Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

真夜中の誘惑

リサ・マリー・ライスの新刊。巷での評判がすこぶる良いので、早速着手してみました〜(^^)

良家の令嬢のクレアは、友人と出かけたナイトクラブで男に絡まれた所を助けてくれたバドと一夜を
共にした。そのまま二人は週末を一緒に過ごすが、クレアの父親が来訪し、バドがかつて誘拐され
たクレアを救出した警官だと知らされる。そんな中父親の承諾を得た二人は婚約するが・・・。

ホットなシーンが満載で、軽快に読ませていく内容は前作と同様ですが、私的には今回の作品の方
が好きだなあ〜。シリーズの続きの翻訳も決まっているそうで何より(^^)レビュー開始します♪

ヒロインのクレアは、資産家の一人娘。十代の頃に白血病になったものの、長い闘病生活を経て
健康になった現在では、過保護な父親の元から離れて、自立した生活を送ろうとしていますが、
人生を謳歌しようとする姿からは前向きさや自分の心に従う素直さが感じられて、基本的に癖の無い、
可愛らしいタイプといった所かな〜。ただ、バドの態度に腹を立てた挙句に一方的に婚約破棄したの
はちょっと残念でしたね。過去の事もあるし、腫れ物に触れるようなバドの態度に苛立つのもわかり
ますが、バドに自分の言い分や考えを理解させようとぶつかっていく強さを見せて欲しかった〜と思い
つつも、許容範囲でした。バドに押され気味の感がありますが、バランスが取れていると言えるかな。

ヒーローのバドですが、アルコール依存症の継父と母親の元で育ち、海兵隊を経て刑事となった
経歴の持ち主。種馬指数(爆)や行為に対する考えは前作のヒーローのジョンと通じるものがあり、
そんなバドがヴァージンのクレアと出会いますが、自分の気持ちに正直だし、あれこれと世話を
焼きながら、クレアに料理の腕を自慢したいから〜とフライパンを振るう姿とかも好感が持てて○。
「プリンセスと騎士」の構図を思い浮かべているあたりにロマンチストの資質が見えたりも(笑)
苦労しながら、自分の腕一本でやってきたブルーカラー気質がバドの雰囲気から立ち上ってくる
感じで、卑下したり飾ったりせずに、ありのままの自分をさらけ出せるのが好印象でしたね(^^)
クレアの病気の事を知って以降の過剰とも言える過保護振り(笑)や手を出したいのに、我慢を
重ねて悶々と悩む様も単細胞らしいおかしさと真っ直ぐな愛情が見えて微笑ましかったです(^^)
前作のヒーローのジョンと比べると、私的にはバドの方がより可愛げや親しみが感じられました。

老い先短いクレアの父親にクレアの面倒を見て欲しいと頼まれたバドはクレアに結婚を申し込み
ますが、クレアがバドの過保護な態度に徐々に不満を募らせていく中、友人のスザンヌが何者かに
命を狙われた為、スザンヌと友人関係にあるクレアも隠れ家に身を隠す事になります。ストーリー
は、前半から中盤にかけてはクレアとバドの絡み(笑)を中心に展開していきますが、二人の関係に
ついては、終始バドの魅力による所が大きいかな〜といった感じかな。中盤過ぎあたりから前作で
描かれたサスペンスが軽く盛り込まれますが、前作を読んだ時と同様に、トッドという存在に個性が
与えられているだけに、使い捨てのように思える扱いが気になりましたね(言っても仕方が無いけれ
ど)でもトータルでペースも良いし、感情的に深く入り込むような内容では無いにしても、400Pを切る
軽量感が程良くて、小難しかったり、ややこしい事は無しで、気を抜いて楽しめる作品でした(^^)

次回作は「Midnight Angel」。コワルスキとアレグラのお話ですね〜。最近の扶桑社さんを見る
限りでは、この作品もさほど待たされずに刊行されそうですが、他のシリーズ物は一体・・・(^^;)

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  1. 2007/09/02(日) 23:30:15|
  2. 扶桑社|
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