Sweet 'n Lowdown Style-Zakki

海外のロマンス小説をメインとした感想雑記です。

幸運の指輪は時を越えて

「T-FLAC」のパラノーマル・セクション・トリロジー第一弾。エッジ三兄弟の長男ガブリエルのお話です(^^)

人工知能の研究をしているイーデンは、恩師が殺害され、更に開発中のロボットが盗まれる事件が起きて
以降ボディーガードに囲まれて生活していた。一方「T-FLAC」の工作員で超能力者のガブリエルはロボ
ットの悪用を避ける為、特殊能力を使ってイーデンの頭脳の中に入り込もうと試みるが、上手くいかず・・・。

何ともまあ、あまりに非現実的ではありますが(笑)、荒唐無稽ならではの興が満載で私的には面白かった
ですね〜。更にファンタジックな味付けが効いていて、三部作の導入部分としても○。終始楽しめました(^^)

ヒロインのイーデンは人工知能の研究者。開発したロボットが盗まれる事件が起こった事により、その悪用
を阻止しようとするガブリエルに連れ去られてしまいます。ノーベル賞を受賞している研究者というイーデン
ですが、アデアが好んで描くヒロインらしい、しっかりとした逞しいタイプでしたね〜。罪悪感や苦悩を一人
で抱え込みながらも、強くあろうとする勝気さが行き過ぎないし、過去や仕事第一の生き方を通して見て取
れるイーデンの心情や個性、更に現実的な性格故に超能力やガブリエルの話を簡単には信じられない気
持ちの変化も、奇天烈な人々や能力(笑)を実際に目の当たりにしつつ、妥当な感じで描かれていたかな。
洋服はラフでもお洒落な靴や香水に目が無いなんていうアンバランス感とかも結構好きだったり(^^)ピンチ
の時の踏ん張りや最後の肝っ玉の据わったやり取りも○。前作のヒロインのテイラーとかに比べると、魅力
が輝くとまではいかないけれど、ヒロインらしい存在感や確かなものが見られたりと中々だったと思います。

ヒーローのカブリエルは「T-FLAC」の工作員ですが、500年前に一族にかけられた呪いによって与えられ
た特殊能力を使い、イーデンの頭脳の中に入り込んでロボットのデータを得ようとします。このガブリエルが
魅力的だったな〜(^^)クールでセクシーな雰囲気に対していかにも長男的な厳めしさと真面目さが良い
感じにミックスしつつ、イーデンに惹かれたくないと思いながらも悶々とする姿が微笑ましいと言うか(笑)
どちらかと言うと一本気で、器用では無いあたりをガブリエルの心情から上手く読ませていくのも○。ネーン
の呪いにまつわる苦しみを抱えているのはわかる一方でイーデンとの接触を避けようとわざと体を離したり
や陥落しまいと不機嫌丸出しな態度等恋する男そのものな様に可愛さを見出してしまい、その方がより印
象的でしたね(笑)お城のエピソードはいじらしくてキュンとさせたし、変身能力も勿論ツボ直撃。欲を言えば、
ダンカンとのやり取りで兄ちゃんとしての顔をもっと見たかったかな。でもやっぱり長男は良いですね(^^)

そして脇役の面子がまた楽しかったですね〜。まずは執事のマクベインから。お茶目でいて抜け目の無い
執事振りがナイス(^^)紅茶にスプーン六杯の砂糖とは・・・大の甘党なのかしら(笑)エッジ兄弟はダンカン
のみの顔見せでしたが、あの火の玉遊びにはやられましたわ(^^)兄弟が三人揃うと力が相殺されちゃう
という事だけれど、シリーズの最後には兄弟が揃う姿が見れれば良いのにな〜と思ったり。あと「T-FLAC」
のパラノーマル・セクションに所属する方々ですが、これがかなり妙ちきりんと言うか、かなりかっ飛んでい
まして(笑)シャワーの真っ最中に登場のストーンやストーンを着せ替え人形化しちゃうラークなど個性豊か
で能力も様々。各々のキャラをしっかりと際立たせつつ、盛り上げてくれました。特筆に値しますね(^^)

超能力者の工作員が何者かに殺害される事件が連続して起こり、更に政府の捜査官になりすましてイー
デンを襲った犯人との繋がりが浮かび上がる中、ガブリエルはイーデンの脳からデータを引き出し、盗まれ
たロボット破壊する為の新たなロボット作成に取り掛かります。ストーリーは、エッジ家の歴史やネーンの
呪いに事件面を絡めながら展開していきますが、三部作の導入としての部分が大きいものの、勢いがあり、
背景や土台もちゃんとしていて、全体的よくまとまっていましたね。ロマンス面はアデアらしいホットさが
健在だし、パラノーマルとしてはオリジナリティ溢れる、突飛なアイデアにベタな色合いを添えつつ、面白み
も○。パラノーマルという事もあり、これまでの「T-FLAC」シリーズとは一風違う、かなりユニークなカラーが
楽しめるのもまた良かったな〜と(^^)二作目、三作目の刊行の速さも何よりだし。続きが楽しみですね♪

