今月二見さんからボブ・メイヤー作品が出るとの事ですが、ついでに(笑)クルージーとの共作を出して
貰えたら嬉しいなあ〜と(^^)本国での評判も良さげだし、いつか読める事を願うばかりです。何卒〜(^∧^)
- 2008/04/02(水) 23:25:55|
- ジェニファー・クルージー|
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J・クルージーの9月刊をようやく解禁。SEPの前に読了していたのですが、体調不良が重なった為、
再度読み直しつつ、今頃レビューしています(笑)それにしても今年はクルージー作品がよく出ましたね♪
オハイオ州の小さな町に住むマディは、夫のブレントの車のシートの下からパンティを見つけてしまい、
ついに離婚を決意した。そんな時、町にかつての不良少年のC・Lが帰郷し、ブレントに会いに家を訪ねて
くるが、初体験の相手でもあるC・Lに惹かれるものを感じたマディは、関係を持とうと誘いをかけるが・・・。
個性豊かなキャラ達を賑やかに交錯させつつ、細やかに伏線を敷いたミステリーを絡めたストーリーは、
クルージーらしいテイストが随所に効いていて、期待通りの面白さでしたね。楽しく一気読みでした(^^)
ヒロインのマディは小さな田舎町に住む教師。夫の車のシートの下から浮気の証拠品のパンティを発見し、
遂に離婚を決意します。昔から優等生としての評判を築いてきたマディですが、ただの優等生キャラでは
無い、「小さなコミュニティに住む、真面目な良い子」というキャラが、全篇を通して手厚く、また細やかに
描かれていましたね(^^)本当の自分自身を見出しきれてないあたりもまたクルージーのヒロインらしい
と言えるかな。マディが、小さな町の中で良いイメージを保ったまま、特別な変化も無く生きてきたという
事が、飾らない雰囲気や価値観から如実に読み取れると同時に思いや悩みを葛藤させながら、自分の
殻を打ち破る姿は、自然な温度感があって○。また時には感情に走ったり、判断ミスをしたりしつつ、
母親、娘、一人の女性として様々な表情を見せながら、機微や変化が浮き彫りになった内面から着実
に読ませるのも好感触でした(^^)あらすじには「離婚即決」と書いてあったけれど、実際はマディの感情の
段階をちゃんと踏みながら描かれているので、ただ勢いで突き進むようなものとはまた違ったのも私的
には良かったと思います。普通っぽい雰囲気の中に頭の良さがやセンスがしっかりと光るヒロインでした(^^)
町の保安官を務める伯父夫妻の元で育ち、かつては不良少年だったヒーローのC・Lですが、現在は
会計士という堅実な職業に就いています。会計士と言うと、保守的なイメージのせいか、ロマンス小説
では当て馬君によく使われるので、ちょっと意外な感じがしつつも、このC・Lのキャラが凄く良かったんで
すよね〜(^^)昔は問題児で、37歳の今は堅実な人生を築いているという事だけれど、どこか少年
っぽさが残ったような雰囲気や五年生の時からずっとマディに片想いしているという一途なところが◎。
マディとC・Lの出会いのエピソードなんかも甘酸っぱいやら温かいやらで素敵だったなあ〜(^^)同じ町
で同じイメージを守ってきたマディに対して町を出て暮らし、堅実に成功しているC・Lの成長振りなんか
も着実に窺える中、とりわけC・Lとエムのやり取りは絶妙と言えて、賢くて敏感なエムに接するC・Lの、
エムの目線と同じ高さに合わせて話をする誠実な態度や段々と信頼関係が築かれていく過程に、
クルージーらしい知性や機知の光りを感じつつ、二人の間に流れる温度感にはちょっと特別なものを
感じましたね。エムを子供扱いせずに、対等の立場として見ながら会話を交わすのも、どちらかと言うと
子供が苦手というC・Lらしいやり方とも言えるんだろうな〜と納得したりも。マディに対する粘り強くて
ひたむきな姿勢も好ましいし、理解ある物の見方や懐の深さ、そして肩の力が程良く抜けている感じが
ナイスで、おのずと親しみを覚えるような魅力が好印象でしたね(^^)この一途さはライリーと並ぶかも(笑)
