な感じにまとまっていたし、頑固で男臭い雰囲気と鈍感なりのメロメロ加減が
程良い感じに出ていたと思います。ガーウッドのヒーローらしいしっかりと安定した魅力がありましたね。
脇役陣ですが、まずジェイミーとアレックの再登場は嬉しかったな〜(^^)おしどり夫婦といった感じで
落ち着いていましたが、タペストリーの件は相変わらずで思わずニンマリしたりも(笑)そして最後になって
出会った、コナーの親友のクィンランとブレンナの妹のフェイスのやり取りは良かった。クィンランはさらっと
した魅力が好印象だし、フェイスはわずかの登場でしたが、はきはきとして茶目っ気のあるキャラが○。
二人の今後が予測出来るだけに、スピンが描かれていないのなら、もっと早く出会わせてサイドロマンス
として盛り込んで欲しかったなあ〜と思います。あれだけで終わってしまうには惜しいカップルでした(笑)
領地に戻ったブレンナとコナーが結婚生活を始めると同時にコナーの継母のユーフィーミアと息子の
レーンが滞在する事になる中、コナーの留守中に付きまとい始めたレーンに襲われそうになったブレンナ
は自力で身を守りますが、事情を知って激昂したコナーはユーフィーミアを追いかけ、父親の殺害に
共謀した人物を知る事になります。ストーリーの中でメインとなるブレンナとコナーの関係性については、
ブレンナとコナーの個性を上手く出しつつ、各々の意見や考えをユーモラスにやり取りさせながら、内面
の動きにも筆が及んでいて、相手の気持ちを汲めないが故のすれ違いや気持ちの通じ合い、理解の
深まりが過不足無く描かれていましたね。意見の違いとは全く別の所で、二人が相手の本質をちゃんと
わかっているのも○。また幼いブレンナとコナーが出会う最初のシーンや結婚式、ブレンナによる礼拝堂
建設計画等のエピソードも愉快で良かったし、ペースも終始軽快でした。しいて気になる点を挙げると
すると、ブレンナの父親でしょうか。どう見ても良い父親とは思えなかったのですが、実際はそうでもない
みたいだったりとそのあたりがはっきりせずかな〜。あとコナーの父親殺害の件に関しても最後にバタバタ
と簡潔に終わってしまったので、もう少し余裕を持たせた方が良かったのでは・・・と感じたりも。全体的
に見ると、前作の方がストーリーに惹き込む力やパンチがあるな〜と私的には思いますが、でも個性が
光るキャラ、温かく笑いがあるストーリー揃ってツボを押さえた良作でしたね〜。面白かったです(^^)
次回の翻訳は「The Secret」。いつか「The Clayborne Brides」や「Come the Spring」といった
ウエスタン物も出して頂けたりすると、とーっても嬉しいのですが・・・。何卒お願い致します〜(^∧^)
- 2008/01/31(木) 23:59:04|
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発売は今年の夏ですが、こちらもアマゾンを散歩中に拾いました(笑)内容はロマサスでしょうね〜。
作家陣もかなりオイシイ事だし、いつかどこかが出してくれたら、とーっても嬉しいのですが(^^)
- 2008/01/30(水) 23:42:20|
- 原書新刊|
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本国で2月に発表される「オメガ・シリーズ」の最新作。「IM」になっているけれど、確かもうIMって無く
なったんじゃなかったっけ?(笑)この翻訳は来年あたりになるのかな〜。いつの間にかゴールインして
いた(爆)クレア&エステバンのお話では無いみたいですが(^^;)いつか読める事を期待ですね♪
- 2008/01/30(水) 23:41:12|
- オメガ・シリーズ|
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エイミー・J・フェッツァーの新刊。随分とお久し振りですが、「ドラゴンワン」では無い単発作品です。
国家最高機密の研究所で働く科学者のシドニーは、テロリストによる研究所の襲撃からただ一人
生き残ったが、その為に政府やテロリストからも命を狙われる羽目になった。そんなシドニーの前に
襲撃によって仲間を殺害された海兵隊員のジャックが現れ、二人は行動を共にする事になるが・・・。
う〜ん・・・まず感想としては、イマイチでしたね〜(笑)始めは割と良かったのですが、段々と退屈に
なっていったと言うか。良い部分もあるんだけれどね(^^;)以下
ネタばれアリなのでご注意を〜。
ヒロインのシドニーは国家の最高機密の研究所で、サリンガスの対策を研究する科学者。研究所
の外で休憩を取った後に戻ってみると、職場はテロリストに襲撃されていて、命からがら逃げ出した
所に海兵隊員のジャックと遭遇します。タフでしっかり者だし、ユーモアやウィットのセンスも光ったりと、
中々良い印象だったかな〜。スタンドプレイに走ったりもせず、協調性もあり、食欲旺盛な一面は
とりわけ微笑ましかったりも(^^)国家機密のプロジェクトを担う程の頭脳の持ち主だけれど、頭の
良さが鼻につく事も無かったですね。でも心理面を含めて、キャラの描出がそこそこな感じだったので、
ちょっと物足りない気はしましたが、明るくて快活な雰囲気はよく出ていたので、トータルでは○かな。
ヒーローのジャックは海兵隊の大尉で、鹿狩りをしている最中に研究所のテロに巻き込まれて仲間
達は殺害されてしまい、復讐を果たすべく情報を求めてシドニーの後を追いかけます。ジャックのキャラ
ですが、正統派のヒーローと言えるかな〜。真面目でリーダーシップもあるし、相手の気持ちを汲め
るだけの思いやりや優しさも感じられました。特殊任務に就き、私生活はどちらかと言うと孤独な
生き方をしているタイプだと、感情的に不器用だったりする場合が往々にしてあるけれど、ジャックは
そのあたりも素直で、癖の無いストレートなキャラがさらっと立っていたなあ〜と。素敵でしたね(^^)
脇役も多く登場しましたが、シドニーとジャックを追いかけるNSA捜査官のシスコは冷徹な曲者系の
キャラで、ヒーローに昇格しても良さそうな存在感でしたね〜。部下のウィッカムとのやり取りにはニヤリ
とさせられたりも。あとシスコと元武器商人の女性との関係は明らかに含んでいる感じで微妙に気に
なりました。他は悪人がほとんどでしたが、これがぼやけたキャラばかりで何とも言えず・・・です(苦笑)
テロリストによってサリンガスとシドニーの研究の成果が奪われ、NSA捜査官のシスコは内部に裏切り
者がいる事を確信し、テロリストの正体と並行して捜査に当たりますが、一方シドニーとジャックはテロ
リストの追跡をかわしながら、徐々に事件の核心へと迫っていきます。まずサリンガスとその対策、そして
国立公園の地下に造られた研究所といった設定自体は割と凝っていると言うか、興を感じたものの、
プロットがズルズルなのがどうにもこうにも・・・(^^;)あと裏切り者の動機等の描写がすっぽりと抜けて
いたりや最後に死体で発見された、別の裏切り者キャラと事件の関連性も不明瞭なままだったりと
突っ込みポイントだらけなんですよね〜(苦笑)テロリストによる被害者達の指切断の件も結局は
大した意味も無く何だかなあ〜といった感じだし、最後の空港のシーンに至っては、いくら生き残った
裏切り者とシドニーを対決させたいと言っても、芝居がかっていて正直冗漫に思えたりも。キャラの
