Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

傷ついた薔薇

書店に駆け込み状態で購入し、早々に取っかかりましたが、やっぱりグッと来ました(><)
なのにTSを入手した途端レビューは後回し。好きだっていう割には何てヤツだ(苦笑)

ダンディ・エージェンシーのCEOを務めるエレンは、娘を誘拐された大富豪の依頼を受け、
地中海沖の島ゴルナーに飛び、そこでかつての恋人ニコスと再会した。エレンが大学の
卒業旅行でゴルナーを旅した二週間の間二人は付き合ったが、ある朝置手紙を残し、ニコスは
エレンの元を去った。再び二コスを前にしたエレンは冷静な態度で接しようとするが・・・。

TSを読んでしまった後は暫くの間他の作品を読む気になれなくなってしまうのですが、
今回もまさにその状態真っ盛り。でもこの作品はシリーズの中でも以前から気になって
いたタイトルなので、インパクトが残っている内にレビューしますが、以下ネタばれアリです。

前作「プリンセス〜」からの続きのような始まりで、マットを通じてテオから依頼を受けた
エレンは過去に誘拐事件の交渉人の経験がある事から自らチームを率いて現地に飛びますが、
そこでかつての恋人ニコスと再会し、過去が一気に蘇ります。エレンのこの過去が重い(><)
「最後の夜を忘れない」で、ヒーローの息子が誘拐されてしまう中、過去に子供絡みで
エレンに何かあったんだなあ〜と匂わせる節があったのですが、復讐の為にニコスを探す
テロリストに捕まって拷問された挙句、生まれたばかりの息子を殺害されて・・・っていう
事実はとにかく重かったなあ・・・。あまりに辛くて涙無しには読めなかったくらい(><)
今回はヒーローがヒロインを追いかけるロマンスでしたが、この過去の重さが私の中で最後
まで残ってしまった感じはちょっと否めず。エピローグでも少し泣いてしまったし(苦笑)

人質が捕まっている場所を突き止めて救出作戦を実行するも、ナニーしか救い出せず、
最終的に犯人の条件でもある、刑務所に居るテロリスト3人を脱獄させて人質との交換する
事になりますが、展開のペースも良いし、シングルタイトルのせいかサスペンスの密度や
スケールも通常の作品より一回り大きい感じで、緊張感が続く充実した内容は読み応え
たっぷりでした(^^)次回作に持ち越しとなったワースとフェイスのロマンスや前作から
登場していたディアとテオの夫婦愛も程良く描かれているし、ヒロインの過去が何とも辛い
けれど、でもロマンス、サスペンス共にバランスの取れた、十分に満足を得られる作品です。

ただ15作も読んできて、未だに1作目のアシュを超えるヒーローにお目にかかれない
んだよね(笑)ホークとかもいい線いってるけれど、それでもやっぱりアシュがベスト。
この評価は今後もずっと変わらないような気がするなあ・・・きっと(^^;)

傷ついた薔薇―狼たちの休息〈15〉傷ついた薔薇―狼たちの休息〈15〉
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  1. 2006/09/19(火) 21:37:30|
  2. 狼たちの休息|
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