当Blogへのコメントですが、管理の関係上暫くの間承認後の公開とさせて頂きます(^−^)
さてさて「氷の宮殿」ですが、やっぱりジョハンセンのヒストリカル作品は面白い!
ニコラスと結婚したシルヴァーは、ニューオリンズを出てサンクトぺテルブルグへ向かった。
二人の気持ちがすれ違う中、サーカス団の少女エテインの行方を追ったシルヴァー達は
邪悪な父親の元からエテインを無事奪い返し、全てが上手くいくように思えたが・・・。
エテインを父親の元から引き離した後に流産をしてしまったシルヴァーが、流産の原因が
お茶に入っていた毒のせいである事をミハイルから聞かされ、犯人を突き止めて復讐をする
為に宮廷に上がる決心をしますが、ただでさえニコラスに対して心を開けないだけで無く、
お茶に毒を仕込んだ犯人がニコラスなのでは無いか・・というシルヴァーの不信が二人の
仲をより一層悲惨な状態にしてしまう中、誰にも愛されないで育った上に子供を失った
シルヴァーの気持ちも当然辛いんだけれど、でも私は締め出されたニコラスが可哀想で
仕方が無かったなあ〜(><)自分に対して心を開かないシルヴァーをあえて遠ざけて
しまうニコラスの気持ちが切ないのなんのって。なので二人がそれぞれの想いをぶつけ
合うシーンは何だかじわーっときちゃいましたね。決して辛抱強い方では無いニコラスが
シルヴァーに見せる忍耐や思いやりが凄く優しくて(><)思いがけず感動を貰いました。
ミハイルとのエピソードを聞いた後に、ニコラスの評価は一気に急上昇しましたが(笑)、
ニコラスは今まで読んだジョハンセン作品ヒーローズの中では私的に一番の存在かも〜(^^)
作品的にはエテインの父親が貴族達を集めて取り仕切る悪魔崇拝やシルヴァーの流産など
の事件面よりも、シルヴァーとニコラスの関係を筆頭に、エテインとミハイル、ニコラスと
ミハイルなどそれぞれのキャラの間に通う人間関係の方がより強く印象に残っていますが、
ミハイルの活躍は嬉しかったなあ〜。ニコラスとシルヴァーそれぞれを思いやって考えて行動
する彼の誠実さや優しさが光っていたし、物事を白黒でしか判断出来ないシルヴァーに対して
言う言葉もさらっとしつつも、しっかりと重みがあるんですよね。お気に入りキャラです♪
今まで読んだジョハンセンのヒストリカル作品に比べると、スケールそのものはやや小さめ
とも思える感がありますが、ストーリーの流れはテンポが良いし、内容は間違い無しの面白さ
で、エモーショナルな色付けが私的には◎。しっかりと満足を貰える作品です。お薦め(^−^)
- 2006/09/03(日) 21:00:06|
- 二見書房|
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