お気に入り作家スーザン・アンダーセンの「Two Showgirls Series」の二作目。今作も外しませんね〜。
ショーガールのカーリーは、新しい隣人のウルフガングとカーリーが飼っているペットの件で日々やり合って
いた。だがある日ウルフガングが甥っ子のニクラウスを預かる事になり、ニクラウスを通じて急接近した二人
は関係を持ち、制約の無い付き合いを始めるが、カーリーの元に送り主不明の花束や手紙が届いて・・・。
前作に続いて良かったですね〜。すっかりとお気に入りになりました。魅力溢れるキャラ達と可愛いペット、
そして明るく歯切れの良いやり取りの数々。私がロマンス本に求める要素のほとんどが詰まった作品です♪
ヒロインのカーリーはラスベガスのショーガール。自宅で飼っているペットを巡って隣人のウルフガングと言い
合いをしていますが、どこか惹かれるものを感じています。このカーリーがですが、さばさばとした物言いや
颯爽とした雰囲気が気さくさと言うか、親しみやすさを感じさせましたね〜。自立心旺盛で実直なだけで無く
優しい心の持ち主で、他者やわんこにかける思いやりがとっても良い感じだし、他人の感情を汲み取れる
敏感さがあり、どんな時でも飾ったりしない、自然体な姿が素敵だなあ〜と。つんつんなショートヘアっていう
のも珍しくて、割と大雑把な所も好きだったり。そんな中深く付き合うつもりは無かったウルフガングとの関係
においてカーリーが見せる表情や心情の変化の一つ一つが、しっかりと描かれていると同時にその等身大
の温度感が良いし、また印象強かったかな(^^)あとはっきりとした性格のカーリーが、こと恋愛に関すると
不器用になってしまうあたりも可愛くて、情に厚い姉御肌なキャラにちゃんと奥行きがありましたね〜(^^)
ヒーローのウルフガングはカジノの保安部の副部長で、きっちりとした人生計画を立てていますが、ある時
両親に頼まれ、甥っ子のニクラウスと一緒に暮らす事になります。このウルフガングのキャラがまたナイス
だったな〜。頭が固くて偉そうで横柄そのもの。目標達成に向けて、自分を厳しく律した生活をしながらも、
内にはワイルドな一面があり、それがカーリーとの関係で弾けるのにニンマリとしつつ、ニクラウスの事を
考えたり、思いやったりしながら努力する姿からはウルフガングの持つ真面目さや愛情深さが窺えるのが
良かったですね。またカーリーに対して向ける真摯な目線や自分の間違いを認めて謝れる率直さとかも○。
そしてカーリーやニクラウスとの関係を通して、ウルフガングの人生観が徐々に変化していく流れも、気持ち
の揺れや内観を織り交ぜて読ませたし、生い立ちの影響が色濃く出た、堅苦しくて面白みの無い現在の
生き方から、ウルフガングが不器用なりに一皮むけていく様には芯と言うか、確かなものが感じられたかな。
脇役陣についてですが、まずニクラウスは抜群でしたね〜。年齢の割にしっかりとしていて大人びてはいる
ものの、十代の少年らしい表情が要所要所で光るのが印象的。ナタリーとのフレッシュなロマンス(笑)も
微笑ましかったです。続いて前作のカップル、トリーナとジャックスの露出も多めで、カーリーとの腹を割った
やり取りが楽しかったし、この二人のマイペースな在り方も好きだな〜。あとエレン&マックの熟年組も相変
わらずチャーミング。個性が豊かに発揮されつつ、各々がストーリーに欠かせない存在と言えますね(^^)
カーリーとウルフガングが付き合うようになり、新しい学校に慣れて友人も出来たニクラウスとウルフガングの
生活が平穏に過ぎていく中、変な手紙を受け取ったカーリーはウルフガングに相談し、ストーカーの正体を突
き止めようとします。まずカーリーとウルフガングのロマンスは、それぞれが相手を知る事で真剣に恋に落ち
ていく過程にホットなやり取りや深い理解、そして大人らしくさばけている二人の不器用振りを絡めながら、
テンポ良く読ませましたね〜。またカーリーとウルフガングを囲む、トリーナを始めとしたコンドミニアムに住む
仲間達との楽しく愛情に満ちた関係性がストーリーの核となっている感じで、老若関係無しに愛情や信頼で