この秋に発表される「T-FLAC」シリーズの新トリロジーですが、パラノーマル物みたいでして、ちなみに
「Night Shadow」ではアレックス・ストーンがヒーローになる模様。無事翻訳されるように願うばかりです(^^)

幸運の指輪は時を越えて (ランダムハウス講談社 ア 2-7 T-FLACエッジ家の呪い 1)幸運の指輪は時を越えて (ランダムハウス講談社 ア 2-7 T-FLACエッジ家の呪い 1)
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  1. 2008/08/16(土) 23:59:50|
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「Night Fall」、「Night Secrets」&「Night Shadow」

この秋に発表予定の「T-FLAC」の新作×3冊。タイトルから見てトリロジーものだと思うのですが、詳細
は不明。それにしても「T-FLAC」もお楽しみが尽きませんね〜。順調に翻訳される事を願うばかりです(^^)

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  1. 2008/07/06(日) 23:59:26|
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Edge of Danger

先日このBlogで取り上げた「T-FLAC」のパラノーマル・セクションのトリロジー第一作目。来月の新刊の
私的本命本その1です(^^)てっきりスルーかと踏んでいたので、無事翻訳されて何より。期待しています♪

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  1. 2008/05/09(金) 23:07:35|
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灼熱のダイヤモンド

お気に入りシリーズ「T-FLAC」の新刊。これまでの作品で何度も顔を出していたハントのお話です(^^)

泥棒を生業としているテイラーは、警察に捕まって独房に押し込まれていた所をある男性に救出された。
その男性はハントと名乗り、テイラーがその晩に破った金庫の中身を欲しがったが、隙をついて逃げ出し
た。それから二ヵ月後、ある博物館での仕事を終えたテイラーはホテルの部屋でハントに捕まって・・・。

毎回水準の高い内容で楽しませてくれるこのシリーズですが、今作の出来映えもまたお見事でしたね〜。
鮮明な個性で魅せるキャラとアイデアに富んだストーリーの素晴らしさに乗せられて一気読みでした(^^)

ヒロインのテイラーは泥棒。運悪く警察に捕まり、独房に入れられている所をハントに助け出されますが、
まず頭の回転が速く、敏捷なフットワークでスマートに仕事をこなしていくテイラーの有能さには目を見張
るばかりでしたね(笑)ピンチの際の、何とか自力で抜け出そうとするタフさやガッツはあっぱれだし、泥棒
と言っても私利私欲の為では無く、保険金が絡んだ盗品を「回収」して会社から手数料を受け取ると
いう設定もナイス。明るくてユーモラスな振る舞いと常に状況を読みながら動こうとする抜け目の無さと
いう組み合わせでチャーミングかつスタイリッシュに見せつつ、ダウン症の妹を思いやる愛情深さや優しさ、
ハントへの想いを通して窺える、一匹狼らしい感情面の不器用さがテイラーのキャラに優しいトーンを添
えていて、そういった様々な表情や感情が混ざり合いながら、生き生きとした魅力となっていたなあ〜と。
セクシーさや洒落っ気も軽やかな感じだし、自分の意見を通す時とそうすべきでない時の把握具合や打
てば響く反応の良さも気持ち良く映りましたね。シリーズの中で一番かっこいいヒロインと言えるかな(^^)

続いてヒーローのハントですが、テロ組織「マノ・デル・ディオス」が企む陰謀を防ぐ為に必要なディスクを手
に入れるべく、テイラーの技術を必要としています。ハントと言うと、とにかくクールなイメージが強いかな〜。
自制心が強い切れ者で、存在感やテイラーの明快なキャラとのコントラストも抜群でしたね。家庭環境
のエピソードとかもエッセンス的に効いていたように思えたりも。とりわけテイラーの卓越した技術や根性に
感服する一方で惹かれたくないと思うハントの心情の揺れは、ストーリーが進むごとに深みを増しながら
描かれていて印象的。テイラーの身を案じる不安や恐れを経て、最後のプロポーズ(テディベアやセブン
アップやらがナイス!)の下りに至るまでの流れにおいて、ハントの想いや言葉がストレートに響いてくるし、
テイラーに向ける目線からは、ハントらしい真面目さが感じられて、気持ちを乱されたくないと構えつつも、
テイラーの事を真剣に受け止めていく様は、確かに読ませるものがありましたね。文句無く素敵でした♪

脇役陣に関しては、次回翻訳される「White Heat」のヒーロー、マックスを筆頭に「T-FLAC」のメンバー
や悪役達がメインでしたが、中でも悪役の面々は個性様々に表現されていましたね。私的には声オンリ
ーで登場のマイケル兄さんにニンマリとしましたが(^^)テイラーとハントを中心に据えてのポジションも脇役
らしくまとまっていて○。ストーリーの速い流れの中で、各々がしっかりと役割を発揮していたと思います。

