スーザン・マレリーの初期のLS。お友達のお薦めもあり、以前から探求していた作品です(^^)
諜報員のジェイミーは、新人時の教官で、かつて短期間関係を持った後に別れたザックが中東で
ゲリラの人質になっている事を知り、救出作戦を立てた。ザックを助け出した直後に諜報機関の
仕事を辞めたジェイミーは、ザックと共に過ごしたキャビンへ向かうが、退院したザックも姿を現して・・・。
うわ〜、久し振りに良作のLSを読みましたよ(笑)裏のあらすじを読んだ限りでは、諜報員のサバイ
バル物かな〜とか思っていたのですが、違いましたね(^^;)しっとりとした真面目さが良いんだなあ〜。
家庭や友人に恵まれず、諜報員として一般社会から孤立して生きてきたジェイミーとザックが人生の
岐路に立ち、自分の過去や内面を顧みつつ、相手に向き合いながら気持ちを通い合わせていく過程
や各々の心の機微が、丁寧かつ真っ直ぐに描かれていて、これが切なかったり優しかったりしながら
読ませましたね〜。不安を抱えていても、将来に目を見据えてザックに心を差し出す真摯で勇敢な
ジェイミーと一つの生き方しか知らない、不器用で孤独なザックが揃って◎。ストーリーの流れにも無理
が無くて、手際良くまとめながらもギュッと感情が込められた作品でした。初期のLSなので入手の問題
がありますが、未読の方には是非読んで頂きたいな〜と思います(今更読んだ私が言うのも難ですが・笑)。
- 2008/02/04(月) 23:59:00|
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C・ブロックウェイに取り掛かる前に、S・ブロックマンのLSに着手しました。TDDの続きはいつだろう〜(呆)
暴力的な夫と離婚し、娘と暮らすクラブ歌手のジェスは、アパートの新しい借り主のロブと惹かれ合っていた
が、自分の事を語らないロブは謎めいた所があった。そんな中半年前から近辺で殺人事件が連続して起こり、
被害者達とジェスの外見が似ている事やFBIが分析した犯人像とロブが一致する事が明らかになって・・・。
「TDD」&「TS」以外のブロックマンの作品は、私的に平均点の面白さに落ち着いてしまう事が多いのですが、
今回もそんな感じかな〜。キャラ形成はいつもながら上手くて、ヒロインのジェスの明るくてポジティヴな姿勢
が好印象だし、ジェスの事を想いながらも、明かせない秘密のせいで苦悩するロブの真面目な一途さも、
ブロックマンらしい温度感が感じられて中々だなあ〜と。それからジェスの娘のケルシーの愛らしさや賢さも、
朗らかな色を添えていて○。ジェスとロブのロマンスに、連続殺人事件を絡めたストーリーは、FBIのお粗末さ
が気になりつつも、展開的に無理無く読ませていくとは思いますが、抜けちゃうような勢いやパワーは見られ
ずでした。でも主役キャラが気持ち良く描かれているのが何よりで、トータルではまあまあといった所です(^^)
- 2007/09/23(日) 22:47:37|
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昨年に読んだ「きみの声が聞こえる」以来お久し振りなシャロン・サラのLSです。2005年の作品。
DEA捜査官のソノラは、殺害された弟の復讐に燃える麻薬ディーラーから身を隠す事になった。
バイクで当ても無く走らせたソノラは、自分の意志とは関係の無い、見えない力に導かれるように
辿り着いた土地で、アダムというヒーラーの男性に出会い、顔も知らない父親の元へ向かうが・・・。
「オールド・ワンズ」といういにしえの神々の力に導かれたヒロインと父親が結ぶ親子の絆やヒロイン
を優しい目で見つめるヒーローとのロマンスに、古代の神を呼ぶまじないという不思議な要素を織り
込んだストーリーは、シャロン・サラらしい素直さが感じられる内容でしたが、全体的にパンチ不足
だったかな〜。ヒロイン側と麻薬ディーラーのミゲルのトホホなずっこけ振り(笑)がストーリーの
中で絡まずに分離しちゃっているような感じだったし、ヒロインを捨てた母親の事等もう少し背景を
描き込んで欲しかったと思いました。「きみの声が〜」とかみたいに感情面に強く響いて読ませる程