結びついている疑似家族的な構図には笑いを誘われたり、またほっこりと心が温まったりととっても素敵でし
た(^^)バーベキューやニクラウスのサッカーの試合観戦といった個々のエピソードの充実振りも特筆に値
するし、全体を通してスーザン・アンダーセンならではの軽妙さが冴えつつ、キャラ、ストーリー揃ってぶれな
い安定感がありましたね。生き生きとしていてセクシー。それでいて優しさや温かみに包まれる快作です(^^)
本国では新作の「Cutting Loose」が刊行された所でして、来年には「Bending the Rules」が発表予定
との事。どうやらこの二作は新しいシリーズ物みたいですね。いつか翻訳されるように願うばかりだわ〜。
- 2008/09/04(木) 23:59:28|
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スーザン・アンダーセンの「Marine Series」の二作目。前作でも顔を覗かせたジェイクのお話です(^^)
シェフのリリーは友人のグリニスの家を借りていたが、ある日グリニスの兄のザックが現れた。散々妹が人
に騙されてきた為、ザックはリリーの言い分も聞かずに金目当ての人間だと決め付けるが、そんな中妹が
婚約者の実家に向かった事を知り、後を追いかけようとするザックとリリーは行動を共にする事になり・・・。
すっかりとお気に入りとなった前作に続いて、キャラの立ち方、話の運び方のどちらも確かで切れがあり、
笑いつつもちょっぴり切なくなったりと存分に楽しませてくれましたね。期待通りのご機嫌な一冊でした(^^)
ヒロインのリリーはシェフで、次の仕事が始まるまでの間借りた友人グリニスの家でグリニスの兄のザックと
遭遇し、お金目当てで妹に近づいている人間だと思われてしまいます。ブロンドで小柄。砂時計のように
セクシーな体型をしたリリーですが、有能でガッツのあるしっかり者なキャラが、おしゃれが大好きな女性
らしい魅力と共に良い感じに光っていましたね〜(^^)フレンドリーで頼れる雰囲気や溌剌とした可愛さ
を発散させる一方で35歳という年齢なりの落ち着きや肝っ玉の据わり方とかも気持ちが良くて、同性
に好かれるタイプと言えるかな。ザックに対して心が揺れつつ、でも素直に向き合っていくあたりもキュンと
させながら読ませるし、終盤にミゲルを見事なまでに撃沈させた(笑)勇ましさに至っては痛快そのものだ
ったな〜(^^)料理やおしゃれに愛情を注ぐのも○。賢くて優しくてキュートに魅せてくれるヒロインでした♪
ヒーローのザックは海兵隊員。任務を終えて帰宅した所、妹のグリニスから家を借りているというリリーと
鉢合わせます。疑り深くて短気だし、問答無用でリリーをカネカネ女と決め付ける一方で悶々とする(爆)
ザックですが、人生の岐路に差し掛かっているが故の悩みや少年時代の心の傷といった側面がキャラに
妙味を与えていて良かったなあ〜と(^^)口が悪くて態度も横柄だけれど、言動からは根の正直さが伝わ
ってきましたね。妹と上手く関係が築けていなかったり、自分の感情に目を向ける事が苦手で、リリーへの
愛情にどう対処していいのかわからずに、ついドジを踏んでしまう不器用さが微笑ましいと同時に人道主
義の両親に顧みられなかったと言う生い立ちに根ざしているのが見て取れる中、他人を当てにしないと
誓ったザックの内に残る少年のままの部分が、ザックの心情の動きと相まりながら巧みに描き出されていて
◎。チューリップを渡さずに投げる(笑)最後のシーンはいかにもザックらしいけれど、不安や怯えをさらす姿
には切なさを覚えつつ、ザックにはリリーみたいなタイプがぴったりなんだよね〜とつくづく実感したりも(^^)
そして脇役陣ですが、まず私的にはクープとロニーの再登場は嬉しかったです(^^)ザックやジョンにからか
われても、さらっとのろけたり、ロニーに甘い視線を向けるクープが良いんだなあ〜。相変わらず素敵でニン
マリとしちゃいました。ロケットことジョンは次回作を期待させる存在感があって何よりだし、ザックとジョンと