町の住民達を中心とした脇役陣については、クルージーらしく一癖二癖あるキャラが揃っていましたが、
まず、マディと親友のトリーヴァの関係は思いがけない事実をはらんでいたりと、ポジティブな部分だけで
終わらないあたりが、よく描かれる「女同士の友情」とは異なっていて、秘密を抱えていたトリーヴァの
苦しみやマディの傷ついた胸の内を含めて巧妙に読ませる、味わい深いエピソードでしたね〜(^^)
あとエムとトリーヴァの娘のメルのやり取りは大人顔負けで痛快だし(こういうのもクルージーは上手い)、
C・Lの伯父夫妻の存在もピリッとしながらも温かくて○。それからマディの母親の言動を通して、住民
が皆顔馴染みで、世間体重視&噂話が最大の楽しみという町の体質がよく現れていたなあ〜と
思います。マディとC・Lを囲んでドタバタと展開していくものの、キャラ達の立ち位置は勿論ちゃんと計算
されていて、各々の個性の出方も申し分無し。わんこのフィービーもかなりポイント高しですが、中でも
曲者極まりないマディの祖母ちゃんの存在感はあっぱれでしたね(^^)そして小道具はカントリーミュー
ジックやチョコレート。冷凍のブラウニーをかじったり、マディとトリーヴァがキッチンでマニコッティを詰め
たりと、極々自然に日常感が漂うのも好きだなあ〜(^^)こういう部分を細かく、彩り豊かに描き込んで
くれるのもまたクルージーの特色と言えて、私的には無くてはならないお楽しみの一つでもあります。
ブレントが何者かに殺害され、マディに容疑がかかる中、ブレントが会社のお金を横領していた事実が
発覚し、脅迫電話を受けながらも、マディは真相を突き止めようと動き始めます。些細なエピソードが
ブレントの死を巡る事件面に繋がりを見せたりとミステリーの部分における興もしっかりとありますが、
「良い子」だったマディが一皮向けていく、自己発見の物語としての部分が大きいと言えて、個性の
立つキャラ達とその関係性、手厚い心理描写、ウィットとユーモアが効いた会話のやり取りと共に明るく
楽しい色合いで描かれた内容でしたね。とりわけ解放されたマディの、終盤の言動の数々には笑いを
誘われつつ、爽快感を覚えたりも。クルージー・マニアにはオイシイ良作でした(^^)面白かったです。
アンソロジーや共作はさておき、とりあえず残っている未翻訳作品は「Crazy for You」ですね〜。
今年はHQも含めて、嬉し涙が出るほど翻訳が続きましたが、この勢いで来年もお願いしたいわ(^∧^)
- 2007/11/08(木) 23:59:54|
- ジェニファー・クルージー|
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翻訳された作品全てが当たりの作家と言えば、SEPとクルージーですね。作品を読む度ににがつん
がつんとやられっぱなし(笑)今ではクルージー作品無しに私の読書生活はありえないです(^^)
夫の浮気が原因で離婚したルーシーは、ある日食事を済ませたレストランの外で、店内で見かけて
いた魅力的な男性に路地に引きずり込まれ、何とか自力で逃げ帰った。だが刑事だと言うその男性
ザックが自宅に現れ、元夫が関与していると思われる横領事件を捜査している事を告げられて・・・。
離婚ホヤホヤのヒロインのルーシーと元夫が関わっていると思われる横領事件を捜査する刑事の
ヒーローのザックのロマンスですが、シングルタイトルに比べるとおとなしめと言えるけれど、終始
スムーズな展開で、キャラ、ストーリー共にクルージー印がしっかりと光る楽しい作品でした(^^)
離婚を機に自立した人生を送ろうと決意しているヒロインのルーシーですが、真面目さとおとぼけの
バランス感が絶妙で、人の良さや自然体な雰囲気がいかにもクルージーのヒロインらしいし、自立
しなきゃと思いつつも、肩の力が良い具合に抜けているあたりが微笑ましくもあったりと好印象(^^)
髪の毛が苔色になったり、わんこズに話しかけたりのエピソードではくすくすと笑わせてくれるし、
バッグや野球バットを持っての立ち回り振りもあっぱれ(笑)親近感を感じさせるヒロインでしたね。