視点を複数に分けてアップテンポに展開していく中、ロマンスはわりかし良い感じだけれど、アイデア
やエピソードが作中で生かされず、説明や描写が欠落したサスペンスのお粗末振りは何とも頂けず
でしたね〜(^^;)なまじサスペンスに力が入っているのがわかるだけに残念度が増しちゃった感もある
かな(苦笑)次回の翻訳の詳細は不明ですが、「ドラゴンワン」の続きは楽しめると良いなあ〜(笑)
エイミー・J・フェッツァーですが、「ドラゴンワン」シリーズと単発作品を交互に刊行しているみたいですね。
ちなみに「ドラゴンワン」は三作目の「Come As You Are」が発表されたばかりです。あとはアンソロジー
集の「Tell it to the Marines」なんていうのも出ているので、短編スキーには要チェックかも〜(笑)
- 2008/01/28(月) 23:08:26|
- ランダムハウス講談社|
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かなりお安く落ちていたので拾ってみた(笑)、ジョアン・ロスの昨年12月の新刊とノーラの再販作品。
ノーラの方はMIRA文庫版が何年も不良在庫化していて、ようやく着手しました(笑)正直どちらも
わざわざ書く事も無いなあ〜といった感じなのですが、一応読んだので備忘録程度にUPしてみました。
まずは「風の町にふたたび」から。ラジオのDJのヒロインと保安官のヒーローの再会物ロマンスにフィギュア
スケートの有名選手の殺害事件がサスペンスとして絡んでくる内容ですが、これがまた何とも・・・(笑)
ヒロインとヒーローのワケありの過去のロマンスやヒーローと息子のこじれた親子関係、更に偽名を
使っているヒロインの悲惨な生い立ち、別居中の暴力夫の存在等複数の要素を盛り込んで描かれて
はいるものの、どの要素を取って見ても深い掘り下げが無く、あっさりと薄味に落ち着いちゃっているん
ですよね〜。中でも逃げ出した妻に対して恨みや執着を抱いているといった、いかにも悪人っぽい印象
だったヒロインの夫の実際の良い人振りには拍子抜けのあまり言葉も出ず(苦笑)サスペンスも想定内
の展開だったし。何を言いたいのかよくわからず、ロマンスも含めて読ませ所の無い作品でした(^^;)
続いて「プリンセスの復讐」。某王国のプリンセスとして生まれ、その後宝石泥棒をしながら父親への
復讐を計画するヒロインと元泥棒のインターポール捜査官のヒーローのお話ですが、こちらは作品の
良し悪しはさておき、好みでは無かったと言うか。ヒロインとヒーローのキャラはノーラらしいカラーだし、
ストーリーも力があるな〜と思うのですが、終始尖ったものが引っ掛かる感じで、心から楽しめず。
泥棒ものって、もっとコミカルかつ粋なテイストで描かれている方が私には合うみたいです。長編だけに
読んでいて疲れたかな(^^;)確かノーラの泥棒ものがまだあったと思うけれど、どうなんだろうな〜(笑)
- 2008/01/28(月) 23:07:17|
- MIRA|
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ジュリア・クインの「Bridgerton Series」の一作目。ブリジャートン家の長女ダフネのお話です(^^)
子爵令嬢のダフネは、望まない求婚者にしつこくされて困り果てていたが、そんな時海外生活から
戻った公爵のサイモンと遭遇した。兄の友人でもあるサイモンは独身主義者で、お互いの利益の為
に付き合っている振りをしようとダフネに持ちかけ、二人は実行に移すが、徐々に惹かれ合っていき・・・。
前作に比べると、今回の作品の方が良かったかな〜。キャラ、ストーリー共にきちんとしている印象で、
正統派のリージェンシーと言える内容でした。ツボに嵌まる程では無いけれど(笑)、楽しめましたね。
ヒロインのダフネはブリジャートン家の長女で、結婚相手探しの真っ最中ですが、中々思うような相手に
恵まれない所に、長兄アンソニーの友人で公爵のサイモンと知り合います。このダフネですが、結束力
の固い大家族で、愛情を注がれて育った気の良いお嬢さんといった所でしょうか。年齢の割りには落ち
着きがあってしっかりとしているし、親しみやすそうな感じもありましたね(^^)サイモンに対する向き合い
方も素直で良かったし、スタンスにも無理が無く、優しさやひたむきさが要所要所で良い感じに光って、
トータルで気持ち良く読ませてくれたなあ〜と。ただ穏健妥当なキャラのせいか、パンチのある個性で
魅了する程のキャラ立ちはさほど感じられずでしたが、好ましい印象に尽きたヒロインではありました。
ヒーローのサイモンは公爵家の一人息子として生まれたものの、吃音のせいで父親から無視されて育
ったという生い立ちの持ち主で、爵位を自分の代で終わらせる為に一生結婚はしないと誓っています。
サイモンのキャラですが、特に癖も無く、真面目なキャラとでも言うか(笑)内には暗いものを抱えている
けれど、基本的には優しくて思いやりも感じられました。吃音が出ないように自制心を働かせたりや
(ありがちかも知れないけれど)酔っ払った姿を通して、恐れや不安、そして傷ついたままの少年の姿
が浮かぶようで、手堅さが見て取れましたが、中でも印象的だったのが、サイモンが内省し、自分の胸
の内をダフネに吐き出す事によって、父親の存在とは全く関係の無い所で過去と決別する下りかな〜。
手紙を読んで・・・という想定を裏切ってくれただけで無く、感情面の描出も含めて上手いし、冴えて
いるな〜といった感じで(^^)ダフネ同様にパンチは欠くものの(笑)、中々のヒーローだったと思います。
脇役陣に関しては、ブリジャートン家の皆さんが揃い踏み状態でしたが、やはり母ヴァイオレットの存在
感が抜けていましたね(笑)「お勤め」の下りには笑わせて貰いました(^^)続いて過保護な兄達は、
アンソニーのいかにも長兄らしい言動や三男コリンの茶目っ気あるキャラが目立っていたと言えるかな。
その二人の間に挟まれた次男ベネディクトの存在の薄さがちょっと気になったりも(^^;)あとはおませな
ヒヤシンスの今後に期待したいような(笑)そんな感じで一族の面々が揃って、賑やかなやり取りが
交わされて楽しくはあるのですが、それなりのレベルに納まってしまうんですよね。これがジュリア・クイン
の作風なんだろうなあ〜とは思いますが、もう少し後を引くような何かが欲しい感は否めずでした(笑)
付き合っている振りを始めたダフネとサイモンが段々と相手に惹かれていく中、二人きりでいる所を
見つけたアンソニーが激昂した挙句サイモンに決闘を申し込みますが、更に他にも目撃者がいた事
が判明し、ダフネはサイモンを説得して二人は結婚する事になります。ストーリーはペースが良くて、
ウィットやユーモアを散りばめつつ軽快に読ませていくし、社交界や舞踏会でのやり取りや「レディ・
ホイッスルダウン」のゴシップ新聞ネタなどを絡めながら、リージェンシーらしい雰囲気がよく出た内容
で、さくさくと楽しめました。ただお行儀の良さのせいなのか、もう一歩踏み込ませるだけの興が足り
ないと言うか。全体的にスマートで抜かり無くまとまっているのですが、愛着を抱かせるような面白さ
では無いなあ〜とも。まあ、これは好みの問題だと思いますが(笑)でも楽しめたので何よりでした。