クープの、いかにも男らしいおバカなやり取りも楽しかった(^^)更にジェシカを始めとしたボーモント家の人
々もきちんと個性を出しながらの配置が○。リリー&ザックとの絡みも過不足無く描かれていたと思います。
グリニスと婚約者のデイヴィッドの後を追ったリリーとザックは、デイヴィッドの家に辿り着くと同時に二人が
誘拐された事を知らされ、ザックは友人達に連絡を取って協力を求めますが、身代金の受け渡しに失敗
した後に、誘拐事件の事を知らされていなかったグリニスとデイヴィッドが姿を現します。ストーリーはテンポ
が良く、導入もスムーズ。リリーとザックが相手を知り、惹かれていく様がユーモアたっぷりの掛け合いや感
情をにじませたやり取りを交えながら明るく軽妙に描かれていたし、背景がキャラ形成にきちんと活かされ
ていて、また読ませ所も着実に押さえていましたね。リリーとザック、二人を囲む脇役達、誘拐騒ぎにザック
に恨みを抱き、リリーを狙う若者といった要素を、的確かつコンパクトに束ねた話運びも上手かった。カラッ
と明るくセクシーで歯切れが良く、それでいて切ないエッセンスが散った色合いが絶妙な快作でした(^^)
さて三作目は「Hot and Bothered」で、ロケットがヒーローですね〜。無事翻訳される事を願います(^^)
シリーズは四作目の「Coming Undone」まで発表済みですが、その後も続いていくのか気になる所です♪
- 2008/03/10(月) 22:27:24|
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「スウィートハートは甘くない」が当たりだった、スーザン・アンダーセンの新刊。楽しみにしていた一冊です♪
ラスベガスでショーガールとして生計を立てているトリーナは、三十代半ばに差し掛かり、キャリアの岐路
に立たされていた。そんな時プロのギャンブラーのジャックスと出会い、デートを重ねる内に強く惹かれて
いくが、一方のジャックスは、実はトリーナの亡夫の息子で、トリーナからある物を奪おうと目論んでいて・・・。
歯切れの良さが光る「スウィートハート〜」に比べると、トーンとしてはおとなしめな感じですが、温かで
甘酸っぱい粒子が散りばめられているストーリーは、キャラの立ち具合も○。楽しんで読めました♪
ヒロインのトリーナは、35歳になったばかりのショーガール。将来はダンススタジオを持つつもりだったもの
の、貯蓄は癌に侵されていた夫の治療費に当ててしまい、現在は契約更新のオーデションに向けて練習を
しています。まずトリーナというキャラに凄く親近感を持ったなあ〜。35歳という年齢が自分と近いせいも
ありますが(爆)、独力で頑張ってきたからこそと言える、地に足の着いた感覚や将来への不安が何とも
リアルに響いてくるんですよね。生き方の違う家族に対して抱く感情には、年齢と共に培った理解や聡明さ
が感じられるし、意地悪女への態度も大人らしくさっぱりとしていて、とても雰囲気が良いなあ〜と。ジャック
スとの関係においては、ジャックスに少年っぽさが残っているせいか、トリーナの、しっかりとした落ち着きの
ある部分や安定した目線の高さ・・・みたいなものが光っているように私的には思ったりも。でも思いや悩み
を友人達に話したりしつつ、前向きに頑張る姿勢は等身大そのもので、率直な魅力を感じましたね(^^)
数理系の天才で、17歳でMITを卒業し、以後はプロのポーカー・プレイヤーとして生活しているヒーロー
のジャックスは、父親が死んだと知らされた晩にポーカーで負けた為、家宝の「大リーグのワールドシリー
ズのサインボール」を渡さなければいけない事態に陥っています。このジャックスですが、私的に一押しの
のトンクのクープ(笑)に比べると、がたいは立派ですが、男っぽさは抑え目と言えるかな(笑)理系らしく、
論理や計算を武器にして生きてきたタイプにも関わらず、トリーナを騙して近づいてはいても、計算高さや
そつの無さなんかはほとんど感じられなくて、不器用だったり、無防備な感じの方が強かったように思え