「マノ・デル・ディオス」の急襲に合ったハントとテイラーはディスクを奪われてしまいますが、テイラーが隠し
持っていたディスクを元に暗号が解読されて鉱山にミサイルが隠されている事が明らかになる中、ハント
はミサイルを破壊する為にテイラーの力を借りる事になり、共にアフリカへ向かいます。展開としてはスピ
ーディーでタイト。行き届いた描写がその場の臨場感を存分に醸し出しつつ、「ダンテの地獄」を始めと
した奇抜なネタもお見事で、最後まで緊迫感や勢いも十分な内容でしたね〜。特に終始ストーリーを
リードしたテイラーの活躍振りはあっぱれ(^^)そしてテイラーとハントのロマンスは、小気味良くてセクシー
なやり取りからはケミストリーが感じられるし、相手に欠けていたものを与え合う二人はまさにぴったりの
カップルと言えるかな(^^)あと一作目から続いていたライト家の雰囲気を一新したようなリフレッシュ感も
良い感じで、相変わらずハイレベルな面白さで楽しませてくれた一冊。シリーズの今後に益々期待です。

次回の翻訳は「White Heat」。こちらも楽しみですが、↓で触れたエッジ三兄弟のトリロジーがスルーされ
てしまったのが何だかなあ〜と(苦笑)そして「Night Fall」、「Night Secrets」、「NIght Shadow」の
トリロジーが今年の秋に刊行予定との事です。とりあえずエッジ三兄弟が日の目を見ますように・・・(-∧-)

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  1. 2008/04/28(月) 23:53:02|
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The Edge Brothers Trilogy

年内に三部作が発表される「T-FLAC」シリーズですが、「灼熱のダイヤモンド」の次の翻訳はマックスが
ヒーローになる「White Heat」との事でして・・・(苦笑)↓のパラノーマル・セクションのトリロジーが一体どう
なるのかか何とも気になる所です。しばらくしてからまとめて出してくれれば嬉しいのですが、スルーしたまま
放置プレイに至らないように願うばかりだわ〜。とりあえずここに掲載してアピール(?)しておきます(笑)
あっ、やっとこさ着手した「灼熱のダイヤモンド」のレビューは明日か明後日あたりにUP予定でいます(^^)

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  1. 2008/04/27(日) 23:59:00|
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Hot Ice

ランダムさんの3月の新刊。「T-FLAC」シリーズでハントのお話ですね〜。もっと待たされるかな〜と
思っていたので嬉しい限りですが、「SDF」の続きは一体・・・・(^^;)年一ペースなのかしらん(呆)

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  1. 2008/02/01(金) 23:00:03|
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地中海に舞う戦士

チェリー・アデアのHA新刊。「T-FLAC」シリーズの始まりと言うべき作品とは・・・嬉しいですね〜(^^)

テロリストに捕まった兄を救出に向かったトリーは、拷問を受けた末に解放されたが、瀕死状態の兄を
救う為に、「T-FLAC」のエージェントのマーカスの元を訪れた。トリーはマーカスに兄の救出を頼み込み、
承諾を得たものの、一緒に現地に向かう事になり、共に行動する内に二人は惹かれ合うようになるが・・・。

まずこれが本国ではTから刊行されていたと知って驚きました(^^;)都合の良い要素は幾つかあるものの、
面白さが活きた筆致や構成力には目を見張りましたね。これだけの内容をTの中に納めたのは凄い(^^)

普段は地味で真面目なトリーの勇敢さは歴代の「T-FLAC」ヒロインズにも見られる断固とした資質と
言えて、片手にギブスをはめながら、テロリストに殴られても踏ん張る姿が鮮やかに立っていて、終盤の
活躍までトータルであっぱれな活躍振りでしたね♪やっぱり「T-FLAC」のヒロインズは逞しいんだな(笑)
対するヒーローのマークは微妙に毛色が違うと言うか(笑)特に時折トリーに見せる酷い態度や言葉は
シリーズのヒーローらしかぬ行状でしたが、まあ、ご愛嬌って感じかな(笑)シングルタイトルでもっと深く
読んでみたいなあ〜と思わせるだけの魅力はあるし、キャラ自体は骨格がちゃんと出来ていて○。そして
特筆すべきは、Tという枠の中において、ストーリー展開や背景、悪役キャラ等が過不足無くまとめられて
いる事ですね〜。現在の巧妙さが窺えます(^^)あとトリーが数を数えて落ち着きを取り戻したり、洞窟
の中で洗濯をしたりといったちょっとしたエピソードが光っているのも良かったかな。面白かったです(^^)

地中海に舞う戦士 (ハーレクイン・アフロディーテ 28)地中海に舞う戦士 (ハーレクイン・アフロディーテ 28)
森 香夏子

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  1. 2007/10/03(水) 23:26:35|
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