では無かったです。キャラは○でしたが、ストーリー自体は可も無く不可も無し〜って所でしょうか。
8月にHQ文庫から「愛は時空を超えて」が再販されるそうですが、この作品も良いけれど、私的には
「愛は遠いあの日から」の方が断然好き。この作品と「きみの声〜」が大のお気に入りです(^^)
- 2007/07/22(日) 23:59:26|
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プレゼンツ以来ご無沙汰のJ・クレスウェルのLS。本国で92年にイントリーグから出た作品です。
一度も会った事の無い祖父を訪ねてアメリカにやって来たアンは、宿泊先のホテルで何者かに
誘拐され、山小屋に軟禁されてしまった。数日後、どうにか逃げ出したアンは、祖父の継子の
ジョシュの家に偶然辿り着き、事情を説明するが、ジョシュから祖父が急死したと聞かされて・・・。
オープニングからヒロインが誘拐されて以降、展開の速いサスペンス面をメインに多くの脇役達を
絡めながらストーリーは進んでいきますが、サスペンスの速度に対して感情面が置いていかれて
しまっている気がしたかなあ〜(^^;)祖父の死=ヒロインのせいみたいな見方をするヒーローを
始めとした親族達の態度(全員がそうってわけでは無いけれど)を物ともせずに、毅然と振る舞う
ヒロインの姿は中々でしたが。サスペンスの勢いがあるのはまあ良いのですが、ロマンスはあっても
無くても大差無いような、取って付けた感じが否めずだし、過去にヒロイン似の儚げ美人の元妻に
痛い目に合わされたせいで、ヒーローがヒロインを財産目当てと思い込むあたりも、すぐに誤解を
解くとは言え、ありがち過ぎて萎えました(笑)作品的には可も無く不可も・・って所でしょうか(^^;)
最近は私的に外れの方が多いようなLSですが(爆)、今月のシャロン・サラの新刊に期待かな〜?
- 2007/06/10(日) 19:18:18|
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祝クレオ・ノース・トリロジー刊行♪という事で(笑)、ラブレースの未読LSを一冊ピックしました(^^)
隣人のサムが一晩中カントリー・ミュージックを流し続けるせいで、眠れずにいたモリーは、苦情の
電話をかけたが、受話器を通して銃声が聞こえた為、警察に連絡をした。だが当のサムには何の
怪我も無く、モリーが間違い電話をかけた事が判明するが、その後モリーの家に侵入者が入り・・。
快活で自立心旺盛なヒロインと事故の後遺症に苦しむ空軍少佐ヒーローが、ストーリーの中心で
しっかりと立つ中、殺人犯に狙われるヒーローに頼りつつも、自分の意志を通す強さをきちんと持ち
合わせているヒロインのバランス感もちょうど良い感じだし、ヒロインを守るヒーローのさらっとした
魅力も中々。ヒロインがアクセントを聞き分けて、犯人の目星を付けるサスペンス面ともつれの無い
ストレートなロマンス面もまとまりがあって流れが良く、トータルで無難に楽しめた作品でした(^^)
来月、再来月のクレオ・ノースが楽しみですね〜( ̄m ̄*)あと気になるのは「オメガ」の続き(笑)
- 2007/05/29(火) 21:18:25|
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L・ガードナーのHQ時代の作品で、放蕩三昧の挙句、飛行機事故で死亡したとされたマクシミリアン
を父に持つ異母兄妹の三部作です。お友達のお薦めを受けて(感謝!)、やっとこさ着手しました。
まずは「赤い髪の伝説」から。兄妹の末っ子で結婚カウンセラーをしているマギーと恋人殺害の
濡れ衣を着せられて服役した後に脱獄したカインのお話ですが、これが文句無く面白い!カインが
マギーを人質に取って逃亡する序盤から一気に惹き込まれました。ストーリーは安定した力強さ
と勢いがあり、各々が抱える孤独や心の傷が微細に浮き彫りになる中、ちょっとしたユーモアが
盛り込まれているあたりも上手いし、相手を理解して思いやる事が出来る二人の関係性が、真っ直