後書きによると、このシリーズは順次刊行されていく予定との事ですが、順番としては長兄アンソニー
の「The Viscount Who Loved Me 」が二作目で、三作目が「もう一度円舞曲を」、そして四作目
にコリンがヒーローになる、「Romancing Mister Bridgerton」、続いてエロイーズの「To Sir Phillip,
With Love」、フランチェスカの「When He Was Wicked」、ヒヤシンスの「It’s In His Kiss 」そして
グレゴリーの「On the Way to the Wedding」になります。シリーズの完訳はいつでしょうか?(^^;)
- 2008/01/26(土) 18:15:01|
- ラズベリーブックス|
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コニー・ブロックウェイの新刊。今月楽しみにしていた作品の一つなので、早速着手しました〜(^^)
アメリカ人貴族の結婚披露宴の仕事を請け負った新米ウエディング・プランナーのエヴリンは、その
会場を借りるべく、十年前にひょんな事から貸しを作った野鳥研究家のジャスティンの元を訪れた。
借りを返すよう迫ってOKを得たが、一方実は諜報員のジャスティンはこの話を利用しようと考えて・・・。
まさに申し分の無い面白さですね〜。明朗な魅力が溢れるキャラ達と捻りのあるストーリー展開で
読ませると同時に魅了する事しかり。「純白の似合う季節に」に続いてのハナマル作品でした(^^)
ヒロインのエヴリンは、フランス人と駆け落ちしたおばが経営していた「ホワイト婚礼手配サービス」を
引き継いだばかりのウエディング・プランナーですが、仕事は失敗続きで、アメリカ人貴族の結婚式
を成功させて、会社の評判を上向きにしようとしています。このエヴリンが何ともチャーミングでした(^^)
しっかり者で、気の利いた事をさらっと言える機知の持ち主な一方でおとぼけな一面があり、また
素直さや純粋さが真っ直ぐに光っていたりと、様々な要素が混ざり合いながら大きな魅力となって、
エヴリンのキャラを輝かせていたなあ〜と。中でも状況に応じて、臨機応変に立ち回れる賢さや何でも
達者にこなしていく器用さの裏側に潜む、外見に対するコンプレックスがいじらしかったり切なかったり
で、その無防備な表情には優しい気持ちにさせられましたね(^^)更に洞察力がちゃんとあるくせに、
ジャスティンの事を、女たらしの放蕩者と勝手に思い込んでの発言もおかしかったし、あまり裕福では
無いとは言え、貴族の令嬢という立場にあるにも関わらず、就労に対して何の偏見も無く、自立心
旺盛な面も好感度大(^^)そして思い悩んだりしつつも、基本的には前向きで、気取りの無い率直
な姿勢が気持ち良く映るだけで無く、愛らしさや微笑ましさが溢れる感じで、とっても良かったです♪
ヒーローのジャスティンは、世間的には野鳥研究家という顔を持つ諜報員。屋敷を貸して欲しいという
エヴリンの申し出を利用して、任務を遂行しようと目論見ますが、このジャスティンのキャラが最高(^^)
実際は抜け目無く頭を働かせている諜報員なのですが、飄々とした、覇気に欠ける人畜無害系の
人物を装っている様が魅力たっぷりに描かれていて、すっかりと惚れちゃいました(笑)エヴリンのキス
シーンの最中にわざと木から落ちて邪魔したりのおバカ丸出しの行動や「ちびフクロウ」の呼び方に
笑いを誘われつつ、明らかに怪しい(爆)珍種の鳥ネタに至っては、その心憎さがツボ直撃(^^)様々
な顔を使い分けているとは言っても、狡賢い感じは一切無いし、諜報員というポジションとは別の、
生身のジャスティンの表情が、感情の動きや変化と共に窺える様も自然体で凄く良い感じなんです
よね〜。頭の回転が速くて、ちょっとシニカルな面を覗かせつつ、明瞭な洞察力や深い優しさが印象
的だし、茶目っ気やユーモアの温度感、落ち着き方が私的にしっくりときて◎。諜報員らしい、揺ぎ
無い強さと肩の力が程良く抜けたボケっぷりのバランス感が絶妙でした(笑)いや〜、好きだわ(^^)
エヴリンとジャスティンのロマンスですが、まず二人の出会い&再会のシーンがナイス。ユーモラスかつ
印象に残るエピソードでしたね〜。エヴリンとジャスティンの目線が、相手の本質や内面にちゃんと
向いている様が、明るく生き生きとした掛け合いを挟みながら、しっかりと描かれているし、ロマンス
のときめき(?)が色を出しつつも、二人の波長の合い方や一緒にいる時の空気から漂う気さくさと
言うか、居心地の良さはまさに秀逸。凄く自然な感じなんですよね〜。ジャスティンがエヴリンに言う、
愛情に満ちた優しい言葉の数々も素敵だし(^^)とってもお似合いの、愛すべきカップルだなあ〜と。
そして脇役陣ですが、これまた魅力的な面々が集まっていて愉快でした(^^)ジャスティンの執事の
ビヴァリーの曲者キャラにはニンマリだし、恋愛体質(爆)な裁縫師メリーと組んでの策士振りもおい
しかったな〜(笑)更に大らかなエヴリンのお母さんやお間抜け自転車オタクのブラムフィールド氏等
がエヴリンとジャスティンを囲みつつ、ストーリーに笑いや賑やかな色を添えると同時に各々の持ち味
を存分に発揮していたと思います。どのキャラも個性的で楽しくて、存在感も十分でしたね〜(^^)
ジャスティンが滞在するという条件付きで屋敷を借りたエヴリンは、早速荷物を運び入れて、結婚式
の準備に取り掛かりますが、一方のジャスティンは野鳥観察と称して屋敷の周辺に目を配りつつ、
外国から届く予定の機密扱いの品物を、婚礼用の膨大な荷物の中に紛れ込ませて受け取ろうと
目論見ます。まず話運びが抜群。ストーリーテラーらしい面白さで終始ぶれずに読ませるし、描写も
行き届いていて、キャラ立ちも顕著。相手の内側に焦点を置いたロマンスの素晴らしさは勿論の事、
事件面の持っていき方が何とも意外だったのも◎。終盤のスパイ捕り物作戦(笑)はドタバタとおかし
かったな〜(^^)エヴリンの追いかけっぷりに尽きるけれど(爆)、血生臭い事も無く、二人の仲も変に
こじれたりせずに、あくまでも明るく快活なカラーが一貫していて、笑いもたっぷりに楽しませてくれる
内容でした。ユーモアや機知の冴えもさすが。優しかったり微笑ましかったりで、ほくほくとした温かな
幸福感を与えてくれる作品です。コニー・ブロックウェイは私的にハズレ無しですね〜。大満足です(^^)
本国ではコンテンポラリー作品の「Skinny Dipping」が刊行されたばかりですが、次回の翻訳は
何が来るんでしょうね〜。「McClairen's Isle」あたりは凄ーく待望していたりも。果たして・・・?(笑)
- 2008/01/23(水) 23:56:40|
- コニー・ブロックウェイ|
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少し前に読んだHAを二冊。ニコラ・マーシュはお初です。あらすじはスルーさせて頂きますね〜(^^)
「情熱の目覚め」 ジョー・リー
男性経験が無く、友人の薦めに従って恋愛の勉強をしようとする玩具デザイナーのヒロインと企業秘密
を持ち出している社内のスパイを探す、玩具会社の警備担当者のヒーローのお話。う〜ん・・・何かよく
わからないと言うか(笑)奥手のヒロインが「恋のマニュアル」みたいなものを用いて、ロマンスに臨む(?)