ましたね〜。父親が望むようになれない為に、気持ちが通い合わないままMITに入ったものの、頭の良さ
は認めて貰える一方で深い付き合いが出来るような人間関係が築けなかった少年時代を乗り越え
切れていないジャックスの姿が、トリーナに惹かれていく心の動きや機微と共に浮き彫りになっていく様は、
甘かったり切なかったりの色合いや感情の込められ方が印象的で、ジャックスを見守るような(笑)優しい
気持ちになったりも(^^)しっかりとホットに魅せたりもするけれど、自慢の自制心が働かず、むしろ隙が
大アリな部分にギュッと惹き付けられたかな〜。私的には数字に強いっていうのもオイシイ要素です。
脇役の面々は、トリーナが住むコンドミニアムの住人達がほとんどでしたが、まずサイドロマンスとして
描かれた、元司書のエレンとコンドミニアムの便利屋マックのやり取りが、軽妙で良かったですね〜(^^)
エレンの事を好きなくせに、意識し過ぎてついつい余計な口を叩いてしまうマックが可愛いの何のって(笑)
上品で余裕のある老婦人かと思いきや、大胆不敵(笑)な発言を連発するエレンのキャラは捻りがあって、
良く出来ていたなあ〜。トリーナやカーリーのお母さん的な存在でもあると同時に秘密を分かち合える
女友達ならではの気さくさや親密さが微笑ましかったですね(^^)そして次回作ではヒロインになるカーリー
とわんこのルーファスの存在も賑やかに笑いを誘って○。あと忘れてはならないのが、サインボールを要求
しているセルゲイでしょう(爆)アメリカのものが大好きで、用心棒二名と一緒にエルビスの格好で練り歩く
(?)姿の馬鹿馬鹿しさや間の抜け方が最高(笑)それぞれの個性が生き生きと描かれる中、二人を
囲んでのユーモアがたっぷりと効いた明るいやり取りが、作品をカラフルに温めていると同時にカーリーと
ツンツン頭の隣人ウルフガングが主役になる次回作への期待を高めてくれたなあ〜。こちらも楽しみ(^^)
二人はデートを重ねる事によって相手を知っていきながら、徐々に関係を深めていきますが、金目当て女
だと思い込んでいたトリーナの本当の姿を知ったジャックスは、トリーナへの想いとサインボールを奪うと
いう目的に板挟みになりながら、自分の正体を中々言い出せずにる中、ある時トリーナに免許証を見ら
れてしまいます。トリーナとジャックスがともに過ごす時間に隣人達との絡みを調子良く盛り込まれていく
中、個々のエピソードをしっかりと描く事によって、感情のやり取りや動きに妙を出しながら読ませていく
感触が○。そしてジャックスが自分の正体を隠してはいるものの、相手を見つめる視線自体は真っ直ぐ
に内面に向けられているのが良いんだなあ〜(^^)二人が交わす会話もウィットや洒落っ気が冴えを見せて
いたし、からっとしつつも、要所要所で感情的にギュッと引かされたりしながら、最後まで快く楽しめました。
各々のスタンスを見せながらも、様子を見るようにゆったりと構えたオチも好きだな〜。面白かったです♪
スピンは「Just for Kicks」。ツンツン頭スキーには要チェックな一冊になるかも(笑)翻訳されますように。
- 2007/09/29(土) 23:59:05|
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今月の新刊の中では、J・マクノート以外で最も期待していたのがスーザン・アンダーセンの作品。
以前からアンテナに引っ掛かっていた作家さんの翻訳は嬉しいですね。来月のMIRAも期待だな。
インテリア・コーディネーターのヴェロニカは、殺害された姉の娘のリジーの面倒を見る為に帰郷
し、嫌々ながらも姉が経営していたバーの手伝いをする事になった。バーは雇われバーテンダーの
クープが仕切っていて、反発しながらも二人は惹かれ合うが、クープには隠された目的があり・・・。
私的に物足りない作品が多かった(笑)ラズベリーさんですが、遂に当たりが出ましたね〜。雰囲気
としては軽めですが、随所にパンチのきいた、とっても活きの良い作品。楽しくて大満足です(^^)
ヒロインのヴェロニカは、インテリア・コーディネーターとして成功していますが、姉が殺害されたとの
