Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

哀しみの雨

サンドラ・ブラウンの再販。過去にIMから出たものですね〜。1983年に書かれた作品です(^^)

キャロラインは15歳の時に町の有力者の息子で大学生のリンクに恋をしたが、二人の交際を公に
すると約束したままリンクは姿を消した。それから12年後、大学へ行ったキャロラインは、町の工場
に就職し、リンクの父親の妻となっていたが、死期の迫った父親に会う為にリンクが帰郷して・・・。

当時15歳だったヒロインと大学生のヒーローが身分の違いを超えて恋に落ちるものの、ヒーローの
父親の陰謀によって別れてしまい、それから12年後に再会するロマンスですが、とにかくヒーロー
の父親の悪辣振りが凄まじく、父親の憎しみに振り回される余り、気持ちがすれ違ってしまうメイン
のストーリーは、ヒロインとヒーローのキャラも含めて普通かな〜。昔付き合っていた遊び相手が
妊娠し、自分の子供では無いにも関わらず、父親に脅されて結婚せざるを得なくなったヒーローが、
過去にヒロインに何も言わずに去ったのも、ヒロインを騒ぎに巻き込みたくないとは言え、引っ掛か
ったし、もっとじっくりと相手に向き合って、ヒーローの父親が残した悪感を一緒に乗り越えて欲しか
ったような。12年という歳月を思うと、やり切れないのは確かだけれど、感情のもつれやヒロインの
劣等感に揺れながらも、二人の強さをはっきりと感じたかったかな・・・と私的には思いました。

そんな中でヒーローの妹とベトナム戦争で足を失った厩番のロマンスは優しさと純粋さが光って○。
清涼感のある内容に癒される感じでした(^^)ストーリーは難なく読めてしまうけれど、過去に読んだ
エリン・セント・クレア名義の他作品と比べると、全体的にパワーや勢いに欠けるのは否めずかな。
古典的な雰囲気が漂うロマンスで、決して悪くは無いけれど、一読して終わりって所でしょうか(笑)

哀しみの雨 (MIRA文庫 SB 1-13)哀しみの雨 (MIRA文庫 SB 1-13)
中川 晴子

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  1. 2007/06/12(火) 21:00:55|
  2. MIRA|
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