みたいな設定が私的に好きでは無いし、元SEALだと言うヒーローもこれと言って魅力も無く・・・(苦笑)
過去に恋人に裏切られた事が尾を引いているとの事だけれど、そのへんもイマイチ伝わらずだしな〜。
コミカルなタッチでまとまってはいるのですが、面白さはわからず。特に印象の残らない作品でした(^^;)
「御曹司の素顔」 ニコラ・マーシュ
育ての親から受け継いだ画廊を守ろうとする画家のヒロインと画廊の買収を目論むヒーローのお話。
これがシンドイ一冊でした(苦笑)ヒロインがヒーローをモデルだと勘違いするやり取りから始まるので
すが、とにかくヒロインがダメ。相手の話を全く聞かずに一方的に喋るし、ヒーローの素性が発覚した
際には、話を聞かない自分の事を棚に上げた挙句、被害者意識丸出しの言動に走るわ、物事に対
する見方が柔軟性に欠くわと読んでいてかなり疲れました(^^;)ヒーローも含めて他に救いも無かったし
な〜。この作家さん、今月のHAからも作品が出ていますが、今後読む事は無いな〜と確信したり(笑)
- 2008/01/22(火) 23:59:01|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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本国で刊行されたばかりのジュリー・ガーウッドの新作。どうやらヒストリカルみたいですね〜(^^)
こちらもいつか翻訳されると良いなあ〜と思いつつ、まずは「メダリオンに永遠を誓って」を読むぞ(笑)
- 2008/01/20(日) 21:11:36|
- 原書新刊|
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ダイナ・マコールの新刊。購入の決め手は登場人物の紹介欄です(笑)いや〜、五世代とはね(^^)
超能力を持つデボラは、人里離れた山奥でひっそりと暮らしていたが、ある日飛行機の墜落現場で
生き残った女性と子供の存在を感じ取り、捜索に参加すべく山に向かった。そこでデボラは子供の
家族と出会い、事情を説明して共に捜索を始めるが、子供の祖父のマイクは不信感をあらわにし・・・。
最近の作品は私的にまずまずな感じでしたが、今作はダイナ・マコールらしい温度感やカラーが根底に
存在しつつ、キャラの設定や背景に新鮮味が見られたのも良かったと言えるかな。当たり作品でした♪
ヒロインのデボラは、超能力の持ち主であるが故に世間とは距離を置き、山奥の家で一人で暮らして
いますが、ある日近くの山に墜落した飛行機の生存者の存在を感じ取り、捜索に協力しようとします。
ヒロインが超能力者と言う背景は、過去のマコール作品でも少なからず見られましたが、40歳という
高めの年齢設定は初めてかな〜。逞しくてしっかりとしているタイプで、超能力を疑うマイクの言動や
二人の関係に対しても感情的になったりせず、冷静に受け止めるだけの落ち着きがあるのが好印象。
また、誰にも頼らずに独立している女性らしい強さだけで無く、一人で生きている寂しさが、デボラの
生活振りや胸中から映し出される様は、静かながらも趣が感じられて、印象深いものがあったな〜と。
大人らしい芯の強さや地に足が着いた姿勢も申し分無くて、確かな存在感を持つヒロインでしたね。
ヒーローのマイクは二度の離婚経験を持つ元軍人。当初は超能力を持つデボラに不信感を見せる
ものの、じきにデボラの能力が本物だと悟って態度を改めます。40歳のデボラに対してマイクは45歳
という設定ですが、割と言動が荒っぽくて、ちょっと取っ付きにくそうな感じもしたような〜。でもエヴァン
やジョニーに対して見せる愛情深い「パパ」(笑)の顔は魅力的だし、デボラへの理解や愛情なんかも
真っ直ぐで、マコール作品のヒーローらしさが見て取れるのですが、同時にどこか不器用さが感じられ
るあたりは異色と言うか、興味深く思えたりもしました。あと渋みや年齢的な深み、味わいが漂うのは
40overならではなのかな〜とも(笑)おっさん萌えの身には、良い感じのヒーローでございました(爆)
脇役の面々ですが、上は85歳、下は5歳(笑)のオライアン家の男性陣に魅了されまくりでした(笑)
ジョニーの可愛らしさや勇敢さも良かったし、私的には85歳でスノーモービルをかっ飛ばしちゃうソーン
おお祖父ちゃん(祖父ちゃんが複数いるので、この呼び分け方はナイス)がツボ直撃(爆)そしてエヴァン
とモリーのロマンスも流れや納め方が自然だったし、五世代のやり取りを通して、家族間の愛情や
団結力を感じさせる一方で各々の人生における孤独や苦悩が浮き彫りになる様がしっかりと盛り込
まれているあたりも○。トータルでキャラの印象や立ち位置も堅実で好感触でしたね(^^)そしてデボラ
の隣人の子沢山一家が、犯人と遭遇した場面には笑わせて貰いました。ジャムサンドねえ〜(笑)
ジョニーとモリーを無事救出した一行はデボラの家に落ち着きますが、墜落後に二人が殺人を目撃
した事を知らされたものの、天候の影響で電話が通じず、待機を強いられながらも、マイクの父親の
ジェームズが、雪の中を歩いて町に向かおうとする一方で二人を追いかける殺人犯がデボラの家の
近くへと迫ってきます。ストーリーは、デボラとマイクを中心に複数の視点を切り替えて展開していきま
すが、まず雪深い山を舞台に据えての臨場感も十分で、極寒の風景が寂しい雰囲気を更に深めて
いるようにも思えたかな〜。勿論ロマンスではあるのですが、孤独を抱えるキャラ達がハードな状況を
共有し、時間を共に過ごす事によって愛情や絆が生まれ、そして各々の人生の隙間が埋められていく
という部分に、とりわけ手ごたえを感じるせいもあってか、ドラマ性がより強く前面に出た内容と言えて、
派手さは無いけれど、キャラ、ストーリー揃って力があり、全体的に調和が取れていたと思います。
印象に残っているエピソードなんかも幾つかありますが、パピーの埋葬シーンは特にグッときました。
そして冒頭の献辞には涙を誘われたりも。人間味がしみじみと滲み出た、温かな良作です(^^)
ダイナ・マコール名義の作品で、以前からずーっと読みたいと思っているのが、「Jackson Rule」。
どこかが翻訳してくれないかな〜と密かに思っているのですが、いつか願いは叶うのでしょうか(笑)
- 2008/01/19(土) 23:59:52|
- MIRA|
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昨年の新刊を引き続き救済中。こちらも年内に着手するはずが、結局計画倒れに(いつもの事だが)。
というわけで(?)、ローリ・ワイルドの初翻訳作品。ライムさんは私的に当たり作品が多いですね(^^)
探偵事務所を営むチャーリーの元に、メイソンという男性が現れ、メイソンの祖父とチャーリーの祖母が
一緒に失踪した為、行く先を教えるようにと詰め寄った。何も知らないチャーリーはメイソンを追い払った
が、その後祖母の家へ向かうと、部屋は何者かに荒らされた状態で、再びメイソンと鉢合わせして・・・。
いや〜、良かったですね〜(^^)ロードムービー的な流れで展開していきますが、魅力たっぷりのキャラ達
と捻りやメリハリのきいたストーリー運びで思い切り楽しませてくれました。一気読みの面白さです(^^)
ヒロインのチャーリーは、クロゴケグモと茶色い目をした、リッチで足の長い男が苦手な私立探偵。50万
ドルを持って失踪した祖父のノーランを探すメイソンと共に、祖母のメイベリーンの行方を追う事になり
ますが、表向きは鼻っ柱が強くてタフなチャーリーのキャラが、スカッと気持ちが良いやらキュンと可愛い
