「嵐の予感」も面白かったけれど、第二作目のこの作品は更に上をいく面白さ。
現時点では新作の発表待ちです。二冊しか出ていないのに、こんなにペース良く翻訳
される場合もあるのね〜。待たされっぱなしの他のシリーズを思うと思わずため息ヽ('ー`)ノ
著名なスポーツ選手にレイプされたと言う少女を保護した検察官のテッサは、捜査に
乗り出そうとしない警察を当てにせずに、周囲から薦められた民間の探偵事務所に
協力を依頼する事にした。保安官事務所で働いていた元SWAT隊員のルークと共に
捜査を開始したテッサは、少女が勤めていたクラブ内で売春や賭博が行われている
事実を突き止めるが、そんな時保護施設に居た少女が拉致され、テッサも命を狙われて・・。
まず物語の始まりが凄く滑らかで、入りやすかったです。ヒロインがレイプされた
少女を保護した過程などの事件の状況説明は簡潔だけれど、要点をしっかりと
押さえた形で描かれていたし、同時にヒロインが少女の事をとても気遣って
心配している気持ちがとても伝わってきました。私の中で読み始めって結構大事
だったりするので、自然とストーリーに引き込まれていく感じが良かったです。
ヒロインは元FBI長官の父親が、母親が亡くなった直後に若いモデルと付き合い始め、
寄宿学校へ追いやられた過去から立ち直れずにいて、その後そのモデルと再婚した
父親が和解を求めてきても応じる気になれないでいます。レイプされた少女を
信じて救おうとするヒロインの態度が、熱心過ぎるように思えるのですが、ヒロイン
の過去が少なからず影響している事を考えると、決して悪くは取れないし、真面目で
優しくて頑固過ぎないキャラはとても好感が持てました。ヒロインと年の離れた弟
の関係もとても微笑ましくて良かったです。この弟君がチャーミングなんですよ〜。
頭は切れるわ、ルックスは良いわ、腕っ節は強いわ。でも十代らしいあどけなさ
みたいなものも感じさせるんですよね〜。出番が少なかったのがつくづく残念なくらい(><)
ロマンス面においては、関係を築く事に慎重なヒロインに対して、ヒーローの
押し引きの上手さが感じられましたが、中でも印象的だったのが、ヒーローが
どんな時でもヒロインの気持ちを気にかけて、言葉でも行動でも思いやりを
見せていた事だなあ〜。自分を庇って殺されてしまった刑事さんを思って泣く
ヒロインにヒーローが言うセリフにはジワっときちゃいました。優しくて、真摯で
度量が広くて、勿論マッチョ(*^^*)。 とっても清々しくて、ポイント高しです♪
他の司法機関との駆け引きや内情等が手堅く描かれているサスペンス面も内容が
深くて読み応えがあったし、ストーリーそのものは、公私におけるヒロインの
成長ものといった感じの印象も残っています。ヒロインが父親のように慕っていた
刑事さんがとっても魅力的だったので、殺されてしまったのは哀しかった〜(><)
展開上の事とは言え、良いキャラの死は読んでいて辛かったです(><)
現実でも酷い事件が起きている事を考えると、一人の少女を救おうと頑張ったヒロインの
熱意や優しさは得がたいものだなあ〜とつくづく思いました。そしてラスト。
早速指輪を買って、結局ヒロインにルール・ブックを捨てさせたヒーローの行動には
思わずニンマリ♪チャンスを逃さず、かつ迅速に立ち回る男はやっぱり良いもんだ〜(笑)
- 2006/05/17(水) 19:30:10|
- ランダムハウス講談社|
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