知らせを受けて帰省し、姪っ子のリンジーの面倒を見ながら、姉が経営していたバー「ホンキー・
トンク」の手伝いをする事になります。気が強くてしっかりとしたタイプで、上昇志向がある分、物の
見方がちょっと偏っていたりもするけれど、自分のそういう思考を省みれると同時に父親にバーで
こき使われて育ったという背景がヴェロニカの生き方や価値観に影響を与えているという部分が、
過不足無く描き出されていたので、嫌味な印象にはならず、そのあたりの加減がちょうど良い感じ
でしたね〜(^^)これがお嬢様ヒロインだと悪い方にいっちゃったかも知れないけれど(笑)マリッサ
との開けっぴろげな会話も楽しいし、ウジウジとせずにクープを押し倒す(爆)だけの思い切りの良さ
が痛快な一方で、リジーの親代わりとして一生懸命頑張っては、失敗して凹んだりする姿が何とも
微笑ましくて良かったなあ〜。ピリっとしつつも、可愛さが自然と窺えるキャラがナイスでしたね(^^)
元海兵隊員で実は売れっ子作家でもあるヒーローのクーパーは、身分を隠したまま「トンク」のバー
テンダー業をしながら、子供の母親の殺害容疑をかけられて、行方をくらましてしまった異父弟の
エディの無罪を証明しようとしています。このクープですが、基本的には男臭くてシニカルだけれ
ど、これまた可愛い面が見えたりでニンマリでした(^^)プレゼント攻撃をしつつも、ヴェロニカの部屋
のドアを開けられなかったりや猫のブーにぼやく姿が良いんだなあ〜。また自分好みの息子に変え
ようとした母親のエピソードからは、ほろ苦いものを感じさせて、ちょっとキュンとさせたりも(^^)
でもクープ自身は優しくて率直だし、アニキ的な表情の中に微妙にガキ臭さを垣間見せたりする
キャラが魅力的。あと私的にはブロンドのツンツン頭っていうのにもツボが刺激されました(笑)
ヴェロニカとクープを囲む脇役達では、ヴェロニカの親友のマリッサが一番目立っていましたが、
マリッサとコディのロマンスは、サイドと言える程ページが割かれていたわけでは無いけれど、
子供達の賑やかなやり取りと共にストーリーに軽く色を添える感じで、主流からはみ出ない程度に
納まっているのも○でした。それから次回作でヒーローになるザックの顔見せは嬉しかったりも。
クープと関係を持ったヴェロニカは、リジーの面倒を見ながら「トンク」で働く日々を送りますが、
ひょんな事から、クープがエディの異父兄である事実が明らかになると同時にエディの無実を証明
しようとしている事を知らされます。ヴェロニカとクープのロマンスは、二人の間に通う性的な緊張感
を歯切れ良く出しながら、感情的な部分に踏み込んでいく流れの中で、育った環境が各々に与え
た影響の大きさを如実に物語るやり取りや想いを伝え合ってはいても、完全に真っ直ぐになり切れ
ない二人の心模様が軽妙に描出されていて、カラッとしながらも、甘くもあり、またちょっぴり切な
かったりのトーンで読ませましたね。その微妙な色合いがとても良い感じで、独自のカラーを感じ
させる作風だなあ〜とも(^^)姉殺害のエピソードは添え物程度でしたが、ストーリーは導入から
手ごたえもノリも良くてスムーズだし、ホットに面白く弾けつつ、甘さや優しさがしっかりと息づいて
いるのが何よりも印象的だったかな。キャラも鮮やかで○。楽しくてご機嫌な一冊でした(^^)
この作品は「The Marine Series」の一作目ですが、後書きによると二作目の「Getting Lucky」
の翻訳が決定しているそうです(^^)三作目の「Hot & Bothered」は、作中で言及されていた
「ロケット」(笑)がヒーローになる模様。四作目の「Coming Undone」は本国では来月に発表
されるみたいですね〜。今後も是非読んでいきたいので、シリーズの翻訳を願うばかりです(^∧^)
- 2007/08/13(月) 23:59:56|
- スーザン・アンダーセン|
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