やらで、大当たりでしたね〜(^^)細かい事は気にしない大雑把な面や行動力に富んだ前向きさと
いった豪胆で飾らない資質は、いかにも「庶民派」な感じで親しみがわくし、メイソンみたいなタイプに
とことんヨワヨワなくせに、強がって見せる様は何ともキュート。ポンポンと歯切れ良く出てくるセリフには
ニヤリとさせられたり、大いに笑わせて貰いました。また、その一方で身勝手な父親に対して抱く複雑
な感情や過去の恋愛の痛手から窺える、チャーリーの傷つきやすさや臆病な部分、そして内面の葛藤
を、切ない女心の機微と共に着実に読ませて◎。強弱の加減がしっかりと色付けされて描かれていた
と思います。威勢が良いくせにデリケートだったりと、くっきりとした個性でしかと魅せてくれましたね(^^)
ヒーローのメイソンは名家の御曹司。50万ドルを持って姿を消した祖父のノーランを探して、チャーリー
の元へ姿を現し、一緒に行動する事になります。長男贔屓の両親に認められたいが故に公私共に
エリートらしい生活を送っていて、まさにチャーリーとは正反対のキャラなのですが、このメイソンの言う事
やる事が可愛げがあると同時におかしかったなあ〜(笑)几帳面で支配魔な性格が、コミカルなやり
取りを引き出してくれました(^^)微妙に(笑)へたれ系の坊っちゃんかと思いきや、テコンドーの黒帯を
持っていて、いざという時には立ち回れるし、また自分が悪いときにはすぐに謝れる素直さも○。そんな
中、十代の頃の飛行機事故で友人を失った事を機に、内にあるワイルド(?)な部分に蓋をして、
ひたすら真面目に生きてきたメイソンが、チャーリーと知り合った事で精神的に解放されていく様は
とりわけ良く描かれていて、パンチのきいた掛け合いや着実な感情描写を通して、迷ったり考えたり
しつつ、生き生きと充実していくメイソンの姿はまさに出色ものでしたね(^^)チャーリーもまた精神的な
面で自分を縛っている部分があるのですが、一皮向けていく手ごたえとなると、やっぱりメイソンの方が
明瞭で、印象強く感じました。等身大でチャーミングな魅力が微笑ましくて、好感度高しでした(^^)
サイドストーリーとして、メイベリーンとノーランのロマンスが盛り込まれていましたが、ちょっぴりの切なさ
と大らかな優しさが入り混じった素敵な内容でしたね♪チャーリーとよく似ているメイベリーンとノーラン
のゆったりとしたキャラがしっかりと光っていて、愛情と同時に相手への友情や尊敬の念が感じられる
あたりも良かった。あとは殺し屋の片割れピーティーかな〜。その間抜け振りが良い味を出していて、
特にGEDに関する下りには大笑い(^^)他メイソンの恋人のダフネや「新婚ゲーム」のカップル等キャラ
の個性と配置も上手くまとまっていて、スパイスとしても○。しっかりと脇で盛り立てていたと思います。
メイベリーンとノーランを空港でさらった人間が、チャーリーの父親だと判明し、二人は後を追うものの、
お金と車を無くしてしまい、更に追っ手が迫った所、運良く居合わせた「新婚ゲーム」のツアーバスに
参加者の夫婦を装って乗り込み、難を逃れます。過去と現在のアカデミー賞の投票に関する不正
行為を巡る事件要素も、軽めながらよく出来ているし、ちょっとしたエピソードとストーリーの繋がり方
も滑らか。また様々なアイデアが巧みに生かされながらストーリーとして成り立っていて、そこに個性が
際立つキャラ達や小気味の良い会話を絡めつつ、明るく伸び伸びとしたカラーで快く描き抜かれて
いましたね〜。ロマンス面は、チャーリーへの気持ちを認めた後のメイソンの真摯さが良い感じで、
二人の息が抜群に合う中、クロゴケグモと飛行機の下りにはニンマリすると同時に爽快な気持ちに
なったりも(^^)そして「マチルダ」が破壊されるシーンは忘れがたいわ(爆)キャラ、ストーリー揃って
好ましく、終始ご機嫌なテンションで楽しめる痛快な作品でした。もし年内に読んでいたら・・・(苦笑)
ローリ・ワイルドですが、本国ではBZでも書いているそうなので、いつか刊行されたら嬉しいですね(^^)
勿論シングルタイトルも是非ともお願いしたいなあ〜。ライムさんだし、当てにしちゃって良いのかな(笑)
- 2008/01/17(木) 01:24:54|
- ライムブックス|
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ジュリア・クインに続いて(?)、こちらも出戻り発進という事で(笑)二作目は三女の登場シーンが
カットされての翻訳でしたが(あの妹の事を思うとそれもアリかもだけれど・笑)、今回はそうならないと
良いなあ〜と思います。しっかし・・・何で二作目から着手したんでしょうね〜。よくわからんです(笑)
- 2008/01/15(火) 23:59:54|
- ライムブックス|
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サンドラ・ブラウンの再販作品。エリン・セント・クレア名義のDは「二人だけの休日」だけは読んでいる
んですよね〜。今回の再販を機に、未読の山から初版本を救出したので、あと二冊でコンプだわ(^^)
乗っていたエレベーターが突然停止し、閉所恐怖症のレイニーはパニックに襲われたが、その場に乗り
合わせたディークになだめられた。その後ディークの部屋に連れて行かれたレイニーは、ブランデーを与え
られて休んだが、翌朝目を覚ますと、記憶が無いままディークとベッドを共にした事が明らかになり・・・。
以前にお友達が、「ヒーローが良いよ〜」と言っていた通り、ヒーローのディークのメロメロな尽くしっぷり
や優しくてユーモラスな物腰が魅力たっぷりでしたね〜。行動が強引だったりする場合もあるけれど、
基本的にはレイニーとお腹の子供の事を思いやっての事だし、レイニーに対する忍耐もあっぱれ(^^)
一方母親に愛されずに育った過去が影響しているとは言え、レイニーの利己的で子供っぽい言動には
いささか萎えたのは否めず(^^;)最後にはきちんと自分の内面に向き合うものの、「ヒステリーの発作」
と作中で書かれる言動って一体・・・(呆)相当苦手なタイプだった 「失意の向こう側」のヒロインとまで
はいかずだけれど、今回のレイニーのヒステリックな一面は、マイナス要素にはなりましたね(苦笑)
ディークの魅力に救われたのは確かだけれど、ロマンスと言うのはヒロインとヒーローが揃ってこそのもの
なので、一方のキャラが頂けなかったりすると、作品的にバランスが良くないし、自然と評価にも影響
が出ちゃうんですよね。せっかくディークが良いだけに、レイニーにももう少し魅力が欲しかったな〜とも。
今作は始まりこそ荒唐無稽だし(サンドラ・ブラウンはそういうパターンが少なからずありますが)、レイニー
のキャラが微妙な感はありますが、それでもストーリーは骨組みがしっかりとしていて、話運びや描写
にも勢いがあり、ぐいぐいと惹き込む力強さを感じさせる内容でしたね。サンドラ・ブラウンやリンダ等の
昔の作品はやっぱり上手さやパワーが違うと言うか、HQというコードの中でも高い水準できっちりと読ま
せるなあ〜と改めて思いました。何だか懐古モードに陥り始めていますが(笑)、少々難点はあるものの、
ヒーローはナイスで(しかも43歳(爆))、読み応えも十分です。こういう・・・内容的に厚いDって、近年
は見かけないんですよね〜。惜しむらくは、翻訳時にカットされた部分かな。結構意味のある下りだった
みたいなので、再販の際に完訳して貰えれば何よりだったけれど、どうやら旧訳のまま刊行された模様。
まあ、実際はそんな所なんだろうな〜(笑)さて、残るは「愛の潮」と「誘惑宣言」です。こちらはいかに?