そして外見は危険なタイプというヒーローのザックですが・・・ルーシーにバッグでたたきのめされる
わ、ルーシーの隣人の飼い猫に襲われるわのやられキャラ振りがツボ直撃(爆笑)期待通りの活躍
だけで無く、ザックがたたきのめされていないと否定するのもおかしくてナイスだったなあ〜(笑)
スマートにかっこよく見せ切れないあたりが、何とも可愛いと同時に魅力的に映るんですよね(^^)
加齢恐怖症かと思いきや(笑)、あっという間にルーシーに惹かれてのメロメロな陥落振りやわんこ
ズの父親になる発言もニンマリ。しっかりと笑いを誘ってくれる間の抜け方はやっぱり◎です(^^)
脇役陣に関しては、ルーシーの姉のティナとザックの相棒のアンソニーが、存在感たっぷりに描か
れていましたが、世話焼きで妹思いのティナとルーシーの会話やザックとアンソニーの掛け合いも
歯切れ良く、からっと読ませるなあ〜といった感じで、センスを感じさせつつ、ユーモアやウィットが
冴えていましたね(^^)雰囲気だけは、「良い刑事と悪い刑事」的とも言えるザックとアンソニーの
コンビ振りも結構好きだったり(笑)ルーシーのわんこズの中では、「死んだ振り」が特技(爆)のハイ
ゼンベルクに尽きるなあ〜(笑)また一匹お気に入りわんこキャラが増えたりも(^^;)キャラの配置
の上手さは勿論の事、ザックがピートを拾ったり等のエピソードも温もりがあって良い感じでした♪
ストーリーは、ルーシーとザックのロマンスを軸に二人のブラッドリーが絡むちょっとしたミステリー
やキャラ達の明るいやり取りを盛り込みつつ、クルージーならではの特色が活きていて、軽妙な
筆致が最後まで安定しているのはさすがだなあ〜と。とっても楽しくて、ご機嫌な一冊でした(^^)
20日に集英社さんから出る新刊が楽しみです。今年はクルージー作品の翻訳の当たり年だわ(喜)
- 2007/09/15(土) 20:13:45|
- ジェニファー・クルージー|
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1999年のSS。お目当ては勿論クルージー(^^)北米作家オンリーなのも私的に良かったですね。
「熱いふたり」 ジェニファー・クルージー
新商品の香水のマーケティングを担当するヒロインとマーケティングの財務面を監督するヒーロー
のお話。やっぱりクルージーは面白いですね〜。抜群(^^)人の話を聞かないヒーローに笑いを
誘われつつ、そんなヒーローに話を聞かせる事によって、対等のパートナーシップを築こうとする
ヒロインのスマートさが明快に描き出されていて○。秘書でもある親友との女同士の会話も小気味
良くて楽しいんだなあ〜(^^)ルックスが良くて、仕事も出来て・・・と典型的なタイプかと思いきや、
どこか決まりきらないような(笑)、間の抜けた雰囲気を感じさせるヒーローも可愛くて、クルージー
らしいキャラと言えるかな。ユーモアと機知が冴えを見せる作品。期待以上の面白さでした(^^)
「愛人と呼ばないで」 キャリー・アレクサンダー
銀行の副頭取を務めるヒーローとの結婚を夢見るヒロインとヒロインに愛人関係を持ちかけるヒーロ
ーのお話。本当の自分をさらしながら、ヒーローにぶつかっていくヒロインのポジティヴな姿が
微笑ましいし、過去の離婚経験も手伝って鈍感気味のヒーローも可愛げがありましたね(^^)
話の分かるヒロインの友人もナイスだし、コミカルなスパイスのきいた、キュートなお話でした♪
「夏色のトレイシー」 マリー・フェラレーラ
人は良いが、ときめかない恋人からのプロポーズに迷うヒロインとヒロインの幼なじみが昔共に
過ごしたサマーハウスで再会するお話。幼なじみの色が強くて、ロマンス的に盛り上がる程の
手ごたえは無かったけれど、遠慮の無い会話や子供の頃のエピソードが、ストーリーに程良く
弾みを与えていて、トータルで無理の無い内容にまとまっていましたね。まあまあだったかな〜。
- 2007/08/18(土) 11:52:54|
- ジェニファー・クルージー|
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大好きなクルージーの新刊。やっぱり期待を裏切らない内容でしたね〜。とーっても幸せです(^^)