ぐな目線を通して、しっかりと感情がこめられながら巧みに描き出されていたのも◎でした。優しい
カインと逃亡生活を機に、自分の殻を打ち破って強さを見せるマギーも魅力的だし、カインを陥れた
父と兄が傾倒する狂信的カルト集団絡みのネタも説得力のある使い方をされていて、切れのある
ストーリー展開に人間味溢れるキャラ、そして深い感情描写とトータルで抜群だなあ〜と感服する
事しかり。最近のLSではお目にかかれないハイレベルな内容で、申し分の無い一冊でした(^^)
続いて「月夜の復讐」。兄妹の真ん中で元海兵隊員のC・Jと両親と恋人を奪った事故の真相を突き
止める為に、身分を偽って帰郷したタマラのお話ですが、あまりの面白さにガツンとくらった一作目
の後だと、う〜ん・・・上手いんだけれど、好みからは外れるかな〜。タマラが事故で負った傷の深さ
が丁寧に映し出される一方でC・Jを受け入れまいとする頑なな態度が、ストーリーの3分の2あたり
まで長引いたのが、私的にはちと疲れました(^^;)なので、C・Jの優しさや献身振りに救われた感
が強いですね(笑)ストーリーはタマラの再生を中心に描かれていて、事故の真相に関する謎解き
は、予想がつくオチだったし、ブランドンが兄妹の父親に関する事実を追い始めたりと次回作への
布石が打たれていました。ガツンとくらった一作目ほど夢中になれなかったのが残念だったなあ〜。
最後に「探し求めたものは・・・」。兄妹の一番上でオレゴンの森林消防隊へ入隊したブランドンと
ブランドンに部屋を貸す牧場主のビクトリアのお話ですが、これがまたエモーショナルに読ませる
内容でしたね〜。妻を幸せに出来なかった為に、自分は父親と同じような人間なのだと苦悩する、
ブランドンの真面目でストイックな姿が丁寧な筆で描き込まれていて、特に長男だから強くなければ
いけないと感情を抑え込んできた部分は長男スキーのツボを直撃(^^)苦労しながらもタフで前向き
なビクトリアも好印象でした。また父親にまつわる過去のエピソードや死の真相、そして「臨場感が
ある」とお友達から聞いていた、終盤の森林火災の下りまでストーリーが弛む事無く、最後まで興が
尽きない、水準の高い内容でしたね。この面白さの後に読むLSが気の毒になるわな、マジで(汗)
三作品を通して感じたのが、土台のしっかりとしたストーリーの上手さは勿論の事、キャラ造形と
感情の描出が抜群だという事ですね〜。シングルタイトルを読んでいるので、L・ガードナーの高い
筆力はわかっていましたが、LSという枠の中で、これだけ一体感のある作品を生み出せるのが
また凄い。一番のお気に入りは一作目で、二作目は好みからは微妙に外れますが、三作揃って
面白さと上手さが冴える内容でした。作家競作から出ている作品も必読ですね、これは(^^)
文庫に着手する前にLSをもう一冊くらい読んでおこうかな〜と思いつつも、やめておきます(笑)
先月出たL・ガードナーの新刊着手前の前哨戦という事で(?)、満足満足の読後です(^^)
- 2007/05/07(月) 19:30:07|
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大きく外さずに楽しめそうかな〜という事で「キャバノー家の真実」の続きに着手しました(^^)
随分と久し振りなので、子供達の名前等々ちょっと忘れ気味なのですが(^^;)今回はアンドリュー
父さんとこの双子の片割れのテリーと相棒刑事ホークのお話。読んでいて思ったのが、とりあえず
子供達は適当に幸せになってくれればOKという事ですね(笑)このシリーズは父さんに尽きるな〜
としみじみ実感。父さんと記憶を失っている母さんの再会シーンにはホロホロとさせられました(涙)
今回もまた進展がアリで、父さんの幸せが少しずつ見えてきた感じですが、とにかく続きを早急に
読ませて貰える事を願うばかりですね〜(^∧^)またしても父さんの愛に泣かされた一冊でした。
・・・とメインのロマンスをレビューせずに終わりますが、私的にメインは父さんなのでヨシかと(笑)
- 2007/05/05(土) 21:32:22|
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