- 2008/01/14(月) 23:02:30|
- MIRA|
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三組のカップルが大晦日に結婚するまでのストーリーを描いた短編集。なのに、しっかりと年明けに
読んでいると言う・・・(^^;)作品が三つあるので、あらすじはスルーして軽くレビューしていきますね。
「奇跡の花嫁」 シャロン・サラ
既婚の妹達から観光牧場で過ごす旅行をプレゼントされたヒロインと観光牧場のオーナーのヒーロー
のお話。シャロン・サラは限られたページの中でもツボを押さえつつ、上手くまとめて描きますね〜。
扁平胸(爆)にコンプレックスを抱く可愛いヒロインと一目惚れでメロメロになるヒーロー揃って○だし、
脇役達も魅力たっぷり(^^)事件面が入るものの、ロマンスがぶれる事も無く、全体的に優しくて
真っ直ぐな色合いで描かれた内容でした。三作品の中では一番好きだなあ〜。当たり作品です(^^)
「天使のプロポーズ」 マリー・フェラレーラ
骨折した姉の世話をする看護師のヒロインと玩具のデザインを手がける、シングルファーザーのヒーロー
のお話。婚約者に裏切られた為に恋愛に踏み込めないヒロインの頑なな態度が少々気になりますが、
誠実で素朴なヒーローは○。ヒーローの息子も可愛いし、ほんわかと和ませてくれたな〜。それから
「独身パパの会」の他メンバーズのスピンなんかがあっても良さそうな感じもしたり。中々楽しめました♪
「秘書の告白」 ビバリー・バートン
雇い主のヒーローに長年片想いしているヒロインと仕事の為に家柄の良い妻を求めているヒーローの
お話。えーー、別所で「今後もう読まない作家」として名前を挙げたにも関わらず、早速読む羽目になり
ました(短編集には再録も含めて、かなりの確率でしぶとく収録されている、某D大先生の如く・爆)。
まあ、でも久し振りにビバリー・バートンのまともな作品に遭遇したと言うか(笑)、HQの短編という事で、
何のストレスも無く、普通に(あの作品の後だけに、これって結構重要だったりする)読めたので何より
でした。短編の割にはボリューム感を感じさせる内容で、ツボもちゃんと押さえられていたと思います。
収録されている作品が揃って良い感じの短編集って滅多に遭遇しないのですが、この本は合格です。
本棚に残しても良いかな〜と。でも場所を取るんだよね(^^;)とりあえずクローゼットにキープだな(笑)
- 2008/01/13(日) 23:32:38|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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簡易コメント付き私的ベスト20冊リストを作成して、サイトの方にUPしました〜。お暇な方は覗いて
見て下さい(^^)ご新規ラインも増えているので、次回からは5冊分枠を増やす予定もあったり(爆)
レビューは後ほど〜。HQの短編集と文庫が一冊ずつ待機中。現在は先月の新刊コンテンポラリーを
読んでいます。これがかなり良い手ごたえです(^^)これが昨年の内に読了していたら、20冊ピックに
影響を与えていたのでは・・・とかちらっと思ったり(^^;)今月の新刊は未だに手付かずな状態ですが、
MIRAはダイナ・マコールを押さえました。ダイナ・マコールは大きく外す事は無いものの、最近読んだ
作品はどれもツボにはまるとまでいかずだったので、オチ待ちだな〜というノリだったのですが、ヒーロー
の背景とかが、いままでの作品とはちょっと違う感じだった事に興味をそそられたんですよね〜。果たして
どう出るかな?未だに昨年の新刊を読んでいる状態なので、いつ着手に至るのかは不明ですが(笑)
- 2008/01/13(日) 23:02:25|
- お知らせ&ご挨拶|
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昨年12月の新刊。キャサリン・コールターの「Night Trilogy」の一作目で、1989年の作品です。
えーっと、一応
ネタばれアリの警報を出しておきますね。未読の方はスルーかバックをお薦めします。
異父兄によって老子爵の元に嫁がされたアリエルは、夫の残虐非道な虐待に耐える毎日を送ったが、
夫の急死によって自由の身になった。一方戦地から帰還したバークは、かつて惹かれたアリエルと結婚
すべく近づくが、亡夫の虐待によって極度の男性不信に陥っているアリエルは心を閉ざしていて・・・。
昨年はコールターのヒストリカル作品が連続して翻訳されましたが、既読の二冊に比べると、この作品
が私には一番合ったかな。ヒロインの境遇の悲惨さには怒りを覚えるやら気が滅入るやらだし、万人
にお薦めは出来ないだろうけれど、キャラの印象も良くて、安定した読み応えのある内容でした(^^)
ヒロインのアリエルは、15歳の時に知り合ったバークに恋心を抱きますが、父親が急死し、後見人に
なった異父兄によって老子爵と結婚させられてしまい、以後性的に不能の夫から残虐極まりない虐待
を受ける日々を送りますが、数年後、夫の死によって解放されます。まずプロローグで、変態鬼畜野郎
(言葉が悪くてすみません)な夫の常軌を逸した虐待とそれを受けるアリエルの姿が何とも暗い重々しさ
と共に描かれているので、相当凹んだのは事実(苦笑)結婚前のアリエルが、明るくて無邪気そのもの
だっただけに、夫の死後もどうしようもなく傷つき、痛めつけられたまま立ち直れない姿はとにかく辛くて
痛切だったな〜。心の痛みや苦しみが巧みに描出される中、徐々にアリエルの気持ちが明るくなっていく
と同時に過去に向き合って、バークとの信頼関係を築きながら、立ち向かう強さを得た様も、自然かつ
丁寧な流れで展開していくし、本来の明朗な気質にしっかりとした強さが備わったアリエルからは活気
が感じられて良かったと同時に爽快感みたいなものを覚えたりも〜(^^)痛い部分もありますが、
アリエルの内にある意思や思考、心模様がキャラを明確に立てていたのが何よりだったと思います。
ヒーローのバークは伯爵で、戦争の為に国を離れていましたが、帰還後、以前から心を惹かれていた
アリエルに求婚しようと決意し接近するものの、アリエルが財産を処分して国を脱出しようとしている事
を知り、拉致して結婚にこぎつけます。このバークですが、正統派タイプでしたね〜。始めからアリエル
にメロメロだし、拉致の下りは行動が性急で強引だったりするので、アリエルが痛々しく映ったりもした
けれど、内に閉じこもったアリエルを引っ張り出すにはああいったやり方も必要だろうし、自分の為だけ
で無く、それ以上にアリエルの事を思っているのが率直な愛情や忍耐、献身を通して感じられて○。
茶目っ気のある性格も中々良かったし、「傷ついたヒロインとヒロインを見守りつつ、支えるヒーロー」
という構図は、以前読んだコールター作品でも見られましたが、今回も上手く、堅実に描かれていたと
思います。アリエルの気持ちを尊重しながら悶々と待つわけだけれど(笑)、押し引きの加減がきいた
接し方は、コールターのヒーローらしいスタンスで好印象。アリエルの事が好きで仕方が無いのに、結婚
するまでは愛人を囲っておこう〜という考えは何となく微妙なものの(笑)、良く出来たヒーローでした。
さて脇役陣ですが、特にサイドストーリーとかも無かったのですが、シリーズの二作目、三作目で主役
になる、バークの友人ナイトとアリエルの異父姉の夫アレックもしっかりと顔を見せていました。ナイトは
典型的な独身主義者と言った風でしたが、アレックの方はアリエルの異父姉との結婚生活において
含むような発言もあったりで、やや気になる感じがしました。あと私的に解せなかったのが、バークの義姉
とその恋人の関係かな〜。この義姉ですが、人は悪く無いものの、軽率で空気は読めないし、全然
賢くない。でも恋人の方は割とまともと言うか、スマートそうな感じなので、魅力の無い義姉に惹かれた
挙句、結婚にまで至った事はかなりの謎でした(苦笑)総括すると、今後のヒーローズも含めて、どの
キャラも脇役らしい位置に納まっている感じで、特に癖も無かったと思います。そんな中、アリエルの夫の
異常性と残虐性、そして夫の庶子の気持ち悪さはよく出ていて、コールターの達筆振りが窺えましたね。
結婚後、バークの家に戻って女主人として生活を始めたアリエルは、徐々に結婚生活にも慣れ、バーク
にも心を開き始めますが、女中が暴行されてその後死亡する事件が起こり、更に経済的に貧窮している
アリエルの異父兄がアリエルに接近します。ストーリーは序盤において過去のエピソードを挿入しながら、
アリエルとバークのやり取りをメインに展開していきますが、アリエルの苦しい胸中や心を開いていく過程