以下毎度お馴染みのウザったい長文レビューにつき、苦手な方はスルーかバックして下さいませ。
妹の結婚式の為にダイエットをしているミンは、突然恋人に振られてしまい、その直後に恋人が
プレイボーイと評判のキャルに、一ヶ月以内にミンをベッドに誘えるか否かという賭けを持ちかけて
いるのを偶然耳にしてしまった。怒りながらもキャルの誘いに乗ったミンは食事だけ共にし、以後
付き合う意志は無かったが、何度も再会する内に二人は徐々に惹かれ合っていって・・・。
まず登場人物のページを見た瞬間にニヤリ( ̄ー ̄)これだけの人数がストーリーにどう絡んで
来るのかと、ワクワクしながら取っ掛かりましたが、生き生きとしたストーリー、独立した個性が輝く
キャラ達、そして抜群に冴えるウィットとユーモアが一体となって魅せまくる、愛すべき作品でした♪
ヒロインのミンは33歳で、3週間後に控えた妹の結婚式に向けてダイエット中の保険数理士。賭けは
しない慎重な性格だけれど、靴だけは奇抜なデザインの物を好み、大のプレスリー好き。特別美人
で無くとも頭が良くて、堅実派な一方で恋愛に対して素直に向き合えず、どこかデリケートな
ものを感じさせるミンのキャラは、まさしくクルージーのヒロインだなあ〜と。賢くて思いやりがあり、
正しいと信じる事を堂々と主張出来る反面、娘を痩せさせるべく、あれこれと干渉する母親の良い
ようにさせていたり、殊恋愛となると理屈をこねて及び腰になってしまうミンの内にある強さと弱さが
細やかに描き込まれる中、33歳という年齢や要ダイエットな体型だけで無く、傷つく事や失敗を
恐れて、賭けに踏み切れないミンの安定志向や自信の無さ(母親に体型の事を言われ続けてきた
せいもあるかな〜)には親近感を覚えたし、あれこれと思い迷う姿も等身大そのもので、普段は
理知的ないい大人の不器用振りが何とも微笑ましいんだ〜(^^)パンやドーナツの誘惑に負ける
だけで無く、おいしそうに物を食べるのも好感度が高くて、飾り気の無い温度感が◎でした(^^)
家業の弁護士事務所を継がずに、友人二人とセミナー会社を経営しているヒーローのキャルは、
女性と付き合っては「ポイ捨て」(笑)を繰り返すプレイボーイで、クライアントに持ちかけられた
賭けのせいで、渋々ミンに声を掛ける事になります。さらっとしたセクシーさと気の良さが良い感じ
に光るキャルのキャラですが、情の薄い両親に育てられた事による心の傷が癒えずにいて、だから
こそ他人の痛みを敏感に察する事が出来る思いやり深さや優しさもあるし、ミンにはもう会わないと
か思いつつも、しっかりと恋しちゃっているのがこれまた可愛かったり(^^)クルージーのヒーローは
ルックス的にも良い男なんだけれど、マッチョ度はさほど高くなくて、よりスマートさが勝るタイプが
多いなあ〜といった感じですが、スマートなくせにやられキャラ(笑)なのが私的に激ツボで、リザに
バッグで殴られるわ、野球のボールが後頭部を直撃するわのキャルは、そういった意味でも期待に
答えてくれたとでも言うべきかも〜(爆)思い切り笑わせて貰いました(鬼発言)ミンと同様に自分の
気持ちに素直になり切れない一方でフットワークが軽くて、料理上手でマメ。そして何だかんだ言い
つつも、ミンにメロメロに甘いキャルのキャラのバランス感が凄く良いんだなあ〜(^^)クルージー
作品のヒーローズはどのキャラもお気に入りですが、今回のキャルも大当たりでホクホクです(^^)
そして脇役達ですが、これが愉快な面々で、気が置けないやり取りが歯切れ良く、巧みに描かれて
いましたが、毒気があって勝気なリザとおとぎ話信奉者なくせに、三人の中では一番しっかりして
いるボニーに、一見ちゃらんぽらんなようで、結構真面目で思いやりがある、カオス理論(これが
またツボ)の持ち主トニーと人が良くてほのぼのとしたロジャーの各々の立ち位置も絶妙。ミン
とキャルのロマンスに口を挟む様や肩の力を抜いて付き合える親友関係は、ストーリーの重要な
一角をなしていて、その明るさや気取らなさ、厚い友情が楽しいし、また六人が揃ってカップルとして
