翻訳された作品全てが当たりの作家と言えば、SEPとクルージーですね。作品を読む度ににがつん
がつんとやられっぱなし(笑)今ではクルージー作品無しに私の読書生活はありえないです(^^)
夫の浮気が原因で離婚したルーシーは、ある日食事を済ませたレストランの外で、店内で見かけて
いた魅力的な男性に路地に引きずり込まれ、何とか自力で逃げ帰った。だが刑事だと言うその男性
ザックが自宅に現れ、元夫が関与していると思われる横領事件を捜査している事を告げられて・・・。
離婚ホヤホヤのヒロインのルーシーと元夫が関わっていると思われる横領事件を捜査する刑事の
ヒーローのザックのロマンスですが、シングルタイトルに比べるとおとなしめと言えるけれど、終始
スムーズな展開で、キャラ、ストーリー共にクルージー印がしっかりと光る楽しい作品でした(^^)
離婚を機に自立した人生を送ろうと決意しているヒロインのルーシーですが、真面目さとおとぼけの
バランス感が絶妙で、人の良さや自然体な雰囲気がいかにもクルージーのヒロインらしいし、自立
しなきゃと思いつつも、肩の力が良い具合に抜けているあたりが微笑ましくもあったりと好印象(^^)
髪の毛が苔色になったり、わんこズに話しかけたりのエピソードではくすくすと笑わせてくれるし、
バッグや野球バットを持っての立ち回り振りもあっぱれ(笑)親近感を感じさせるヒロインでしたね。
そして外見は危険なタイプというヒーローのザックですが・・・ルーシーにバッグでたたきのめされる
わ、ルーシーの隣人の飼い猫に襲われるわのやられキャラ振りがツボ直撃(爆笑)期待通りの活躍
だけで無く、ザックがたたきのめされていないと否定するのもおかしくてナイスだったなあ〜(笑)
スマートにかっこよく見せ切れないあたりが、何とも可愛いと同時に魅力的に映るんですよね(^^)
加齢恐怖症かと思いきや(笑)、あっという間にルーシーに惹かれてのメロメロな陥落振りやわんこ
ズの父親になる発言もニンマリ。しっかりと笑いを誘ってくれる間の抜け方はやっぱり◎です(^^)
脇役陣に関しては、ルーシーの姉のティナとザックの相棒のアンソニーが、存在感たっぷりに描か
れていましたが、世話焼きで妹思いのティナとルーシーの会話やザックとアンソニーの掛け合いも
歯切れ良く、からっと読ませるなあ〜といった感じで、センスを感じさせつつ、ユーモアやウィットが
冴えていましたね(^^)雰囲気だけは、「良い刑事と悪い刑事」的とも言えるザックとアンソニーの
コンビ振りも結構好きだったり(笑)ルーシーのわんこズの中では、「死んだ振り」が特技(爆)のハイ
ゼンベルクに尽きるなあ〜(笑)また一匹お気に入りわんこキャラが増えたりも(^^;)キャラの配置
の上手さは勿論の事、ザックがピートを拾ったり等のエピソードも温もりがあって良い感じでした♪
ストーリーは、ルーシーとザックのロマンスを軸に二人のブラッドリーが絡むちょっとしたミステリー
やキャラ達の明るいやり取りを盛り込みつつ、クルージーならではの特色が活きていて、軽妙な
筆致が最後まで安定しているのはさすがだなあ〜と。とっても楽しくて、ご機嫌な一冊でした(^^)
20日に集英社さんから出る新刊が楽しみです。今年はクルージー作品の翻訳の当たり年だわ(喜)
- 2007/09/15(土) 20:13:45|
- ジェニファー・クルージー|
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