の描き込みも手堅くて、過去から立ち直って強さを得るアリエルと側で支えるバークの懐の深さは確かな
内容で読ませるし、先日読了した凡作(爆)のヴァイキング物なんかに比べると、終始危なげ無く楽しめ
ましたね。ただ最後の、亡夫の庶子との争い(?)における決着は、アリエル自身につけさせても良かった
んじゃないの〜?と感じたりもしましたが、老女の行動パターンに合ってはいるので、まあOKなんだろうな。
ストーリー自体は力も勢いもあるし、キャラもしっかりとしていて、トータルで○。中々の作品でした(^^)
シリーズの続きの「Night Shadow」と「Night Storm」ですが、順次刊行されるそうです。正直コールター
はコンテンポラリーの方が良いな〜といった感じだけれど、ネット上の評価によると、「Night Shadow」
は結構良さげなので、読んで見たいかも〜と。でもその前に「FBIシリーズ」を何卒お願いします(^∧^)
- 2008/01/11(金) 23:59:07|
- 二見書房|
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来月刊行されるクレイパス作品。「Dreaming of You」かと期待しましたが、コンテンポラリーとは(笑)
こちらも楽しみだけれど、私的大本命のデレクとキャムは・・・?首を長ーくして待ってまあ〜す(^^)
- 2008/01/10(木) 21:45:36|
- リサ・クレイパス|
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今月ソフトバンク文庫から発売になる、ジャネット・イヴァノヴィッチの「あたしはメトロガール」の続編。
こちらも今年の夏には発売になるそうで(笑)やっぱりシリーズ物の翻訳予定が明確なのは嬉しい
なあ〜。しかも翻訳ペースが速いのもありがたい。他のご新規作家も含めて今後が楽しみです(^^)
- 2008/01/09(水) 22:22:08|
- ジャネット・イヴァノヴィッチ|
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年内に読めず、持ち越しとなってしまったリンダの新刊。「チアガール ブルース」の続編ですね(^^)
フィットネスジムを経営するブレアは、警部補のワイアットとの結婚を控えて日々準備に追われていた。
そんなある日、ブレアはショッピングモールの駐車場で何者かに轢き殺されそうになり、以後何者かに
後をつけられたりと不審な出来事が続くが、ブレアの被害妄想だとワイアットは取り合わずにいて・・・。
まず、前作については、全く予備知識を持たずに取っ掛かった挙句、リンダ定番のロマサスでは無い
内容に肩透かしをくらった感はあったものの、読んでいく内に段々と馴染んでいった感じかな〜。
そして二年後の今作になるわけですが、終始思った程にはのれずで、ちょっと残念でしたね(笑)
ワイアットとの結婚式の準備に追われるブレアが、何者かに命を狙われるというストーリーが、前作
同様にブレアの一人称スタイルで描かれていきますが、相変わらずしたたかにあれこれと思案を巡ら
せつつ、ワイアットと駆け引きを繰り広げたりしながらの、ブレアの好き放題&ノンストップのお喋りは
全開モードでしたね。ただ歯切れの良さや冴えがあまり感じられないせいか、ブレアのテンションに
同調する事が出来なかったのは否めず(^^;)前作では自然と笑いを誘う、取っ付きやすさみたいな
ものがあったのですが、今作はブレアとの間に距離を感じてしまったんですよね。ブレアがよりパワー
アップした事や一人称のリズム感がいま一つな感じのせいもあるかと〜。でも読んでいてしんどくは
無かったし、時にはくすっと笑ったりもしたけれど、ブレアのノリを楽しむとまではならずでした(笑)
続いてワイアットですが、ブレアのパワーアップにつられて(?)、前作よりも存在感も増したように思えた
かな〜(笑)常に臨戦態勢なのは相変わらずで笑えました(^^)ブレアみたいなタイプには、ワイアット
みたいなタイプがちょうど良いんでしょうね。妹や母親などブレアの家族の面々も揃っていましたが、
母親の友人夫妻のエピソードが入るとは思いもせず。あとエピソードと言えば、ストーリーの最初の方
で、「ガトリンバーグの垢抜けないチャペルで結婚しよう」とワイアットが言ったとなっていましたが、この
ガトリンバーグって、確か「パーティーガール」でデイジーとジャックが結婚した所だよな〜と。私的には
そのチャペルで結婚したカップルの方が、作品も含めて断然好きなので、つい意識しちゃいました(笑)
不審な電話が続き、何者かに後をつけられていると思ったブレアは、ワイアットに相談しますが、確か
な証拠が無い為に取り合って貰えず、二人の仲に暗雲が立ち込める中、ブレアの部屋に火が放たれ
ます。サスペンス面はさておき、とにかくブレアに尽きる内容がコミカルに描かれていて、カラッと軽く読め
ますが、掛け合いやユーモアといった点において、特に際立ったものは見られずで残念。ただ結婚式
や家の改装における、男女間の感覚や見解の違い(笑)にはニンマリとさせられたりも。でもブレアの
キャラだけで読ませる程の興は見出せず、作品にキュッと締まった面白さや妙味が欠けているように
思えたかな。やっぱりリンダのコメディ調作品のベストは「パーティーガール」で不動のままという事で(笑)
何だか(いつも以上に)大して内容の無いレビューになってしまいましたが(苦笑)、リンダの次回作は
「Up Close and Dangerous」で、今年の夏には「Death Angel」が刊行される予定だそうです(^^)
- 2008/01/07(月) 23:36:31|
- 二見書房|
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この間の短編が当たりだった、ナンシー・ウォレンのHA。本国ではTから刊行された作品です(^^)
大企業の重役のダレンは、父親の策略によって「理想の結婚相手」として雑誌に取り上げられた為、
マスコミや女性達から逃れるべく変装をし、身元を偽ってシアトルで潜伏生活を始めた。アパートの
一階の住人のケイトと段々と親しくなったダレンはケイトと関係を持つが、自分の正体を告げられず・・・。
ヒーローが変装して人目を忍んだ生活をしたり、ヒロインがヒーローに天使の柄が入ったビキニパンツ
を買ったり等コミカルな調子で始まりましたが、思いのほか(笑)真面目なストーリーでしたね。家計を
支える為に高校を中退したヒロインの人生目標やそんなヒロインに惹かれていくヒーローの胸中に視点
を置きながら、全体的にしっかりと描かれていました。元恋人との金銭面の一件やヒーローの正体を
知った後のヒロインの言動はやや微妙な感じもしましたが、中身のある作品なので楽しめたな〜と(^^)
ナンシー・ウォレンの作品はHAから引き続き刊行されているみたいなので、こちらも要チェックですね。
そしていつかはシングルタイトルが読めると良いなあ〜と思ったりも。今年も欲は尽きませんね、ええ(笑)
- 2008/01/06(日) 23:59:16|
- HQ&SIL系他読書雑記|
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ローリ・フォスターの「ヴィジテーション・シリーズ」二作目。こちらも年一ペースの翻訳ですね〜(^^)
亡き夫の遺産を使って慈善活動に勤しむシェイは、ある晩盛り場で娼婦と勘違いされ、牧師のブラ
イアンが運営するセーフハウスへ連れて行かれた。娼婦達の手助けをすべく、シェイは素性を明かさず
にハウスで暮らし始めるが、一方のブライアンはある理由から、牧師の兄ブルースになりすましていて・・・。
さすが当確作家ですね〜。登場人物達の立ち具合、テンポの良いストーリー展開揃って期待を裏切
らない出来映えで、ローリらしいカラーとテイストで楽しませてくれる作品でした。面白かったです(^^)
ヒロインのシェイは、亡夫が遺した莫大な遺産を使って慈善事業に取り組んでいる未亡人。経営する
シェルターに駆け込んできた少女が受け入れを拒否され、危うく死にかけたという出来事がマスコミに
取り上げられて非難を受けた経験がありますが、困っている人を救おうとする熱心さやこうと思い込ん
だら頑固一徹な姿は、純粋に善良さや前向きなバイタリティーを感じさせて、好感度高しでしたね〜。
「愛のオークション」でブランディの姉として登場した時のイメージそのままなのも微笑ましかったし、自分
の目標やブライアンに対して積極的に向かっていく姿も気持ちが良かったなあ〜。人助けに頑張るキャラ
って立派な一方でのめり込み過ぎて、物事の判断が付かなくなったりなんていう事が往々にしてあった
りするのですが、シェイの場合は生い立ちや過去をキャラに上手く投影させつつ、そのあたりの加減も