納まらないのも自然な感じで、特にリザとトニーのからっとした関係は凄くらしいなあ〜とも(^^)
ミンとキャルの家族関係では、キャルの甥っ子のハリーの愛らしさにニンマリ。あと元恋人を奪還
すべく奮闘(?)するデヴィッドとシンシーの迷コンビ振りもどこかズレていて笑えたなあ〜(笑)
キャルの友人のレストラン「エミリオズ」のウエイターのブライアンは、あの愛想の無いキャラと
キャルの頭をメニューで叩くという行為に一票投じたいですね(やっぱりそこかい・爆)キャルの
隣人で惚れっぽいレズビアンのシャナやエミリオも味があって○。でも私的に一番のお気に入りは、
やっぱり猫のエルヴィスかな〜(^^)キャルの後についてきちゃっただけで無く、ステレオの操作を
こなす利口さやスノーグローブ破壊にミンの失敗作チキンの平らげ振り等あっぱれでした(笑)
あと小道具の使い方が抜群。ミンの奇抜な靴やスノーグローブにドーナツやチキンマルサラ等が、
個々のシーンに色を添えて盛り立てる役割を担っていましたね〜。キャルがドーナツをミンの口に
放り込むシーンなんて、お決まりのラブシーンよりもよっぽど甘くて、ドキドキ感が募るし、その後の
オチは最高でした(爆)ミンの靴にはキャルだけで無く、ハリーも魅せられちゃうし、私的にはこうした
小道具から、日頃忘れがちな日常生活の温かみや豊かさを感じる事が出来るのがまた魅力的
で、ほっこりと幸せな気持ちになったりも(^^)こういう感覚ってクルージーの作品ならではだな〜。
何度も顔を合わせる内に惹かれ合いながらも、相手に対して素直に気持ちを表せない二人は、
憎まれ口や皮肉を交わしつつ、ミンはキャルに賭けの話を切り出せないまま、気持ちが深まって
いきます。ストーリーは流れこそ一定な感じですが、ミンとキャルのロマンスを中心に、二人の心情
の揺れや丁々発止の会話、友人達との賑やかなやり取り、家族関係等を盛り込みながら、甘くて
可愛いと思えば、時にはもどかしくあったりと、始終明るく軽やかなトーンで読ませるし、程よく
手綱を締めつつも、主役の二人を始めとしたキャラ達が伸び伸びと個性を発揮しているのが痛快。
またミンとキャルが相手の家族の前でバシッと言うシーンは気持ちが良いと同時に相手への思い
やりや理解が感じられて良かったし、軽妙なシーンやセリフが多くある中、ミンがボニーに自分の
おとぎ話を涙ながらに語るシーンやおとぎ話は子供のためのものじゃないっていうセリフはとりわけ
印象的で、切り口こそ軽めだけれど、語る事は深く妙味あるんですよね〜。最後の「その後」も
さっくりとしたまとめ方で、しっかりと楽しませるあたりが上手いなあ〜と感服する事しかり(トニーと
ダイアナのオチは予想通りでニンマリ)。キュートで楽しくて、ご機嫌そのもの。クルージーならでは
の魅力が溢れ出る極上の一冊でした。とりあえず例のドーナツは是が非でも入手せねばね(笑)
クルージー作品が今後もライムさんから翻訳される事を願うばかりですね〜(^∧^)ライムさんだと
刊行のペースも良いし、当てに出来ると信じたい(笑)そして長々とお目汚し失礼致しました(爆)
- 2007/06/16(土) 23:59:27|
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クルージーの新刊。そろそろシングルタイトルを読みたいですね〜。どっかから出ないかな?(^^)
ラジオ番組のプロデューサーのアリーは、恋人に振られた直後に深夜番組へと異動させられて
しまった。ショックを受けてバーへと出かけるが、元恋人と鉢合わせしてしまい、アリーは咄嗟に
その場にいた男性客のチャーリーに近づき、恋人の振りをして欲しいと頼み込むが・・・。
「レディの願い」に比べるとキャラ的にはまとも(笑)ですが、これまたクルージーらしさが冴える
作品でしたね(^^)何となく「ファーストウーマン」を思い出させる印象もあったかな〜。ヒロインと
ヒーローの掛け合いは軽妙で歯切れが良いし、からっとしながらも感情の流れをしっかりと感じ
させ、また相手の本質面に視点を置いたロマンスも○。二人が自分の主義を相手に対して明確に
