Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

三つの死のアート

↓の「禁じられた黄金」に続いて読みました^−^

工芸店を営みつつ画家を目指すレイシーは、高名な女流画家のスーザが絵画を鑑定する
催しに参加した。持参したレイシーの亡き祖父の作品をスーザは絶賛したが、同時に
祖父が贋作者であった事が判明し、レイシーはショックを受ける。一方スーザの
ボディーガードを務める「レアリティーズ・アンリミテッド」の警備責任者のイアンは、
レイシーが偽名を使っている事に疑念を持ちつつも、彼女に惹かれ始めていた・・・。

「水晶の鐘が鳴るとき」「禁じられた黄金」はテーマが中世の写本、ケルト文化の
黄金工芸品と私の想像力では追いつかないような内容だったので、理解が及ばない
まま終わってしまいましたが、「三つ〜」は絵画をテーマにしているせいか、
絵心は無くとも絵を見るのが好きな私には前二作よりはずっと身近に感じられました。

前二作とは違って手ごたえのある(笑)リアリティを感じさせるストーリーは力強い
と同時にとても読みやすかったです。ヒロインとヒーローそれぞれがクセも無くストレート
な感じで、自然体に描かれていたのも好感度高しだし^−^特にヒーローは
「禁じられた〜」でもなかなかな感じでしたが、スマートで人好きのするチャーミング
なキャラクターが主役になって、更に光っていたのが良かったです♪感情に走るタイプ
では無いけれど、ヒロインの事を大事に思っているのがしっかりと伝わって来たし、
ウィットに富んだ会話センスも魅力的だったなあ〜^−^そしてヒロイン&ヒーロー
と行動を共にする画家のおば様、ラ・スーザがとっても素敵!こういう歳の取り方
が出来たら理想だなあ〜と思わせるキャラでした。そのラ・スーザの子供達のお話も
あるみたいですが、邦訳はされないのかな〜。せっかくスピンを見つけてもラチが明かない(笑)

ヒロインの亡くなった祖父の過去と遺された絵画の真相と絵画を狙う資産家家族
の実情が上手く絡み合いながら終盤まで着々と進んでいきますが、ラストがなあ〜(=_=)
ヒロインとヒーローが襲われてっていうシーンまでは良かったのですが、意外な人物
が出てきたと思ったら、その後の説明が明らかにおざなりというか、尻切れ気味で残念(><)
別の部分を削ってでも、終わりにもっと説得力が欲しかったなあ〜と思いました。

始終丁寧に描かれ続けていた分ラストは惜しいですが、前二作が合わなかっただけに、
今回は思わぬ拾い物をした感じで、全体としては面白く読めたし、まあヨシとします(笑)

三つの死のアート三つの死のアート
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  1. 2006/05/27(土) 14:26:05|
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