ちゃんときいているなあ〜と。根が素直なせいか、ブライアンへのあけっぴろげな想いも含めて言動に
可愛げがあるんですよね。何事にもパワフルに突っ走っているようでいて、慎重に構えたりやちょっとした
言葉からは孤独が滲んだりと細やかな部分もよく出ていて、トータルでちゃんと読ませましたね(^^)
ヒーローのブライアンは賞金稼ぎですが、双子の兄で娼婦達にセーフハウスを提供している牧師の
ブルースが何者かに襲われて重傷を負った為、犯人を捕まえるべくブルースになりすまして行動して
います。ブライアンは、ローリらしいヒーローといった感じでしょうか。短気で荒っぽい一方で正義感や
優しさは人一倍。でもそういった面を隠すように、ワルぶって見せる不器用さが良いんだなあ〜(^^)
ブルースに対してどこか劣等感にも似た気持ちを抱いている事や亡き妻に痛い目に合わされた過去
の影響が、疑り深くてシニカルな物腰から感じられる中、シェイにムラムラと欲情しつつ(爆)、ついつい
本当の自分を出してしまいながら、ブライアンがシェイに心を開いていく様が心地良い温度感でしっ
かりと描かれていて、そのあたりも手堅かったですね。率直な魅力が立つヒーローだったと思います♪
さて脇役の面々は、スピンならではのおいしさがあってウハウハでしたね(笑)まず人が良くて、ちょっと
とぼけ気味のブルースがすっかりとお気に入りになりました(^^)お忍び行動を楽しんでいたりする姿
もかなり可愛かったのですが、牧師という職業を選んだなりの個性が、これまで読んできたローリの
ヒーローズとはまた一風違うような印象もアリで、そういった部分からも興味は募るな〜。兄想い、
弟想いなブライアンとの兄弟関係も愛情でしっかりと結ばれていて良かったし、兄弟を書かせたら
やっぱりローリは上手いですね。あとブライアンと勘違いされて、シェイに襲われた(爆)時の有様には
思い切り笑わせて貰ったりと、次回作が今から楽しみです(^^)そしてジョー&ルナのカップルの再
登場は嬉しかったなあ〜。良きパパ&ママになったジョーとルナですが、相変わらずの存在感を
見せながらも、しっかりと家庭人らしく落ち着いていましたね〜♪中でもお年頃のウィローとクレイの
交際に目を光らせまくる、過保護パパなジョーが最高(爆)オースティンも健在で、この一家はいつも
魅せてくれます。女性受け著しいジェイミーのタイミングを心得た(?)登場の仕方もおかしかったし、
やりたい放題(笑)なアリックスの名前が拝めたのにもニンマリ。これだけの脇役達が出揃いながらも、
主役の立ち位置は不動だし、それぞれの個性の描き分けも申し分無し。作品を明るく盛り立てる
と同時にキャラに嫌味が無いので、肩の力を抜いて存分にやり取りを楽しめるのが何よりでしたね。
シェイはセーフハウスの娼婦達にマナーを教えたり、仕事を紹介したりしながら、信頼を勝ち取っていき
ますが、ある日セーフハウスに娼婦達のヒモが侵入し、警察沙汰になった事からマスコミが押しかけた
為に、慈善事業をする富裕階層の女性を嫌うブライアンに素性がばれてしまい、更にシェイがシェルター
用に購入した家が放火されてしまいます。ストーリーはシェイとブライアンを脇役達が賑やかに囲んで、
軽やかに展開していきますが、ホットなテンションに心情面の動きを絡ませた二人のロマンスは軽妙で
安定した筆力で着実に楽しませるし、シェイとブライアンを筆頭に登場キャラ達も鮮やかで魅力的(^^)
ローリ定番の特色を生かしながら、全体的にきっちりと仕上げられていましたね。人好きのするような、
気取らない雰囲気が良い感じに映えつつ、外さない面白さで読ませる事しかり。また次回作への振り
も上々で、期待が高まりばかりです(またしても一年待ちかな〜・苦笑)明るくて快い良作でした(^^)
次回作は「When Bruce Met Cyn...」ですね〜。更に「Just a Hint, Clint」、「Jamie」と続いて
いますが、アリックスのお話はまだ発表されていません。その内刊行される事を願うばかりだわ〜(^∧^)
- 2008/01/05(土) 23:59:54|
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バーバラ・マコーリィの「秘められた思い」の最新刊。相関図が頭の中でごちゃついた状態です(苦笑)
ある理由から身元を隠してウルフ・リバーの町へやってきたキーラは、町のホテルで職を得た。働き
振りを認められたキーラは、ホテルのオーナーのクレアと親しくなり、更に従業員とは付き合わないと
いうルールを掲げている、総支配人のサムに惹かれていくが、自分の素性を打ち明けられずにいて・・・。
何度かこのBlogでも触れていますが、「秘められた思い」は、シリーズの最初の頃の作品がお気に入り
なので、作品は全部読んでいるものの、ブラックホーク一族の入り組んだ(?)家族関係はイマイチ
印象に残っていないんですね(苦笑)なので、今回のヒロインとブラックホーク家の繋がりもこの作品
の中でおさらいした感じでした(^^;)ヒロインが素性を隠していたとは言え、変にこじれたりしないあたり
も明快で良いし、ストーリー、キャラ揃って堅実に描かれていて、捻りや新鮮味は欠くものの、安定感
と共にさくさくと読ませる内容でした。次回作は3月に刊行されるとの事で、今作のヒロインの姉妹の
お話みたいですね。こちらも文庫と文庫の合間の息抜きを兼ねて、チェックしようと思っています(^^)
- 2008/01/05(土) 23:59:17|
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2008年最初のレビューは12月に出たHA。ローリー・フォスター&ステファニー・ボンドの短編収録
本です。これまたオイシイ組み合わせ(^^)二話あるので、あらすじはスルーさせて頂きますね。
「謎の想い人」 ローリー・フォスター
探偵事務所の受付係のクレアとクレアの友人で消防士のハリスのお話。先日読了した「聖者の夜は
謎めいて」もそうでしたが、ローリはキャラをきっちりと有効活用(笑)してくれる作家さんですよね〜(^^)
今作においても、クレアはデインとアレックの探偵事務所に勤務しているし、ハリスはイーサンやライリー、
バックの仲間の一人だし・・・という事で、お馴染みの名前やキャラが登場して、スピンらしいお楽しみ
があったのも良かったな〜(^^)元々は友人だったクレアとハリスの関係が、ロマンス的に盛り上がって
いく流れもとても自然で、恋愛が入り込んでも二人の間にある友情は変わらないのがよく伝わってくる
あたりやどちらも自分の気持ちに素直なのも○。そしてヌード写真のモデルがクレアだと判明した後の
デインとアレックの慌て振りにはニンマリさせられたりも(笑)ローリは長編だけで無く、短編でも過不足
無く楽しませてくれる作家さんだなあ〜と改めて実感。歯切れの良い面白さが光る作品でした(^^)
「最初で最後の夜」 ステファニー・ボンド
建築士として成功を収めつつあるサマンサとサマンサと高校時代に一夜を共にした事があるディーク
の再会物ロマンスですが、展開もスムーズだし、キャラもしっかりとしていて、描写も細やか。作品的
には申し分の無い内容と言えるかな。ただ、サマンサの高慢ちきな物の見方に引っ掛かりを覚えたの
は否めず(^^;)存在感はあるし、ディークにガツンとやられて、これまでの自分を省みる事になるもの
の、好感の持てるヒロインでは無かったのが残念だったなあ〜と。でもディークはわんこも含めて(笑)
中々魅力的だったし、サマンサのアシスタントのプライスのとぼけたようなキャラも光っていてナイス♪
サマンサのキャラが私的にはちとマイナスにはなりますが、確かな手ごたえは得られましたね(^^)
- 2008/01/04(金) 23:59:10|
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明けましておめでとうございます〜!本年もどうぞ宜しくお願い致します(^^)
年末年始の忙しない状況のせいで、読書時間がゆっくりと取れずにいますが、昨年の新刊も持ち越して
しまっているので(笑)、追々読んでいきたいと思っています。一体いつ完全救済に至るのだろうか(^^;)
とりあえずサイトの方に「My Best Titles 2007」のリストや無駄話(笑)をUP予定でおります。年内に
時間が取れずだったので、予定していたUP作業が出来なかったのですが、お正月休みの間に何とか
仕上げたいという希望を掲げています(相変わらず希望だけは一人前・爆)さ〜て、頑張ります(^^;)
- 2008/01/01(火) 18:30:03|
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