打ち出すあたりも巧みな筆力ならではの妙味があって、痛快&ご機嫌ですね(^^)今回も音楽
を筆頭に、映画にテイクアウトの中華料理等のお馴染みのアイテムががっちりと揃っていましたが、
やっぱりわんこのサムにはニンマリ。ビリー・ジョエル好きというキャラも微笑ましかったです(笑)
割とまともな(爆)脇役達も要所を押さえた立ち位置で存在感があったし、ツボ直撃の妙ちきりん度
は低めですが、ストーリーの展開や会話、キャラ立ち等どれを取ってもトータルで完成度が高く、
「クルージーのスマートさ」を堪能出来る作品でした。「ファースト〜」の再読をしちゃったりも(^^;)
クルージーのHPに「ファースト〜」のスーズとライリーのお話を執筆中みたいな事が書いてあった
ような感じ(すごーく曖昧・爆)なのですが、もし本当なら凄く嬉しいんだけどなあ〜。ネルとゲイブ
にもまた会いたいしね(^^)あっ、でもガセネタの可能性がありますので、あしからずです(^^;)
- 2007/04/07(土) 21:58:26|
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J・クルージーの新刊。4月にも新刊が出るそうで、嬉しさのあまり小躍りしちゃいますね(^^)
病死した大おじの日記が行方不明になり、メイは探偵を雇って調査を依頼する事にした。大おじが
殺害されたとほのめかせば、日記を盗んだ犯人が慌てて返してくるだろうとメイは予測し、周囲を
引っ掻き回すだけの無能な探偵を選ぶつもりだったが、ミッチェルは予想に反して頭が切れて・・・。
クルージー・ヒロインらしい、飾りっけの無い自然体なメイが「マルタの鷹」を夢想する(笑)探偵
ヒーローのミッチェルのボロ事務所を訪れる、初めの数ページで「キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!! 」
とドツボ直撃で、以降ずーっとニヤニヤしっぱなし(←危険)。とにかく楽しくて一気読みでした。
依頼を引き受けたミッチェルは大おじ殺害疑惑の調査を開始しますが、ミッチェルはメイが何か
嘘を付いているのをちゃんとわかっていて、生前に大おじのアーマンドが不仲だった親戚筋を
一人一人訪ねて、話を聞いていきます。まずこの脇役連中ですが、クルージーらしく個性が
立つ描き方をされていて、読んでいておかしいの何のって(^^)テーブルに3人しかしなくても、
40人分のラザニアを用意させる大おじのジオにその孫で刑務所から出たばかりのカーロは中でも
際立っていましたね〜。メイを巡る人間関係も一風変わった(笑)温かさと賑やかさがあって、
勿論わんこのボブの存在もニンマリ。メイの事が大好きなカーロに襲われそうになったミッチェル
がメイの背中に隠れたのには爆笑だし、やたらとマッチョじゃないのもまたクルージーのヒーロー
らしいなあ〜と。男の性でもある「パイプライン製造と西部開拓」のやり取りや司書フェチなミッチ
ェルを肉を欲しがるボブと同系列に置いたメイの見解には、ユーモアの中にスマートなセンスが
光っていて絶妙。挙げ出すとキリが無いなあ〜。クルージー好きにはたまらないですね(笑)
メインのロマンスは肩に力の入らない自然な描かれ方が好印象で、謎解きは「マルタの鷹」を
意識すれば、犯人の見当がすぐに付く内容ですが、探偵業の手伝いをしていたミッチェルの友人
ニュートンがサムの名文句をオチでちゃんと決めたし(笑)、メイの結婚宣言に対するジオ、カーロ、
クロードの反応もナイス♪先日読んだ「シンデレラになれない」のカップルがミッチェルの友人として
登場していたのも嬉しい要素でした(^^)クルージーならではの空気をたっぷり吸えて幸せです♪
既刊のT2冊に比べると面白さがグッと増しているし、シングルタイトルで味わえるあのクルージー
節の片鱗が随所に感じられる作品でした。再来月の新刊も即買い&読み決定ですね〜( ̄ー ̄)
- 2007/02/09(金) 00:00:22|
- ジェニファー・クルージー|
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